株式市場オーバーナイト概況(2024年9月6日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄 
●本日の予定
●本日の決算発表予定


Worldwide Index (主要指数&コモディティ)

米国市場動向:セクターではヘルスケアが朝から下落。医薬品流通のMcKesson(MCK)が予想を下回るQ2EPS見通しを発表し、-9.9%。製薬のEli Lilly(LLY)-3.6%、医療機器も売られた。資本財・サービスは、予想を下回る決算を発表した自動車卸売のCopart(CPRT)-6.7%。トラック輸送のOld Dominion Freight Line (ODFL)が、失望的な8月のボリューム指標を嫌気され-4.9%、貨物輸送関連は他も連れ安となった。一方、一般消費財・サービスはTesla(TSLA)が運転支援システムのFSDの提供を来春に欧州と中国で始める方針を明らかにし、+4.9%Amazon.com(AMZN)+2.6%でセクターの上昇を主導した。コミュニケーション・サービスはMeta Platforms(META)+0.8%Alphabet(GOOGL)+0.5%。情報技術はまちまち、Nvidia (NVDA)3日ぶりにプラス引けとなった。



US時間外

 

◇上昇銘柄◇

FBLG(バイオテクノロジー): EF Huttonが「買い」でカバレッジ開始、目標株価 16ドルは現値の10倍弱

HELE(家庭用品): 5億ドルの自社株買いを公表

 

◇下落銘柄◇

SWBI(銃器メーカー): 予想より銃の需要が弱く株価が時間外では下落

AVGO(半導体通期収入予想約140億ドル、市場予想141.3億ドル



日本株ADR

 

◇上昇銘柄◇

5401(日本製鉄米鉄鋼メーカー、クリブランド・クリフスのCEOUSスチールに関心と報道

1928(積水ハウス通期営業利益予想を上方修正。市場予想を上回る

 

◇下落銘柄◇

3382(7&i) クシュタールに書簡、6兆円提案は不十分と伝達へ

7261(マツダ) Citiが「売り」に格下げ、目標株価1,000円(前回:1,600円)



本日の新聞見出し

NIKKEI Prime▼ 

NAND大容量化へ極低温エッチング 日米装置大手が競う

・中国Zeekr、日本進出の勝算は 爆速の海外展開はや30カ国

・ファミマ、コーヒー豆栽培の自然リスク開示 TNFD指針で

 

▼日本証券新聞▼

・トライアルHD 上場後の勢い止まらず ディスカウント店、全国展開

ACCESS一時17%高 「IWON構想」実現へ、一歩前進

・トリプルアイズ 急反発 NECのスパコン開発者を招へい

 

▼日刊工業新聞▼

・日機装、実用化めど 液体アンモニア用ポンプ 火力発電混焼向け

NTTデータ、金融向け基盤 融資判断後押し

・旭化成、クラウドでアプリ 樹脂のCAE手軽に

 

▼化学工業日報▼

・半導体パッケージ基板 イビデン、国内新設を構想 次の投資「顧客と連携深化」

・水力発電関連事業を拡大 明電舎 保守管理や運営も

3Dプリンター用樹脂 自動車用で欧米市場深耕 東レ、意匠性に強み

 

▼日経MJ

・未来の流通業「メディア化」にあり パンパシHD・安田創業社長に聞く 23歳息子起用「おじさんより若者」

・グーグル「Pixel9AIに本格対応 KDDI社長、新潮流に期待感

・すかいらーく、伊料理の新業態 体験テーマ、27年までに30店 パスタソース自作/

・プレエコ+8万円「ありでしょ」 手が届く空の上質旅、レジャーでも選ぶ 海外航空も日本で続々



本日の相場

本日の日本株相場は小幅高となりそうだ。昨晩の米国市場は主要3指数がまちまちの値動きとなった。昨日発表された経済指標では、8月のISM非製造業景況指数が市場予想を上回った一方で、8月のADP民間雇用者数は市場予想を下回るなどまちまちの結果で、8月の雇用統計の発表を前に方向感に乏しい値動きとなった。本日の日本株は、昨日までの大幅安の反動で買い優勢でのスタートとなろうが、今晩には米雇用統計の発表を控えており、買い一巡後は様子見ムードが強まろう。今週の日経平均株価は昨日までに5%安となっているが、中長期の相場の方向性を指し示す52週移動平均線が36,450円に位置しており、この水準を上回ったまま週の取引を終えられるかが注目を集めよう。

 

〇年金のリバランスと企業の自社株買いが下支え

昨日発表された8月第4週の投資部門別売買動向では、年金基金の売買動向を反映するとされる信託銀行が6週連続、企業の自社株買いの動向を反映するとされる事業法人が9週連続の買い越しとなった。日経VIが再び上昇するなど、米経済指標を睨みながらの神経質な推移が継続しているが、両主体は8月初旬の相場急落局面でも日本株を大幅に買い越しており、引き続き株価の下値を支える存在として期待されそうだ。

 

〇実質賃金の2ヵ月連続プラスで小売株に再注目

昨日発表された7月の毎月勤労統計調査で実質賃金が前年同月から0.4%増加し、マイナスが見込まれていた市場予想に反し2ヵ月連続でプラスとなった。6月、7月の実質賃金プラスは賞与の影響が大きく、8月には再度マイナスに転じる可能性があろう。ただ、賃上げなどにより実質賃金は改善傾向で推移していくことが見込まれるほか、9月からは政府の電気・ガス代補助金が再開され、小売セクターの追い風となろう。また、足元ではドル円が円高含みで推移しており、海外生産品を輸入している小売企業は、輸入コストの低減による収益性の改善も期待されそうだ。個別企業では、良品計画(7453)やパンパシHD7532)、ニトリHD(9843)などに改めて注目したい。良品計画は、国内事業を中心に着実な成長が続くとみるほか、値上げの進展や為替の円高で収益性の向上も期待される。また、パンパシHDは、「ドン・キホーテ」を中心に国内事業が堅調に推移しているほか、足元ではやや苦戦しているものの、中長期では海外での成長が業績をけん引しそうだ。



材料銘柄

  • 7&iHD (3382): クシュタールに書簡、6兆円提案は不十分と伝達へ-関係者
  • トヨタ (7203): BMW、トヨタと提携し2028年から水素自動車を販売へ
    • トヨタや日産などが蓄電池に1兆円投資、国内生産能力1.5倍に-日経
  • 中外薬 (4519): 「アウトパフォーム」に新規格付け-マッコーリー
  • リコー (7752): 「売り」に格下げ、目標株価は1300円-シティ
  • マツダ (7261): 「売り」に格下げ、目標株価は1000円-シティ
  • シチズン時 (7762): 「買い」に格上げ、目標株価は1100円-岡三証券
  • 伊藤忠 (8001): セコムとパスコにTOB、1株2140円で-プレミアム29
  • セコム (9735): 1株を2株に分割、10月1日効力発生
    • 株主優待制度新設、3000円から3万円相当の同社防災備蓄品
  • 住友不 (8830): 「ホールド」に格下げ、目標株価は4900円-CLSA
  • JFEHD (5411):「中立」に格下げ、目標株価は2200円-大和証券
  • セイノーH (9076): 「アウトパフォーム」に格上げ-大和証券
  • 帝人 (3401): エフィッシモの株持ち分が7.7%に上昇-変更報告
  • ライフドリ (2585): 「中立」に格下げ-いちよし経済研究所
  • 西松建 (1820): 伊藤忠の株持ち分が13.5%に上昇-変更報告
  • 山洋電 (6516): ストラテジックCの株持ち分が7.4%に上昇-変更報告
  • QPS研究 (5595): スパークスAの株持ち分が8.1%に低下-変更報告
  • 有沢製 (5208): ストラテジックCの株持ち分が5%に低下-変更報告
  • マクドHD (2702): 8月既存店売上高 + 5.3%
  • 薬のアオキ  (3549):8月既存店売上高+5.9
  • ヤマトHD (9064):8月小口貨物(ネコポス除く)取扱実績+4%
  • ジンズHD (3046):8月既存店売上高+20.5

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