【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●日本株ADR
●自社株買い進捗状況(5日)
●本日の新聞見出し
●今週の相場
●材料銘柄
●今週の予定
●本日の決算発表予定
<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>
米国市場動向:主要3指数は下落。週間ベースでは、NYダウが-0.3%、S&P500が-2.6%、ナスダックが-4.7%だった。市場予想を上回る米雇用統計を受けて、年内の利上げ観測が強まる中、米国株は下落して取引を開始した。
マイクロン・テクノロジー(-13.3%)など半導体メモリー株が急落。セクターローテーションの動きでプロクター・アンド・ギャンブル(+4.1%)など生活必需品セクターが買われ、NYダウは下げ渋る場面も。もっともその後は、金利上昇が株式相場の重しとなり、主要3指数は軟調推移が続いた。午後に入ると、ビットコイン価格が一時6万ドルを割り込むなど、リスク資産への売り圧力が強まった。通期の売上高見通しを引き下げたルルレモン・アスレティカ(-8.6%)など一般消費財セクターが軟調。また、「新株発行による資金調達を検討」と報じられたメタ・プラットフォームズ(-5.5%)などコミュニケーションサービスセクターが下落した。引けにかけても、テクノロジーセクターが売りに押される中、ナスダックは下げ幅を拡大し、大幅安で取引を終えた。S&P500は10週ぶりに下落した。
経済指標動向
■5月非農業部門雇用者数、市場予想を上回る
労働省が発表した5月の雇用統計によると、非農業部門の雇用者数は前月比+17.2 万人となり、市場予想(同+8.8万人)を上回った。
<日本株ADR>
ハイテク中心に、ほぼ全面安
◇上昇銘柄◇
5631(日製鋼所) 原発需要拡大期待で、日本市場は+9%の大幅高
4188(三菱ケミ) UBSが目標株価を1150円に上げ(前回:900円)
◇下落銘柄◇
6857(アドテスト) Morningstarが目標株価を35,000円に上げ(前回:34,000円)
5802(住電工) Jeffriesが目標株価を20,600円に上げ(前回:16,700円)
<本日の新聞見出し>
▼日本証券新聞▼
・原発関連に再び関心 経産省 建て替え目標案を提示
・ヨシムラF・HD 逆行高 はこだてわいん買収
・フマキラー 高温傾向で殺虫剤好調 新商品「おうちバリアスプレー」計画以上の出荷
・PayPay、生命保険に参入 T&Dフィナンシャルを子会社化
▼NIKKEI Prime▼
・EV向けハイテン、溶接の不良減・速度3倍 パナコネクト
・5月の中国販売、トヨタとホンダ大幅減 ガソリン車低迷
・京都工繊大、室温で「スピン量子凝縮」 光スイッチに
▼日刊工業新聞▼
・NTNの移動型独立電源 自衛隊設備に初採用
・無人航空機 東南ア展開 テラ・ラボ タイ政府系と連携
・AI生成のアプリ共有 リコーが社内基盤、外販狙う
・モジュール型エッジDC実証 IIJなど、複合冷却型
▼化学工業日報▼
・住友化学 高純度アルミナ 半導体向け年100億円へ 超微粒タイプ 装置部材で活況 ガラス代替も狙う
・富士紡HD 受託合成 新ライン増設 射出成型能力も拡張 研磨材に次ぐ事業育成
・海洋生分解樹脂 ダイセル、包材・容器用開拓 光沢・透明性に強み
▼日経MJ▼
・アンドエスティ、開業1年 原宿旗艦店でポップアップ90件 スズキとコラボ、SUVでの外出コーデ
・片頭痛の経済損失、年1.5兆円 就労者、月19日分に影響 「無理して勤務」で生産性低下
・BYD、広告塔歌手が株主に 競争激化、性能で差別化難しく 中国車、有名人でブランド再定義
<今週の相場>
今週の日本株相場はボラタイルな展開を想定する。週末の米国株市場では、雇用統計が市場予想を大幅に上回ったことをうけて、FRBによる年内の利上げ観測が強まった。これまで堅調に推移してきた半導体関連銘柄を中心に売りが膨らみ、SOX指数は10%超の大幅下落となった。夜間の日経先物は64,000円を割り込んで推移しており、日本株相場でも半導体関連銘柄を中心に軟調推移が想定されよう。一方、米国市場では主要3指数の下落率はまちまちであり、生活必需品や保険などのディフェンシブ色の強い銘柄には買いが入った。AI関連銘柄の調整が想定されるなか、これまで同分野に集中していた資金がどこに向かうのかに注目したい。足もとではAI関連銘柄が相場を牽引してきたが、金利上昇局面での恩恵が期待される金融関連のほか、コンテンツ関連や小売関連などへの資金シフトが進むようであれば、日本株全体としては一定の底堅さを維持できるとみる。週間を通しては重要な物価関連指標の発表が相次ぐ。インフレ懸念が一段と高まるようであれば、株式市場の重しとなる場面も想定されよう。また、12日には国内でメジャーSQの算出を控え、先物主導で振れ幅が大きくなる場面にも注意が必要だろう。
〇原発関連銘柄に改めて注目
経産省は5日に開かれた総合資源エネルギー調査会において、原子力政策に関する行動指針の改定案を示した。2040年までに2~5基を、2050年代までに11~14基を建て替える方針で、今夏にも原子力関係者閣僚会議で正式に決定する見込みだ。もっとも、政府は2025年に閣議決定したエネルギー基本計画において、2040年度の電源構成のうち2割を原子力でまかなう方針を掲げている。この目標を達成するには、既存原発の再稼働に加え、運転期間が長期化している原子炉の建て替えが不可欠とされる。化石燃料輸入への依存度を低下させ、エネルギーの安定供給を確保する狙いもあるとみられ、正式決定となれば原子力政策は息の長いテーマとして原発関連銘柄に改めて注目が集まろう。関連銘柄では、圧力容器を手掛ける日製鋼(5631)やプラント製造の三菱重(7011)をはじめ、GEベルノバとともにSMR(小型原子炉)を手掛ける日立(6501)などがあげられよう。
<材料銘柄>
- 信越化学 (4063):「中立」に格下げ-みずほ証券
- 東京海上HD (8766): 東京海上CEO、バークシャーとの提携が世界的成長につながる可能性-FT
- 武田薬品 (4502): 25年度決算を修正-米反トラスト訴訟巡り
- 東宝 (9602):「買い」に新規格付け、目標株価は1590円-UBS
- 西武HD(9024):3Dインベストメントが保有比率を7.97%に引き上げ-変更報告書
- カカクコム (2371): 「中立」に格下げ、目標株価は3400円-シティ
- 東洋水 (2875): 「中立」に格下げ、目標株価は1万400円-UBS
- あおぞら銀 (8304):「中立」に格上げ、目標株価は2850円-JPモルガン
- コーセーHD (4922):「アンダーウエート」に格下げ-JPモルガン
- 関電化 (4047): 「中立」に格下げ-ストーム・リサーチ
- カナモト (9678): 連 中間 税前 +25.7% 107億1000万円(IFRS)
- HIOKI (6866): 通期 連 業績予想修正
- GNI (2160): あゆみ製薬HDを約468億円で買収-「カロナール」などを展開
- ガンホー (3765):「ウエート上げ」に格上げ、目標株価は2500円-CLSA
- 日駐車開 (2353): 連 3Q 営利 +5.55% 70億2000万円
- Sサービス (3733): 連 中間 営利 -2.2% 41億8000万円
- アイル (3854): 連 3Q 営利 +22.4% 42億4000万円
- 巴工業 (6309): 通期 連 業績予想修正
- 配当予想修正
- トーカイ (9729): 「中立」に格下げ-東海東京
- バッファロー (6676): 「アウトパフォーム」に格上げ-岩井コスモ証券
