●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●日本株ADR
●自社株買い進捗状況(6日発表分)
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄
●本日の予定
●本日の決算発表予定
<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>
米国市場動向:OpenAIとAIインフラ構築で半導体契約を締結したと発表したアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(+23.7%)が買われる中、ナスダックは上昇して取引を開始した。もっとも取引開始後は、AMDとOpenAIの提携発表を受け、競争激化の懸念からエヌビディア(-1.1%)が売られる中、NYダウはマイナス圏で推移した。また、金利上昇が重しとなる中、住宅関連株が軟調だった。
午後にかけては、SNSの投稿で7日の新製品発表を示唆したテスラ(+5.4%)など一般消費財セクターが上昇し、ナスダックは上伸。その後、トランプ氏が「11月1日から中型・大型トラックに25%の関税賦課」と表明するも、相場への影響は限定的で、ナスダックは堅調推移が続いた。最終的に、NYダウは7日ぶりに小幅反落、S&P500とナスダックは終値で最高値を更新して取引を終えた。
<日本株ADR>
総じて堅調
◇上昇銘柄◇
6370(栗田工) iSpaceが公募増資と第三者割当増資の実施を発表。栗田工業は20億円を出資
7911(TOPPAN) 子会社テクセンド上場を控え堅調
◇下落銘柄◇
6594(ニデック) 9月の自社株買い実績はゼロ、5月の1300万株買付発表も実績なし
9843(ニトリ) SMBC日興が目標株価を2700円に下げ(前回:3000円)
<本日の新聞見出し>
▼日本証券新聞▼
・日本製鋼所 高市関連の一角 安全保障上重要な部材など製造
・円安でユーロ関連銘柄に追い風 想定レート、ドルよりも保守的 マキタ、日立をマーク
・サナエノミクス2.0 トヨタ一時3000円の大台回復 今期想定は1ドル=145円
▼NIKKEI Prime▼
・敗戦のミネベア、LiDARに成長託す 微小センサー活用
・AIが変えるソフト「多層下請け」 工数よりも提供価値
・フィジカルAI、工場が先陣 NVIDIAとのデータ争い激化
▼日刊工業新聞▼
・三菱重工、中計目標据え置き 三菱ロジ売却でも維持
・ヤンマー×ソニーG 無人船底洗浄技術で新会社 イメージセンサー組み合わせ
・ブルーイノベ、提携戦略加速 屋内インフラ点検に照準 ドローン技術融合
▼化学工業日報▼
・三井金属 全固体電池向け 固体電解質 供給量5倍 量産試験設備の増強完了
・王子HD 木質バイオ 墺社と育成 特殊溶解パルプ 新規用途に力 バイオエタノール知見融合
・塩ビ、輸出価格じり安 10月積み日本品 インド向け低調
<本日の相場>
本日の日本株相場は堅調に推移しよう。昨晩の米国市場は、ダウが7営業日ぶりに小幅に反落したが、S&P500とナスダックは揃って最高値を更新した。AMDを中心に半導体関連銘柄の強さがみられ、SOX指数は約3%高となった。本日の日本株市場でも半導体関連株の動向が注目されよう。昨日の日本株は急騰し、日経平均は一時48,000円台に乗せた。高市氏の勝利を好感したほか、初の女性総裁&アベノミクス継承者であることも追い風になったとみる。途中、売りに押される場面もあったが、後場に高値を付けるなど買いの勢いは強く、本日も防衛、核融合発電、ペロブスカイト太陽電池などを中心とした、“高市トレード”が続きそうだ。
〇銀行株は中長期目線で押し目買いを検討
他方、高市氏が利上げに慎重派であることから、早期利上げ観測が後退している。目先は日銀の利上げ時期に関する思惑が交錯しようが、長期目線では利上げの方向性には変わりはないとみる。今後は植田総裁の発言(8日)や高市氏の発言に一喜一憂する場面もあろうが、昨日も後場にかけてメガバンクを中心に買戻しの動きがみられたことから、銀行株が下げた場面は中長期目線で押し目買いの好機となろう。
〇内需企業の決算発表に注目
高市トレード&円安進行で外需株を中心に物色が集まるなか、内需株にも目を向けたい。今週後半~来週初にかけては、内需株を中心とした、2・8月期決算企業の発表社数がピークを迎える。足元のドル高円安進行は内需株への重しとなろうが、内需株企業の業績は良好なものが多く、過度な懸念は不要と考える。また、今週は景気動向指数(7日)、家計調査(同)や景気ウォッチャー調査(8日)など、消費関連の経済指標が相次ぐ。景気ウォッチャー調査は8月分までの4ヵ月間連続で上昇したが、今回も好調となれば、国内経済のファンダメンタルズの底堅さが再確認され、内需株への追い風となりそうだ。昨日1Q決算を発表したクリエイトSDH(3148)は、主力のドラッグストア事業で食料品や化粧品が伸長した。また、3Q決算を発表したネクステージ(3186)は中古車販売台数の増加に加え、販管費の抑制により利益が改善したことで、市場予想を上回る着地となった。堅調な株価推移が続きそうだ。
<材料銘柄>
- ディスコ (6146): 2Q個別売上高853億円-前年同期833億円
- 「ホールド」に格下げ-ジェフリーズ
- 豊田織機 (6201): トヨタグループの豊田織機TOB、来年2月以降に延期-法的手続きで
- アサヒGHD (2502): 15工場で一部生産再開-代替需要増でキリンHDなど出荷制限
- 日本郵政 (6178): 日本郵便、ロジスティードHDの株19.9%取得-約1423億円
- 第一三共 (4568):ダトポタマブデルクステカン、3相治験主要評価項目で改善
- マクドHD (2702):9月既存店売上高 + 5.5%
- ヤマトHD (9064):9月小口貨物(ネコポス除く)取扱実績+0.1%
- ヒロセ電機 (6806): 「中立」に新規格付け-東海東京
- アルプスA (6770): エスグラントなどの株持ち分が低下
- 「アウトパフォーム」 に新規格付け-東海東京
- 航空電子 (6807): 「中立」に新規格付け-東海東京
- オークネット (3964): 「アウトパフォーム」に新規格付け-東海東京
- 大豊建設 (1822): 南青山不動産などの株持ち分が16.6%に低下-変更報告
- iスペース (9348):台湾国家宇宙センター公募の月面輸送案件に採択
- 公募増資などを実施、最大183億円を調達
- クリSDHD (3148): 連 1Q 営利 +6.6% 56億3000万円
- ネクステージ (3186): 連 3Q 営利 +27.3% 129億8000万円
- 壱番屋 (7630): 連 中間 営利 +5.56% 25億3000万円
- 薬王堂HD (7679):連 中間 営利 +9.18% 34億7000万円
- セリア (2782):9月既存店売上高+1.8%
- ハイデイ日 (7611):9月既存店売上高+6.5%
- 日本電子 (6951):「アウトパフォーム」に新規格付け-岩井コスモ証券
- マンダム (4917): シティインデックスイレブンスなどの株持ち分が16.6%に上昇
- セーフィー (4375): 「アウトパフォーム」に新規格付け-岩井コスモ証券
