株式市場オーバーナイト概況(2024年8月19日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●今週の相場
●材料銘柄 
●今週の予定
●本日の決算発表予定


Worldwide Index (主要指数&コモディティ)

米国市場動向:セクターでは朝から金融が上昇。生保や地銀が上昇した。公益も堅調。情報技術はまちまち、半導体はNvidia(NVDA)+1.4%続伸したが、昨夜の決算で見通しが期待に届かなかった製造装置のApplied Materials(AMAT)-1.9%。ソフトウェアも軟調となったがセクターは小幅高で終了した。コミュニケーション・サービスは、通信サービスが買われた他、Alphabet(GOOGL)+1.0%続伸。一方で資本財は強弱まちまちで、セクターでは小幅安となった。



US時間外

 

◇上昇銘柄◇

BRID(加工食品): 資産は豊富だが、キャッシュフローの減少を憂慮

SDIG(投資会社): HCウェインライト&カンパニー、ストロングホールド・デジタル・マイニングの買いを維持、目標株価を4ドルに引き下げ

 

◇下落銘柄◇

特に目立ったニュースなし



日本株ADR

総じて軟調

 

◇上昇銘柄◇

9501(東電溶融核燃料(デブリ)を試験的に採取する伸縮パイプ式装置が使用前検査に合格、月内にも作業開始

4324(電通電通グループの雑誌広告の売上高が前年同期から23.9%増加

 

◇下落銘柄◇

5019(出光) WTI原油が2%程度安く、原油関連株は下落

7532(PPIH) 通期営業利益予想1,500億円と、市場予想の1,517億円を下回った



本日の新聞見出し

NIKKEI Prime

・ホンダ「HV生産能力増」、日産は奨励金が圧迫 北米で明暗

・洋上風力「分割発注で建設費削減」秋田沖落札のENEOS

・半導体工場、AI活用で全自動化へ、 鍵はデジタルツイン

 

▼日本証券新聞▼

・主力電子部品株が大幅高 村田、TDKなど 中国スマホ需要堅調+米ハイテク株高+円安

・やまびこ 5連騰 業績好調で、堅調な米指標も支え

Buysell、成長軌道に回帰 M&S効果に引き続き期待

 

▼化学工業日報▼

PFAS制限案 審議遅滞 企業投資鈍る懸念も 欧州当局

・日本酸素 フィリピン 積極投資路線 窒素 今期中3基稼働 水素 精製商用移行へ 酸素 鋼材用など期待

・化学・素材大手9社の46月期 ヘルスケア 8社が増収 販売量増、円安追い風 医薬事業で明暗分かれる

 

▼日経MJ

・民拍再燃 国内客もステイ 物件最多25,000/ホテルより割安 「GOTO」での利用機に

JR東、新幹線で荷物大量輸送 来年度にも、生鮮品や電子部品 東海・西とも連携模索

・ホテル価格上昇率、訪日需要で差 東京・京都2割高、東北は5%弱 1—6月、STR調べ



今週の相場

今週の日本株相場は堅調な展開となりそうだ。8月相場の波乱要因のひとつである為替が落ち着きを取り戻し、短期筋を中心とした需給主導の荒い値動きは収束している。日経平均株価は711日の史上最高値から85日安値までの下げ幅の半値戻し(36,791円:ザラバベース)を達成し、25日移動平均線(37,941円:16日現在)も約1ヵ月ぶりに上回るなどリバウンドムードが継続している。ボラティリティの低下で投資家がリスク志向を高めており、好決算銘柄への見直し買いが進もう。

 

〇日米で中銀高官の発言機会が相次ぐ

今週は米国で22日から開催されるジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の発言(23日)に関心が集まりそうだ。利下げに前向きなハト派姿勢を強めれば、為替相場が再びドル安円高に反応する可能性はあるが、米国市場では9FOMCでの大幅利下げ観測が後退しつつあり、影響は限定的となろう。また、国内では23日に衆参両院の閉会中審査が開催され、利上げなど

について植田日銀総裁などから意見聴取が実施される。植田総裁のタカ派発言が相場急落の1つの要因となったが、マーケット急変を受けて、内田日銀副総裁はハト派姿勢を示した。また、米国の景気懸念の後退と共に、株式市場は戻りを試し、為替市場では再度円安ドル高が進んでいる。マーケットが落ち着きを取り戻せば、日銀は再びタカ派姿勢を示しやすくなるものと思われ、植田総裁の発言にも注目が集まろう。

 

〇相場急変の要因は海外の短期筋

先週末には、日経平均株価が過去最大の下げ幅となる4,451円安を記録した5日を含む8月第1週(8/5-8/9)の投資主体者別の売買動向が発表された。海外投資家は、7,835億円の売り越し(現物+先物)となり、4週連続の売り越しとなった。ただ、現物のみでは、4,954億円の買い越しと、4週ぶりの買い越しに転じている。8月上旬の相場の急落は海外の短期筋が中心であり、中長期の投資家は相場の急落局面で日本株を買ったことが確認できる内容で、安心感が広がろう。また、事業法人は5,060億円の大幅な買い越しとなっており、株価の下値を支える存在として引き続き期待されよう。



材料銘柄

  • 日立 (6501): 国分工場で火災、けが人の情報なく鎮圧-日立市消防本部 (17日)
  • ソフトバンクG (9984): インド株式市場から追い風、IPO勝ち組への投資で
  • オリックス (8591): 航空機リースに1500億円投資、50機超購入-日経
  • 7&iHD (3382): 「ホールド」に格下げ、目標株価は2000円-ジェフリーズ
  • 東エレク (8035): 「アウトパフォーム」に格上げ-水戸証券
  • パンパシI (7532): 通期営業利益予想、市場予想下回る
  • 九州電 (9508):「買い」に格上げ、目標株価は1700円-みずほ証券
  • サンウェルズ (9229): 苗代亮達氏などの株持ち分が49.4%に低下-変更報告
  • 富士ソフト (9749): 3Dインベストメント・パートナーズの株持ち分が上昇
  • 東邦HD (8129): 3Dインベストメント・パートナーズの株持ち分が上昇
  • 山一電機 (6941): 「買い」に格上げ-いちよし経済研究所

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