●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄
●本日の予定
<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>
米国市場動向:セクターでは朝から情報技術が上昇。Nvidia(NVDA)が+6.5%でセクターの上昇を主導、Intel (INTC)+5.7%、Broadcom((AVGO)+5.1%と半導体関連が軒並み大幅高となった。SOX指数は+4.18%。一般消費財・サービスは、レストランチェーンのChipotle(CMG)のニコルCEOを新CEOに採用したコーヒーチェーンのStarbucks(SBUX)が+24.5%と急伸した。コミュニケーション・サービスはMeta Platforms (META)+2.4%、Alphabet(GOOGL)+1.2%。一方で、エネルギーは朝から下落。E&PのEQT(EQT)が-3.4%と前日の上昇を吐き出した。
<US時間外>
◇上昇銘柄◇
GRAL(バイオテクノロジー): コスト削減と早期がん発見への注力、30%の人員削減も合わせて発表
MRCY(防衛): 4Q EPS 23c、市場予想 9.5cを上回った
◇下落銘柄◇
ILMN(生命科学): 1桁台後半の収益成長を目指すと公表も、投資家の期待に及ばず下落
<日本株ADR>
◇上昇銘柄◇
6465(ホシザキ) MSCI銘柄入替で除外候補だったが、13日朝に発表された構成銘柄で残留決定
5401(日本製鉄) 宝山鋼鉄との合弁を解消
◇下落銘柄◇
6753(シャープ) 9日に発表された決算にて営業赤字58億は市場予想を下回った
9064(ヤマトHD) 8月末にてMSCI standard構成銘柄からの除外が公表された
<本日の新聞見出し>
▼NIKKEI Prime ※お盆版(過去記事)▼
・EU、デジタルで促す循環経済 ユニクロにも廃棄削減迫る
・半導体微細化へ裏面電源供給 インテルが先行、TSMCも
・Mujin、AIと一線画す「機械知能」 ロボットのOS狙う
▼日本証券新聞▼
・MSCIの銘柄入れ替え 新規採用でKOKUSAIが大幅高 除外は近鉄GH、ヤマトHDなど
・アイビス 通期業績&配当増額 サブスク売上倍増、収益の柱に
・オカムラ食品 今期は増収増益&増配 国内養殖量の拡大が順調
▼日刊工業新聞▼
・工作機械7月受注 3か月連続増 中国市場けん引
・キャノン、後工程向け倍増 i線露光装置 高密度実装に貢献
・訪日客免税見直し 政府・与党転売防止で対策
・スウェーデン委 原発新設計画費用380億ドルに
▼日経MJ▼
・ベイブレード 経済圏も超加速 女性も戦う「スポーツ」へ 独自ポイント65億到達 遊んでためてレア物ゲット
・リノベ戸建て再販売 重点に パナポームズ、空き家増加受け 新築高騰で需要高まる
・ポストタピオカに「フングイ」 ウェンディーズとミスド 台湾発ぷにっと触感、飲料に
<本日の相場>
本日の日本株相場は小幅高となりそうだ。昨晩の米国市場は主要3指数が揃って上昇した。朝方に発表された7月の卸売物価指数が市場予想を下回ったことで、FRBによる利下げ観測が強まり、ハイテク株を中心に幅広い銘柄が買われた。本日の日本株は、昨晩の米国株高を受けて買い優勢でのスタートとなろう。他方、週の後半にかけて米重要経済指標の発表が予定されているほか、日経平均株価は先週の急落前の水準を回復しており、イベントを前にした利益確定の売りが相場の上値を抑えよう。
〇低バリュエーションが株価を下支え
本日は300社超の企業が決算発表を予定しており、4-6月期の決算が概ね出揃う。25/3期1Qの決算(東証プライム上場の3月期決算企業の内、先週末までに決算を発表した企業が対象)は、前年同期比7%増収・同11%最終増益と、コロナ禍からの回復局面にあった前期からは伸びが鈍化したものの、引き続き堅調な決算となった。決算を受けて日経平均株価の予想EPSが上昇しているほか、相場の調整で予想PERは大きく低下しており、日本株の相対的な割安感は増している。当面は外部環境を睨みながらのボラタイルな相場展開が想定されるが、日本株の低バリュエーションが株価の下支え要因となりそうだ。
〇決算発表一巡で好決算銘柄に注目
本日で決算発表が一巡するが、今後はアナリストによる目標株価の変更などが多くなることが予想され、改めて業績を見直す動きが見られよう。足元では相場全体が大きく調整したことで、決算の内容が株価に正しく反映されていない銘柄も多いものと思われ、見直し余地は大きそうだ。個別企業では、好調な決算を発表した住友化学(4005)やソニーG(6758)などに注目したい。住友化学は、構造改革効果などにより、市場予想以上に損益が改善しているほか、直近では保有するペトロ・ラービグ株の一部売却も発表しており、一段の業績改善が期待されそうだ。また、ソニーGは、中計の達成に向けて順調なスタートを切っており、引き続きエンタメ事業を中心とした成長が期待されよう。これ以外では、昨日はアシックス(7936)が好調な決算を発表している。通期の会社計画は、7月中旬に既に上方修正されているが、上期の業績進捗率は高く、通期会社計画には上振れ余地があろう。また、自社株買いの実施など、積極的な株主還元姿勢も併せて評価されそうだ。
<材料銘柄>
- NTT (9432): 「中立」に格下げ、目標株価は155円-SMBC日興
- ソフトバンクG (9984): ソフトバンクG出資の車好多集団、米IPO検討-IFR
- 7&iHD (3382): 7月セブン―イレブン・ジャパン既存店売上高-0.6%
- アシックス (7936): 2Q営業利益、市場予想上回る
- 光通信 (9435): 通期配当予想上方修正、市場予想下回る
- サンリオ (8136): 「買い」に新規格付け、目標株価は4500円-ジェフリーズ
- サッポロH (2501): 不動産子会社への外部資本導入など検討-提案募集へ
- 2Q営業利益95.7億円-前年同期4.720億円
- マツココ (3088): 1Q営業利益、市場予想下回る
- メルカリ (4385): 通期売上高予想、市場予想下回る
- シチズン時 (7762): 1Q営業利益、市場予想下回る
- セイコーG (8050): 通期営業利益予想上方修正、市場予想下回る
- いなげや (8182): 連 1Q 営利 赤転 -50.00百万円
- 日東電工 (6988): 「アウトパフォーム」に格上げ-水戸証券
- 大成建設 (1801): accumulate格付け再開-立花証券
- オプンHG (3288): 3Q営業利益、市場予想下回る
- SUMCO (3436): 「中立」に格下げ、目標株価は1700円-シティ
- IIJ (3774): 「アウトパフォーム」に格上げ-岩井コスモ証券
- アルバック (6728): 通期営業利益予想、市場予想下回る
- ラクス (3923): 連 1Q 営利 +125.7% 23.27億円
- 日本電子 (6951): 連 1Q 営利 +291.1% 40.75億円
- スカパJH (9412): 「アウトパフォーム」に新規格付け-岩井コスモ証券
- イエロハト (9882): ストラテジックCの株持ち分が8.4%に上昇-変更報告
- ゴールドク (8871): ストラテジックCの株持ち分が10%に上昇-変更報告