●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●日本株ADR
●自社株買い進捗状況(21日)
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄
●本日の予定
●本日の決算発表予定
<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>
米国市場動向:主要3指数は続伸。「イラン最高指導者が同国にある兵器級に近いウランを国外に持ち出さないよう指示」との報道を受けて、原油高となる中、米国株は下落して取引を開始した。5-7月期の売上高見通しが強気期待に届かなかったエヌビディア(-1.8%)が売られ、ナスダックは一時軟調。また、5-7月期の1株利益見通しが市場予想を下回ったウォルマート(-7.3%)など生活必需品セクターが売りに押された。もっともその後、イラン政府の高官が報道を否定し、原油価格が伸び悩むと、主要3指数は下げ渋る動きに。次世代肥満症治療薬が手術並みの減量効果を示したイーライリリー(+2.2%)などヘルスケアセクターが上昇。午後に入り、「ルビオ国務長官がイランとの合意について前向きな兆候があると発言」と伝わり、両国の合意期待から原油価格が下落に転じると、主要3指数は揃ってプラス圏へ。「米政府が量子関連強化で10億ドル出資」と明らかになったIBM(+12.4%)が買われ、NYダウは上伸した。最終的に主要3指数は続伸し、NYダウは終値で最高値を更新して取引を終えた。
経済指標動向
■新規失業保険申請件数、市場予想を下回る
労働省発表の5月16日終了週の新規失業保険申請件数は20.9万件となり、市場予想(21.0 万件)を下回った。
■5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数、予想を下回る
フィラデルフィア連銀が発表した5月の同地区製造業景況指数は-0.4ポイントとなり、市場予想(+17.8 ポイント)を下回った。
■4月住宅着工件数、市場予想を上回る
商務省が発表した4月の住宅着工件数は年率換算146.5万件となり、市場予想(141.0 万件)を上回った。
■5月S&Pグローバル米総合PMI、市場予想を下回る
S&Pグローバルが発表した5月の米総合PMI(速報値)は51.7ポイントとなり、市場予想(51.8ポイント)を下回った。
<日本株ADR>
高安まちまち
◇上昇銘柄◇
6594(ニデック) 岸田社長の取材報道から、昨日の後場は上昇。自主再生し上場維持、キャッシュフローは潤沢
7012(川重) 大和証が目標株価を3000円に下げ(前回:3200円)
◇下落銘柄◇
9962(ミスミ) SMBC日興が目標株価を5600円に上げ(前回:4500円)
9766(コナミ) 東海東京証が目標株価を28200円に上げ(前回:27680円)
<本日の新聞見出し>
▼日本証券新聞▼
・ソフトバンクG S高 オープンAIに11%出資
・積水樹脂 自社株買い条件設定に会社側の姿勢 増配も、持ち合い解消も「ドライブかける」
・オカダアイヨン 拾い場探し 鉄骨カッター需要旺盛 「造船リサイクル」も追い風
・楽天G、金融事業再編発表 銀行、希薄化懸念でS安
▼NIKKEI Prime▼
・広州汽車、1台19万円赤字の衝撃 迫るホンダとの契約期限
・ニコン成長の鍵、大村社長「半導体」 新中計で注力絞る
・九州電力、蓄電池でピーク電力購入量を抑制 法人向け
▼日刊工業新聞▼
・外観スキャンで商品認識 東芝、ピッキング簡素化
・独送電大型プロ受注 住友電工、過去最大3600億円
・住友鋼材を買収 小野建、四国の営業強化
▼化学工業日報▼
・積水化学が新中計 3年で7000億円投資 高機能プラ軸にM&A積極化 ペロブスカイト黒字化へ
・廃タイヤリサイクル タイを起点に供給網 阪和興業 燃料代替や熱分解
・化学プラント 再利用・移設ビジネス拡大 建設長期化・高騰で関心 米フェニックス 「日本の設備に期待」
▼日経MJ▼
・ゴールドハウス・ガラ、「アジア版メットガラ」に ヒューマンメイドも受賞
・オノデラが稲作に参入 肥料散布に大型ドローン/コメ安定調達
・ステーキガスト、食べ放題休止 外食に「ビーフショック」、輸入高騰で
<本日の相場>
本日の日本株相場は上値の重い展開となろう。昨晩の米国株市場において、主要3指数は揃って上昇。米国とイランの戦闘終結が近く合意に至るとの観測が高まる中、出遅れていたNYダウは約3ヵ月ぶりに史上最高値を更新した。日本株市場もこの流れを引き継ぎ、朝方は買い優勢でスタートしよう。もっとも、国内が手掛かり材料に乏しい中、週末を前に積極的に上値を追う動きは限られそうだ。また、昨日はキオクシア(285A※ファイナンス銘柄)の時価総額が30兆円に達し、1日の売買代金は個別銘柄として初の3兆円を超えた。業績成長期待を追い風に、強い動きが継続しており日本株物色の柱となっている一方、同社が東証プライムの売買代金に占める割合は日毎に増加しており、昨日時点で約3割を占めている(5日MAベース)。メモリ需要拡大を追い風とした中長期的な業績成長期待は高いものの、資金が一局集中する中でボラティリティも大きくなってきており、急な方向転換には注意を要しよう。
〇電子部品関連企業に注目
物色面では、データセンターのサーバ向けに需要が拡大している電子部品関連企業に注目したい。GPUは学習や推論を行う際に電流の変動が大きくなることから、電圧を平準化しGPUの安定作動を補助するMLCC(積層セラミックコンデンサ)などの重要性が高まっている。実際、村田製(6981)は27/3期にデータセンター向けコンデンサの売上高が前期比85~95%増となる見込みだ。同様に、太陽誘電(6976)、京セラ(6971)、TDK(6762)も同様に、MLCCの販売好調が業績への追い風となろう。また、アンリツ(6754)は光ファイバー技術を使ってデータを送受信するためのデバイスである「光トランシーバー」への関心が高まっているもよう。決算をきっかけに株価は強い動きが継続しており、投資妙味は大きいだろう。他方、日米共に主要企業の決算発表が一巡し、投資家の関心は再びマクロ経済へと戻りつつある。本日寄り前に公表される4月のCPI(全国)を皮切りに、来週は日米でインフレ関連指標の発表が相次ぐ。今後は、経済指標をきっかけに短期的にハイテク株の割高感が意識される場面も想定されよう。三井住友(8316)やゆうちょ(7182)など、金利上昇が追い風となる銀行株などにも目を向けたい。
<材料銘柄>
- SUMCO (3436): 「中立」に格上げ、目標株価は3100円-UBS
- コスモエネ (5021): 丸善石油が千葉エチレン設備を10日停止、需要見合いでー7月再開予定
- セコム(9735):ロンシャン・SICAVの株主提案に取締役会で反対決議
- サンバイオ(4592):「アクーゴ脳内移植用注」の販売開始
- 日本紙(3863): 印刷・情報用紙全般を値上げへ、15%以上-ナフサ高騰など受け
- ヒューリク(3003): OKIや安田倉庫などがヒューリック株を売り出しへ
- 大阪ガス(9532):自己株3.69%を消却-6月12日付
- トラコスモ (9715): 「中立」に格下げ-アシンメトリック
- 日金銭(6418):配当性向は50%以上に変更、従来は30%以上を基本
- 平田機工 (6258): 「中立」に格下げ-東海東京
- カーリット (4275): 「アウトパフォーム」に格上げ-東海東京
