株式市場オーバーナイト概況(2024年7月30日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄 
●本日の予定
●本日の決算発表予定


Worldwide Index (主要指数&コモディティ)

米国市場動向:セクターでは、朝から一般消費財・サービスが上昇。Tesla(TSLA)が証券会社のトップピックに推奨されて+5.6%となった他、ファーストフードのMcDonald(MCD)が予想を下回る決算を発表したにも関わらず、+3.7%上昇してセクターを押し上げた。コミュニケーション・サービスは、先週の決算発表以降下げていたAlphabet(GOOGL)+1.5%反発、Walt Disney(DIS)も新作映画の初週末興行収入が予想を大きく上回り、+2.5%。不動産や公益も上昇。一方で、エネルギーは終日軟調となった。情報技術はまちまち、Nvidia (NVDA)-1.3%Intel(INTC)-1.7%と半導体が軟調でセクターの重しとなった他、ソーラー銘柄も下落


日本株ADR

決算関連の銘柄の動きが顕著

 

◇上昇銘柄◇

6954(ファナック通期連結業績予想を上方修正。FA、ロボマシン各部門が寄与

6727(ワコム) 1Q営業利益前期比+198%の25.2億円

 

◇下落銘柄◇

7276(小糸通期営業利益予想を下方修正580億円⇒490億円、市場予想580億円

9697(カプコン) 1Q営業利益は前年同期比-46%の128億円


本日の新聞見出し

NIKKEI Prime

NECAIへの「質問攻め」でリスク管理 誤回答の芽摘む

・オムロン系、片手操作の群ロボット 身体拡張に新機軸

・ユーグレナ、マレーシアでバイオ燃料製造 28年メド開始

 

▼日本証券新聞▼

・東製鉄がS高 上方修正と自社株買いを好感

ABCマート 出遅れインバウンド関連 スニーカーの内外価格差は1.7

・タイミー 多様化する働くニーズに対応 データ活用で労働者の待遇改善

 

▼日刊工業新聞▼

・キオクシア9月開始 NAND市況回復 北上新棟 装置搬入

・荏原、実証運転に成功 液体アンモニア用モーターポンプ

・旭有機材、半導体材料増産 60億円投資 愛知に新工場

・日本ハム、口栓付きパウチ 片手で食べれるラーメン

 

▼化学工業日報▼

・エボニック アジア売上高比率3割へ バイオ界面活性剤新工場も

・信越、反転上昇に手応え 北米向け塩ビ回復 ウエハーも底打ちへ

・レゾナック EV向け機能部材 リサイクルアルミ適用 27年度実車搭載へ


本日の相場

本日の日本株相場は、方向感の乏しい展開となりそうだ。日米金融政策会合に加えて、米主要テクノロジー企業の決算発表を前に、昨晩の米国株式相場も様子見姿勢が強く、同様に動きづらさが意識されよう。他方、7月以降の日本株相場は乱高下に見舞われたが、昨日の日経平均は38,000円台半ばであり、4-6月のレンジ相場であった37,000円~39,000円水準に「戻ってきただけ」とも言える。今週の重要イベントを通過すればボラティリティは低下していくとみられ、優良銘柄を冷静に拾うスタンスを堅持したい。

 

1Q決算はまずまず良好な内容

国内では3月期決算企業の1Q4-6月期)決算発表が徐々に本格化するなか、株価は概ね良好な反応を示している。例えば、先週末に1Q決算を発表した信越化学は内容自体はほぼインラインであったが、昨日の株価は8%超の大幅高となった。直近で半導体関連株は調整基調にあった反動もあろうが、同社株へのポジティブな反応は前向きに捉えたい。相場全体で見ても、東証プライム市場の予想EPSは右肩上がりの拡大が続いている。昨日についても、コマツやファナックなどが堅調な1Q決算を発表した。今後、決算発表が一段と本格化するなかで、業績面が下値を支える要因となりそうだ。

 

〇スタンダード市場の底上げは続こう

その他、物色面ではスタンダード市場にも目を向けたい。7月中旬以降のリスクオフ局面において、スタンダード市場も利益確定売りに押されたが、バリュエーション面での評価余地は依然として大きいとみられる。実際に、東証プライム市場のPBR1.35倍であるのに対して、スタンダード市場は1.02倍に留まっている(726日時点)。昨今ではPBR改革がプライム市場からスタンダード市場にも広がりつつあり、割安感のある銘柄を探る動きは今後も中長期的に持続する可能性が高いだろう。個別では省エネ関連の一角としてJPNエンジン、節約消費の拡大の恩恵を受けるセリアなどに注目だ。なお一部では、千葉県内で有機フッ素化合物「PFAS」のうち、有害性が指摘されている物質が高い濃度で検出された問題が報じられた。同問題を受けて、活性炭事業への関心が高まるクラレにも注目しておきたい。



材料銘柄

  • 三井住友FG (8316): SMBC日興、4-6月期は116億円の黒字-債券引き受け増など寄与
  • トヨタ (7203): トヨタ会長、このままでは来年取締役選任されず-自社メディアで発言
  • コマツ (6301): 1Q営業利益、市場予想上回る
  • ファナック (6954): 通期営業利益予想上方修正、市場予想下回る
  • 塩野義薬 (4507): 1Q営業利益、市場予想下回る
  • 楽天G (4755): フィンテック事業再編は25年1月目指す-従来2410
  • パソナG (2168): オアシスが株式を5%保有、ベネフィト売却後-重要提案行為も
  • カプコン (9697): 1Q営業利益、市場予想上回る
  • 大ガス (9532):1Q営業利益287.5億円-前年同期736.6億円
  • SCSK (9719): 1Q営業利益、市場予想下回る
  • 富士通ゼネ (6755): 連 1Q 営利 黒転 7.16億円
  • 小糸製 (7276): 通期営業利益予想下方修正、市場予想下回る
  • ガイシ (5333): 1Q営業利益、市場予想上回る
  • アコム (8572): 1Q営業利益219.6億円-前年同期219.3億円
  • コエテクH (3635): 通期営業利益予想据え置き、市場予想下回る
  • ビプロジー (8056): 1Q営業利益、市場予想上回る
  • スタンレー (6923): 1Q営業利益、市場予想とほぼ同じ
  • 住SBI銀 (7163):1Q純利益、市場予想下回る
  • 日精工 (6471): 1Q営業利益、市場予想下回る
  • 日電硝 (5214): 2Q営業利益、市場予想下回る
  • 九電工 (1959): 連 1Q 営利 +113.5% 102.63億円
    • 「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価は6400円-CLSA
  • TKP (3479): 「イコール・ウエート」に格上げ-モルガンS
  • マクニカH (3132): 連 1Q 営利 -41.7% 120.47億円
  • 日ゼオン (4205): 連 1Q 営利 +47.9% 90.41億円
  • カドカワ (9468): 8月中旬以降おおむね平常水準に回復-出版事業の出荷部数
  • 大同特鋼 (5471): 1Q営業利益、市場予想下回る
  • パルタック (8283): 単 1Q 営利 +6.5% 74.28億円
  • Genky (9267): 連 通期 営利 +34.4% 90.15億円
  • ほくほくF (8377): 連 1Q 税前 +56.2% 115.99億円
  • パラマウH (7817): 連 1Q 営利 -51.1% 15.93億円
  • さくらイン (3778): 連 1Q 営利 +122.1% 2.31億円
  • きらぼしF (7173): 連 1Q 税前 +11.3% 96.57億円
  • 横河ブリH (5911): 連 1Q 営利 -61.1% 13.86億円
  • ワコム (6727): 連 1Q 営利 +198.1% 25.25億円
  • 冶金工 (5480): 連 1Q 営利 -27.6% 48.73億円
  • 不二家 (2211): 連 2Q 営利 +430.7% 10.88億円
  • ゼンリン (9474): 連 1Q 営利 赤字縮小 -2.74億円

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