【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●日本株ADR
●自社株買い進捗状況(20日) 20日の買付公表なし
●本日の新聞見出し
●今週の相場
●材料銘柄
●今週の予定
●本日の決算発表予定
<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>
米国市場動向:主要3指数は反落。トランプ大統領が「近く発動を予定する世界各国に対する10%の新関税を15%に引き上げる」と表明し、関税政策を巡る不透明感から米国株は下落して取引を開始した。JPモルガン・チェース(-4.2%)など金融セクターや小売株が軟調。その後も市場でAI脅威論が燻る中、ソフトウェア株やウーバー・テクノロジーズ(-4.3%)など配送関連株に売りが広がった。主要3指数は下げ幅を拡大し、NYダウは一時850ドル超下落した。もっとも午後に入ると、ノボ・ ノルディスク(-16.4%)の次世代肥満症治療薬の臨床試験で 減量効果が競合薬を下回る結果を受けて、イーライリリー(+4.9%)などヘルスケアセクターが支えとなり米国株は下げ渋る場面も。引けにかけて、ビットコイン価格が6.5万ドルを割り込み相場の重しとなる中、主要3指数は再び売りに押され、 最終的に揃って反落して取引を終えた。個別では、「株価急落で買収ターゲットとして複数の候補先が関心」と報じられたペイパル・ホールディングス(+5.8%)が上昇した。
FRB動向
■ウォラーFRB理事、3 月の政策金利は労働市場が判断材料のカギに
ウォラーFRB理事は、次回の金融政策会合で利下げを支持するかどうかの判断は、今後発表される労働市場のデータ次第との見解を示した。同氏は、2月の労働統計が1月と同様に、労働市場への下振れリスクが後退したことを示せば、3月FOMCで金利据え置きの判断が適切となる 可能性があると述べた。
経済指標動向
■1月シカゴ連銀全米活動指数、市場予想を上回る
シカゴ連銀が発表した1月の全米活動指数は前月比+0.39ポイントの+0.18ポイントとなり、市場予想(+0.01 ポイント)を上回った。
■12月製造業受注、市場予想に一致
商務省が発表した12月の製造業受注は前月比-0.7%となり、市場予想に一致した。
■2月ダラス連銀製造業活動指数、市場予想を上回る
ダラス連銀が発表した2月の同地区製造業活動指数は前月比+1.4ポイントの+0.2ポイントとなり、市場予想(-0.5ポイント)を上回った。また、6ヵ月先の見通しは前月比-3.9ポイントの+12.7ポイントだった。
<日本株ADR>
金融、ハイテクを中心に軟調な展開
◇上昇銘柄◇
6273(SMC) UBS証が「買い」に格上げ、目標株価は90100円に上げ(前回:53900円)
9107(川崎汽船) SBI証が目標株価を2100円に下げ(前回:2200円)
◇下落銘柄◇
3350(メタプラネット) ビットコイン価格が一時64000ドルを割り込む(約5カ月ぶり)
4704(トレンドマイクロ) SMBC日興が目標株価を9000円に下げ(前回:9900円)
<本日の新聞見出し>
▼日本証券新聞▼
・世界初、iPS細胞2製品実用化へ クオリプス、住友ファーマ
・米イラン、緊張高まる 中小型防衛株、新高値相次ぐ
・レンゴー 来期は値上げ効果で大幅増益 PBR1倍割れ脱出目指す
・オカムラ食品 イクラで好決算 養殖量拡大の取り組み順調
▼NIKKEI Prime▼
・4万時間の無駄削減・公募で事業改善 三菱商事のAI実装
・中国自動運転、48ブランドにNOA モメンタがシェア6割
・コニカミノルタ、プリント基板に絶縁膜を印刷 CO2半減
▼化学工業日報▼
・日本ゼオン 徳山工場を複合拠点化 COP・CNTなど スペシャリティ集積
・半導体向け表面処理薬 先端パッケージに照準 JCU、専門チーム発足
・日産化学 海外農薬拡大へ新施策 伯でバイオ品開発推進 インドは製造品目拡充へ
<今週の相場>
今週の日本株相場は、一進一退の動きを想定する。日本が休場中の米国株市場では、最高裁による違憲判決を背景とした米関税政策を巡る不確実性やアナリストによるソフトウェア株への弱気見通し、ノンバンク株への警戒感などが投資家心理の重しとなった。今週は、国内が手掛かり材料に乏しい一方、米国ではトランプ米大統領の一般教書演説(24日)のほかエヌビディア(25日)、セールスフォース(25日)、イランとの高官協議(26日)などイベントが相次ぐ。日本株市場でも一喜一憂する場面があろう。もっとも、テーマを軸とした物色意欲は旺盛で、東証プライム市場の売買代金は高水準を維持している。第二次高市内閣による政策進展期待も投資家心理を支えるとみており、下値不安は限定的とみる。
〇DX関連企業の動向に注目
足元では米アンソロピックの新ツール発表をきっかけにAIがソフトウェア企業の業務を代替するとの見方が強まり、国内でもDX関連サービスやITシステムなどを手掛ける企業の株価下落が目立つ。国内関連企業の直近の業績は好調で、昨年のディープシーク・ショック同様、株価は過剰反応ともみられる。ただ、AIツールの開発が加速するなか、不安払しょくには時間を有するとみる。生成AIの台頭に対する米ソフトウェア企業側のコメントが注目を集めそうだ。
〇サナエノミクス関連銘柄への関心が続こう
物色面では、引き続き政策関連銘柄が注目できよう。先週は、ガス火力発電や人工ダイヤモンドなど、日米共同で行う対米投融資第一弾案件の発表などを受けて、関連企業が再びにぎわう場面が見られた。27日には2026年度予算案が実質審議入りする予定だ。3月からは先端技術などに関する官民投資ロードマップが提示され、複数年度の財源フレームに基づく枠組みや、需要創出・拡大策などが盛り込まれる見通し。AI・半導体や防衛、造船などの政策関連銘柄が引き続き物色されよう。特に、足元では三井E&S(7003)、中国塗(4617)などの造船関連企業や川崎船(9107)などの海運株が強い動きとなっており、追随したい
<材料銘柄>
- ソニーG (6758): 資産買収、多様な資金調達手段が鍵-十時CEO
- 三菱電 (6503)など:防衛省の衛星連携システム事業を受注-2831億円
- SMC (6273): 「買い」に格上げ、目標株価は9万100円-UBS
- 中部電力 (9502): 印再エネ会社コンティニュアム株式取得で合意間近-関係者
- 楽天銀 (5838): 「買い」格付け再開-William O’Neil
- 三菱自 (7211): 「アンダーウエート」に格下げ-JPモルガン
- 東武鉄道 (9001): 東京スカイツリー臨時休業、エレベーター閉じ込め受け安全確認(1)
- ライオン (4912): 「アウトパフォーム」に格上げ-SMBC日興
- SWCC (5805):「買い」に新規格付け、目標株価は1万7530円-UBS
- ハウス食G(2810): 通期営業利益予想下方修正、市場予想下回る
- AZ丸和HD(9090):新たな首都圏基幹物流センターを建設へ、総投資額489億円
- 神戸物産(3038):1月売上高 + 7.7%
- サイバーA(4751): オービス・インベストメントの株持ち分が8%に上昇
- フォスタ電 (6794): アクシウム・キャピタルの株持ち分が18.7%に上昇
- 東京エネシス (1945): 光通信などの株持ち分が10.6%に低下-変更報告
- ブロードリ (3673): 光通信などの株持ち分が33.8%に上昇-変更報告
- 太平洋セメ (5233): 「中立プラス」に格下げ-岩井コスモ証券
- 日本リーテ (1938): 三菱UFJ銀などが株式を売出しへ
- 技研製作所 (6289): 「ポジティブ」に新規格付け-ストーム・リサーチ
- マルマエ (6264): 通期 連 業績予想修正
- RIZAP(2928):湘南ベルマーレの全株式を譲渡へ
