●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄
●本日の予定
●本日の決算発表予定
<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>
米国市場動向:主要3指数は揃って続伸し、NYダウは史上最高値を更新。トランプ前大統領の暗殺未遂事件を受け、同氏が大統領に返り咲くとの見方が強まるなか、米国株は上昇して取引を開始した。トランプ政権誕生時の規制緩和への期待から、エネルギーや金融セクターが朝方から堅調。なかでも、好決算を発表したゴールドマン・サックス・グループ(+2.6%)の上昇が目立った。また、CEOが「トランプ氏を全面支持する」とコメントしたテスラ(+1.8%)も高い。その後、「iPhoneの出荷台数が4-6月は増加」と伝わったアップル(+1.7%)や、「サイバーセキュリティ企業『Wiz』の買収に向けて協議」と報じられたアルファベット(+0.8%)など大手ハイテク株の一部が上昇するなか、米国株は堅調推移が継続。午後に入り、「スウォッチ・グループが中国における高級品需要の低迷により、上半期の売上高と利益が急減」と伝わったことを受け、ラルフローレン(-5.8%)などアパレル株に連想売りが広がるなか、主要3指数は伸び悩んだが、最終的に揃って上昇して取引を終えた。
<US時間外>
◇上昇銘柄◇
ETON(医薬品): FDAがET-400新薬申請を審査のため受理
ABNB(インターネットメディア): クラスA株の1億5,850万ドルのブロック取引が147.22ドルで有った
◇下落銘柄◇
DJT(メディア): トランプ攻撃で再選への期待が高まり、メディア株が立会内で急騰
BSET(家庭用品): サイバーテロに遭った可能性を示唆
<日本株ADR>
◇上昇銘柄◇
7936(アシックス) 保有している全政策株を24年度中に売却、売却益は60億円程度
9503(関西電) 美浜、大飯原発に乾式貯蔵施設の設置申請(美浜100トン、大飯250トン)
◇下落銘柄◇
6753(シャープ) 大型液晶パネル生産停止で500人の早期退職募集
8267(イオン) 1Q営業利益478億(市場予想500.3億)と市場予想を下回った
<本日の新聞見出し>
▼NIKKEI Prime▼
・ラピダス、後工程と液晶技術を融合 ロボット活用も鍵
・デンソー「40年分の暗黙知、AI化」 車載ソフトを効率開発
・NTTドコモなど、生成AIで電子看板 作成期間短縮
▼日本証券新聞▼
・タマホーム 急騰 今期最高益、増配を予定
・Sansan 新規受注が好調 決算と自社株買い好感しストップ高
・不動産株が逆行高 6月の都心5区のオフィス空室率が低下 大手不動産マーク
▼日刊工業新聞 ※7/15分▼
・キャラクタービジネス好調 今年度2.7兆円 矢野経済研まとめ
・川重、全事業を調査 海自への裏金接待疑惑
・ローランド 新社長 ファンと共に電子楽器革新
▼化学工業日報▼
・千代田化工 医薬品エンジ 先端領域に力 フロー合成 顧客提案に本腰 細胞培養 筑波大と商用化
・東レ 再生繊維 回収原料を多様化 アクリル追加を検討
・ライオン 業務用洗浄剤 食品加工工場向け売上高倍増 豊富な製品群を前面に ソリュ提案強化
▼日経MJ▼
・K-POPからKを消せ 日本企業と「現地化」JO1やNiziU育成 「売る仕組み」次は米へ
・物流網維持 相互補完に突破口 JR東と日本郵便 連携深化へ薬配送も展開
・引っ越し料金24年問題で最高 3月、家族世帯22万円 サカイ、長距離の鉄道輸送拡大
<今週の相場>
今週の日本株相場は、高値圏での一進一退の推移を想定する。昨日からは、米共和党全国大会や中国の3中全会が開催されているほか、週末にかけては米国の決算発表が本格化するなど、海外でイベントが多く予定されており、それらを睨んだ動きが続きそうだ。加えて、国内では来週以降に決算発表シーズン本格化を控えることで、利益確定売りが優勢となる場面も想定されよう。ただ、直近の急ピッチな株価上昇に乗り遅れた個人投資家も多いとみられ、調整局面では押し目買いが入りそうだ。企業の自社株買いも引き続き相場を下支えしよう。国内が連休中の米国市場は堅調に推移した。特に昨晩はトランプ氏が大統領に返り咲くとの見方が強まり、防衛やインフラ、原油などのトランプ関連銘柄が堅調だったことから日本でも関連銘柄は堅調に推移しよう。また、中小型株で構成されるラッセル2000が大幅に続伸。米利下げ期待を背景に中小型を中心に資金が回っていると考えられ、日本株でも中小型株への資金流入が続くとみる。また、為替は1ドル=158円台へ円高が進んでおり、円高メリット銘柄が選好される流れが続きそうだ。先週末に大きく上昇したニトリや神戸物産、ワークマンやサッポロHDに注目したい。
〇半導体関連株の決算発表に注目
今週は、17日にASML、18日にディスコとTSMCなど、国内外で半導体関連銘柄の決算発表を控える。先週のローツェの決算やTSMCの月次売上高が好調だったことからも、決算を機に半導体関連株の物色が強まる可能性に期待したい。半導体関連株は日経平均株価への指数寄与度が高いことから、関連銘柄が日経平均を押し上げる可能性もありそうだ。10日には、国際半導体製造装置材料協会(SEMI)が、半導体の後工程分野の成長が25年度に加速する見通しを発表した。特にテスト装置は前年比+30%、組立・パッケージング装置は同+35%の急増が見込まれるとした。検査装置大手のアドバンテストやパッケージング装置のTOWAや芝メカ、パッケージング材料を手掛けるレゾナックHD、住友べ、イビデンには長期的に恩恵がありそうだ。加えて、搬送装置のローツェやダイフクにも期待したい。
<材料銘柄>
- ファナック (6954): 「買い」に格上げ、目標株価は5500円-シティ
- イオン (8267): 1Q営業利益、市場予想下回る
- NEC (6701): SBI新生銀、NECキャピ株をNECなどから取得-計33.32%
- INPEX (1605): オーストラリアで再エネ開発に2000億円投資へ-日経
- T&DHD (8795): 「中立」に格下げ、目標株価は3220円-みずほ証券
- ローソン (2651): 連 1Q 税前 +2.9% 247.42億円(IFRS)
- エプソン (6724): 海外で人員削減へ、製造拠点も集約-共同
- リクルトH (6098): 学習端末利用で子供の情報を不適切管理、文科省が全国調査へ-読売
- 住友商 (8053): 米社と積み下ろしAIロボ、今秋以降に納品開始-日経
- アシックス (7936): 通期営業利益予想上方修正、市場予想上回る
- 三菱UFJ銀、三井住友銀がアシックス株を売り出し
- 良品計画 (7453): 通期営業利益予想上方修正、市場予想上回る
- コスモス薬 (3349): 通期営業利益予想、市場予想下回る
- シャープ (6753): 早期退職募集、子会社の堺工場で500人規模-日経
- 全国保証 (7164): 「中立」に格下げ、目標株価は6000円-SBI証券
- スルガ銀 (8358): 「中立」に格下げ、目標株価は1150円-岡三証券
- ジンズHD (3046): 通期営業利益予想を上方修正
- マネフォワ (3994): 2Q売上高、市場予想上回る
- Bカメラ (3048): 通期営業利益予想上方修正、市場予想上回る
- 竹内製 (6432): 1Q営業利益、市場予想上回る
- サカタタネ (1377): 通期営業利益予想、市場予想下回る
- IDOM (7599): 連 1Q 営利 +60.6% 44.49億円
- メドレー (4480): ポーラーCの持ち分が6.7%に上昇-変更報告
- 湖池屋 (2226):ポテトチップスなどを4-14%程度値上げ、10月
- 出前館 (2484):自己株16.66%を上限に取得
- 三益半導体 (8155): 単 通期 営利 -7.7% 103.12億円
- マクス東海 (8198): 連 1Q 営利 +18.5% 28.55億円
- ドト日レH (3087): 連 1Q 営利 +37.6% 29.81億円
- パソナG (2168): 連 通期 営利 -52.7% 67.94億円
- TSIHD (3608): 連 1Q 営利 -44.6% 10.18億円
- 松屋 (8237): 連 1Q 営利 +186.1% 11.36億円
- リンガー (8200): 連 1Q 営利 +98.4% 3.75億円
- ベクトル (6058): 連 1Q 営利 -2.8% 13.74億円