●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄
●本日の予定
●本日の決算発表予定
<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>
米国市場動向:セクターでは朝から金融が上昇。好決算を発表した損保のProgressive(PRO)が+5.4%で最高値を更新、子会社の売却を発表した同業のAllstate Corp(ALL)も+5.2%でセクターの上昇を主導した。前日下落したエネルギーは反発。情報技術は前日上昇した半導体が反落したが、ソフトウェアが買われ、セクターは上昇。生活必需品やヘルスケアらディフェンシブも堅調となった。一方で、コミュニケーション・サービスは、Alphabet(GOOGL)が-2.3%安でセクターを押し下げた。司法省が傘下のグーグル分割の要請を検討していると報じられて売り材料となった。メディア株も下落。一般消費財・サービスは、Tesla (TSLA)が-3.1%、コーヒーチェーンのStarbucks(SBUX)が-2.1%続落。
<US時間外>
出来高は低調
◇上昇銘柄◇
LITE(特殊テック機器): 4Q EPS 6c, 市場予想2.9cを上回った
ULTA(一般消費財): バークシャーが69万株を追加購入と報道
◇下落銘柄◇
TITN(農業機械): 年間利益予想を下方修正、2Q調整後EPS 17c(予想:60c)
<日本株ADR>
総じて軟調に推移
◇上昇銘柄◇
2267(ヤクルト) SMBC日興が目標株価を3,000円に引き上げ(前回:2,800円)
9531(東瓦斯) 野村証が目標株価を3,560円に引き上げ(前回:3,390円)
◇下落銘柄◇
7779(CYBERDYNE) 1Q営業損失1.54億円、税前でも赤字転落
5201(AGC) SMBC日興が「中立」に格下げ、目標株価は5,400円に(前回:6,300円)
<本日の新聞見出し>
▼NIKKEI Prime ※お盆版(過去記事)▼
・日産「LFP電池の肝わかった」 供給網は日本勢で構築
・ブリヂストン、自動運転タイヤは空気なし 26年実用化
・エプソン、事業創出へ「開発前倒し」 社会課題起点に
▼日本証券新聞▼
・サッポロHD 一時16%高 ますます強まる3Dの存在感
・HPC、ストップ高 決算と自社株買い好感
・ポート、好決算でS高 人材領域は四半期過去最高
▼日刊工業新聞▼
・レゾナックHD 売上高の6割に 半導体・電子材料開拓
・インドに試薬工場 シスメックス、年度内稼働
・原発再稼働地ならし着々 電源確保が競争力左右 地元の理解などハードルも
・素材、PFAS対応加速 規制強化を商機に
<本日の相場>
本日の日本株相場は底堅い展開となりそうだ。注目の7月米CPIは前年同期比2.9%上昇と市場予想を下回り、順調なインフレ鈍化が確認された。前月比や同コア指数が予想通りとなったことで、9月FOMCでの大幅利下げ期待は後退したものの、株式市場の反応は限定的だった。一方、今夜は小売売上高や鉱工業生産など、こちらは市場予想を上回ってほしい米経済指標の発表を控えている。ドル円の動きは落ち着いているが、仕掛けの材料となる可能性はあり、本日の日本株は様子見ムードが強まりそうだ。日経平均は36,000円台と史上最高値からはかなり距離があるが、8/5の暴落前を回復しており、一旦は利益確定売りが出やすい水準であろう。ボラティリティの低下で好決算銘柄への見直しが進む個別物色が中心となりそうだ。
〇投機筋の動きは収束へ
為替睨みの展開が続くとはいえ、8月上旬のような一方的な動きにはならないとみている。8月の日本株の大幅下落の要因で最も大きいのは、植田日銀総裁のタカ派発言を受けて、投機筋による円売り・株買いの巻き戻しが急激に起こったことがあげられよう。投機筋は円のショートを7月上旬に約17年ぶりの水準となる▲18.4万枚の円売り・ショートポジションとなっていたが、同下旬~8月上旬にかけて一気に買い戻しており、円買い・株売りの動きにつながったとみている。8/6時点ではショートポジションは▲1.1万枚程度にとどまっているため、ファンダメンタルズを無視した需給主導の相場は収束したといえよう。尚、国内でも政局が動き始めた。株式市場では政治が変わることへの期待からプラスで受け止められることが多いが、現時点では総裁選の行方はまだ不透明感が強く、相場を大きく動かす材料にはならないとみている。
〇金融セクターの見直し買い
物色では金融セクター見直し買いに注目したい。8月初旬の3営業日の急落で、業種別では「保険」、「証券」、「銀行」が下落率TOP3であった。8/6~8/14のリバウンドで最も上昇した業種は「保険」とリバーサルの動きとなっている。「証券」も上昇率上位だ。一方、「銀行」が出遅れており、見直し余地は大きそうだ。また、好決算銘柄では決算発表前の水準を回復した日立や富士通、アドバンテストなどに注目している。
<材料銘柄>
- 電通G (4324): 通期営業利益予想下方修正、市場予想下回る
- 荏原 (6361): 2Q営業利益206.5億円
- 朝日インテ (7747): 通期営業利益予想、市場予想下回る
- サンドラッグ (9989): 1Q営業利益、市場予想とほぼ同じ
- すかいHD (3197): 通期営業利益予想上方修正、市場予想上回る
- スズキ (7269): 「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価は2150円-水戸証券
- AGC (5201): 「中立」に格下げ、目標株価は5400円-SMBC日興
- オプンHG (3288): 「ホールド」に格下げ、目標株価は5300円-CLSA
- コスモス薬 (3349): 「中立」に格下げ、目標株価は1万5000円-岡三証券
- ウエルシア (3141): 「アウトパフォーム」格付け再開-岩井コスモ証券
- カドカワ (9468): 今期純利益予想を約28%減額-サイバー攻撃の影響で
- Jタワー (4485): 米インフラ投資会社がTOB実施へ、1株3600円で
- 東邦HD (8129): 3Dインベストメント・パートナーズの株持ち分が上昇
- 日本光電 (6849): スプラウスグローブ・インベストメントの株持ち分が上昇
- 日本電子 (6951): みさき投資が株を5.1%保有-大量報告
- スカパーJH (9412): 「買い」に格上げ-いちよし経済研究所
- RIZAP (2928): 連 1Q 税前 赤字拡大 -37.58億円(IFRS)
- ダイセル (4202): 「アウトパフォーム」に格上げ-東海東京
- グリコ (2206): 2Q営業利益、市場予想上回る
- 淀川製鋼所 (5451): ストラテジックCの株持ち分が6.3%に上昇-変更報告
- ピジョン (7956): 2Q売上高、市場予想上回る
- サンケン電 (6707): 連 1Q 営利 赤転 -46.40億円
- フリー (4478):連 通期 営利 赤字拡大 -83.86億円
- エイピアG (4180): 連 2Q 税前 +321.8% 4.64億円(IFRS)
- 10億円上限に自己株取得へ
- イエロハト (9882): ストラテジックCの株持ち分が9.6%に上昇-変更報告
- メドレー (4480): 連 2Q 営利 -6.6% 22.61億円
- 栄研化 (4549): NAVなどの株持ち分が16.4%に上昇-変更報告
- 弁護士DC (6027): 連 1Q 営利 2.82億円
- チェンジHD (3962): 連 1Q 税前 +101.1% 22.85億円(IFRS)
- Pアルファ (4071): 連 3Q 営利 +21.1% 31.06億円
- 日機装 (6376): 連 2Q 税前 +30.5% 71.05億円(IFRS)
- 東亜道 (1882): ストラテジックCの持ち分が14.4%に上昇-変更報告