●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄
●本日の予定
●本日の決算発表予定
<Worldwide Index (主要指数&コモディティ)>
米国市場動向:セクターでは、情報技術が上昇。通信機器のCorning(GLW)が生成AI関連製品向け光ファイバー需要の急増を理由にQ2のガイダンスを引き上げて+12.0%急伸。Super Micro Computer(SMCI)+6.2%、Intel(INTC)+6.2%、Advanced Micro Devices(AMD)+4.0%と半導体が上昇を主導、SOX指数は最高値を更新した。素材は化学中心に上昇。不動産も上昇した。一方で、Meta Platforms(META)-2.0%、Alphabet (GOOGL)-0.8%でコミュニケーション・サービスが朝から下落。エネルギーも下落した。
<US時間外>
◇上昇銘柄◇
RVMD(バイオテクノロジー): 7月15日のプログラム更新の計画を受けて株価が上昇
KYMR(バイオテクノロジー): サノフィ(化膿性汗腺炎とアトピー性皮膚炎の薬)第2相試験拡大計画を公表
◇下落銘柄◇
特段目立ったニュースなし
<日本株ADR>
高安まちまち
◇上昇銘柄◇
9503(関西電) 猛暑の影響で、域内電気使用率が一時95%超。中部電から一部融通
9101(郵船) エネオスHDから海運事業を一部譲り受け
◇下落銘柄◇
4536(参天薬) 東海東京証券がPT上げ、1,470円 ⇒ 1,780円
4755(楽天) 7月TOPIXイベントで売り筆頭、想定売り需要4,300万株超
<本日の新聞見出し>
▼NIKKEI Prime▼
・ユニ・チャーム、再生おむつを初の市販 スコープ3削減
・TOPPANHD、全研究者にAI 「寺子屋」で材料探索を指南 CTOに聞く
・NTTデータとキリン系、飲料開発にデータ活用 生成AIも
▼日本証券新聞▼
・夏休みの国内旅行者3年ぶり減少 近場のレジャーに恩恵か
・岡野バルブが急伸 原発メンテ好調 通期は最増額の期待も
・TOPIX浮動株比率見直し ルネサス、大塚HDなどに買い需要
▼日刊工業新聞▼
・日本信号 東アフリカ開拓 ウガンダ首都に営業所
・「標準的運賃」着実に浸透 トラック事業者 値上げ53%
・大王製紙、中国でおむつ勝訴 模倣品排除 毅然と対応
▼化学工業日報▼
・ヘルスケアで売上高500億円 住ベが30年 ソリュ型に転換 細胞・遺伝子が原動力
・ARグラス用樹脂ウエハー 25年にも量産体制 三井化学、新たな収益源に
・三菱ケミカルグループ タイMMA、原料調達強化 SCG新拠点からC₄ MAA増強、3万㌧体制
・綜研化学 中国で機能性フィルム参入 ARなど現地生産へ
<本日の相場>
本日の日本株相場は、引き続き上値を試す展開となりそうだ。ETF(上場投資信託)の分配金捻出に伴う換金売りによって昨日の日本株相場は大引けにかけてやや弱含んだものの、日中は底堅い動きとなった。換金売りに対する警戒感は事前に相当程度織り込まれていたとみられ、需給面の不安は杞憂に終わることになろう。また、昨日の台湾市場ではTSMCの時価総額が一時1兆ドルの大台に乗せた。米国市場でも同社ADRの売買が活況となっており、半導体関連株に対する旺盛な物色意欲も本日の日本株相場の追い風となりそうだ。
〇業種間の循環物色が継続
昨日は銀行や保険などの金融関連セクターが利益確定売りに押され軟調であった半面、医薬品や精密機器セクターが上昇するなど、依然として循環物色が効いている印象だ。7月以降の業種別株価指数の騰落率を見ると、日経平均をアウトパフォームしているのは33業種中7業種に留まる。ただ、その顔ぶれはシクリカルセクター(機械、海運など)、金融セクター(保険)、内需セクター(情報・通信)、ディフェンシブセクター(医薬品)など幅広い。これは緩やかな循環物色が継続している証左と言え、この流れが継続する間は相場全体の底堅さが持続しよう。
〇長期視点で「課題解決力」の強い企業に注目
物色面では、日本企業の強みである「課題解決型」の企業に注目したい。一般的に、米国企業は「価値創造型」、日本企業は「課題解決型」の企業が多いと言われる。ここ数年、米国ではGAFAをはじめとするテクノロジー企業が台頭してきた半面、日本企業はイノベーションを創造する力が乏しいと評価されてきた。ただ、昨今の時価総額上位の日本企業を見ると、キーエンスや日立、東京エレクトロンが並ぶ。キーエンスは「人手不足」、日立は「電力不足」、東京エレクトロンは「半導体不足」という、日本が抱える長期的な課題を解決する力を有する企業と言えよう。長期的な視点において、「人手不足」「電力不足」「半導体不足」は避けて通れない問題であり、これらの息の長いテーマ性を内包する企業は物色が持続するとみている。
<材料銘柄>
- 三井住友FG (8316): 三井住友銀、10月に個人客向けの振込手数料を引き下げ-日経
- 豊田織 (6201): 「イコール・ウエート」に格下げ-モルガンS
- アイシン (7259): 株式の売り出し価格を1株5092円に決定
- 旭化成 (3407): 「オーバーウエート」に格上げ-JPモルガン
- 郵船 (9101): エネオス(5020)が原油タンカー以外の海運事業を譲渡へ
- ウエルシア (3141): 1Q営業利益、市場予想下回る
- 東海理化 (6995): 「アンダーウエート」に格下げ-モルガンS
- ニッパツ (5991): 「オーバーウエート」に格上げ-モルガンS
- スズケン (9987): 「買い」に格上げ、目標株価は5900円-ジェフリーズ
- エクセディ (7278): 「アンダーウエート」に格下げ-モルガンS
- 武蔵精密工 (7220): 「オーバーウエート」に格上げ-モルガンS
- UNEXT (9418): 連 3Q 営利 +51.2% 235.33億円
- クリSDH (3148): 連 通期 営利 +7.0% 202.27億円
- ライフコポ (8194): 連 1Q 営利 +9.4% 69.45億円
- フジ (8278): 連 1Q 営利 -38.6% 14.35億円
- ホギメディ (3593): NAVなどの持ち分が14.9%に上昇-変更報告
- 大阪鉄 (5449): ストラテジックCの持ち分が6.3%に上昇-変更報告
- 東亜道 (1882): ストラテジックCの持ち分が14.1%に上昇-変更報告
- WNIウェ (4825): 連 通期 営利 +0.4% 32.70億円
- 鈴茂器工 (6405): 「中立プラス」格付け再開、目標株価は1700円-水戸証券