株式市場オーバーナイト概況(2024年7月8日) | kab13の株式投資情報

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レーティング情報などを配信しています。マーケットに対峙する方へ、少しでも情報の上乗せになればと思います。

【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●今週の相場
●材料銘柄
●今週の予定
●本日の決算発表予定

Worldwide Index (主要指数&コモディティ)

米国市場動向:セクターでは、朝からコミュニケーション・サービスが上昇。Meta Platforms(META)は水曜に、短文投稿アプリ「スレッズ」の月間利用者がサービス開始から17500万人に達したと発表したことや、AI新モデルへの期待で、+5.9%Alphabet(GOOGL)+2.6%。生活必需品は、飲料のConstellation Brands (STZ)+3.5%、会員制倉庫型小売りのCostco Wholesale(COST)+2.7%、大型小売店のWalmart(WMT)+2.6%。一般消費財・サービスは、Amazon.com(AMZN)+1.2%Tesla(TSLA)+2.1%。情報技術もApple(AAPL)+2.2%、やMicrosoft(MSFT)+1.5%と、マグニフィセント7が上昇を支えたがNvidia(NVDA)は証券会社が投資判断を引き下げ、-1.9%下落した。一方で、エネルギーは朝から下落、構成22銘柄すべてが下落した。資本財・サービスは航空会社中心に下落、Southwest Airlines (LUV)-5.7%United Airlines(UAL)-3.1%。 



US時間外

 

◇上昇銘柄◇

IDYA(バイオテック): 現地時間8日にがん治療薬について、臨床データの更新を報告すると発表

RCM(リサイクル管理): 買収先として調査されていることが判明

 

◇下落銘柄◇

特にニュースなし



日本株ADR

軟調に推移した銘柄が目立つ

 

◇上昇銘柄◇

6201(豊田織ゴールドマンがPT上げ、12,400 ⇒ 12,700

9984(ソフトバンクみずほ証がPT上げ、1,500 ⇒ 2,000

 

◇下落銘柄◇

7182(ゆうちょ銀) 7月末FFWでは売り需要発生、想定62万株程度



本日の新聞見出し

NIKKEI Prime

TSMC「ラピダスとチップレットで共存も」 幹部に聞く

・洋上風力用クレーン、タダノがベスタスに供給

・ヨロズ社長「トヨタ比率20%に」 EV用サスを軸に開拓

 

▼日本証券新聞▼

・国がウナギ養殖の新技術 G-FACストップ高

・キユーピー、6期ぶり最高益へ 海外成長、収益改善が想定超

・ジェイドG、急騰 子会社の営業利益が改善

 

▼日刊工業新聞▼

・農研機構 放し飼い移行で試算 鶏卵供給最大6割不足

・イビデン、売上高100億円へ EV電池安全部材量産

・日立造船、燃費データ改ざん 陸上試運転 舶用エンジン1364

・大同メタル 非自動車向け軸受け拡大 船舶・発電機狙う

 

▼化学工業日報▼

・非鉛系塩ビ安定剤増強 堺化学 タイで能力2倍に 東南アで高付加価値品拡販

・出光興産 SPSの販売先多角化 EVに加え繊維・日用品 内外2拠点フル活用へ

・レジスト用樹脂 DICAI半導体に照準 後工程で新たな商機 前工程は全世代対応

AGC 農薬CDMO 非フッ素も 来年にも技術確立 規制対応、安価に

 

▼日経MJ

・通信制の将来広げる相棒 サポート校、6割と連携 コナミはeスポーツ 「高校選びの決め手に」

・新築マンション、10年前の4アリ 東京都区部23年度、高騰の一因に 供給戸数、ホテルと用地争奪

・「売り文句」AIが考案 西鉄ストア、POP実験で販売好調 POSと口コミデータで解析



今週の相場

今週の日本株相場は高値圏で一進一退の展開を想定する。日経平均、TOPIXともに史上最高値を更新し、市場のムードは良好だ。今週は国内では需給イベント、米国では物価指標の発表やパウエルFRB議長の議会証言などが利益確定売りの材料となりそうだが、急ピッチな上昇で買い遅れた投資家も多く、下値は押し目買いが支えよう。物色では6月下旬からバリュー株が優勢だが、先週はグロース株への物色が戻ってきており、柔軟に対応したい。

 

一時的な需給の緩みは押し目買いの好機に

日経平均はセオリー通り保ち合い上放れで、約3ヵ月に及ぶボックスレンジを切り上げる格好となった。直近2週間の上昇に明確な強材料があるわけではないが、日本を代表する大型株の堅調やGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の日本株ウェイトの引き上げ期待、米ハイテク株の上昇などの好材料が重なったとみられる。金曜引け後に公表されたGPIF23年度運用状況では、今回ポートフォリオの見直しは発表されていないが、秋以降に次期(20252029年度)運用計画が厚労省で審議される予定であり、市場の期待は持続しそうだ。一方、今週はETFの分配金捻出のための売りが市場推計で8日と10日に合わせて1.21.3兆円程度見込まれている。例年のことで、先回りでショートしていた向きは想定外の株価上昇で買い戻しを余儀なくされたとみられる。そのため、当日は下方向に動く可能性が考えられるが、一時的な動きであり、押し目を拾う好機ともなろう。高値更新直後の押しは当然の一服と、市場のムードが悪化することもなさそうだ。

 

〇循環物色の流れに乗る

両指数が史上最高値を更新した割には、市場全体に過熱感はなく、個別の新高値銘柄数は意外に少ない。同じような銘柄が交代で買われており、バリュー株では金融セクターを主軸に、日立や三菱重などの大型株への人気が続きそうだ。一方、グロース株については、先週は電子部品株が騰勢を強めたように今後は物色の広がりがカギとなろう。



材料銘柄

  • 安川電 (6506): 1Q営業利益、市場予想下回る
  • 東電HD (9501): 水力発電所の増強に30年度までに600億円規模投資へ-日経
  • 三井物 (8031): 三井物やシェル含む4社、UAEの新LNG事業に出資へ-関係者
  • ブラザー工 (6448): 「中立」に格下げ-東海東京
  • 西武HD (9024): リゾート開発に700億円投資へ、軽井沢や箱根など-読売
  • トヨタ (7203): 公取委、トヨタ子会社の下請法違反で勧告-トヨタ系不祥事相次ぐ
    • 過去10年分の認証プロセスの調査完了-新たな事案なし
  • KDDI (9433): 「買い」に格上げ、目標株価は5000円-みずほ証券
  • NTT (9432): 光の通信装置の海外展開を国が支援へ、実証実験に補助-日経
  • 丸一鋼管 (5463): 通期純利益予想下方修正、市場予想下回る
  • 日立造 (7004): 子会社が舶用エンジンの燃料消費率測定でデータ改ざん
  • ハイデイ日 (7611): 単 1Q 営利 +20.6% 14.71億円
  • マニー (7730): 連 3Q 営利 +19.7% 64.98億円
  • サンエー (2659): 連 1Q 営利 +16.5% 41.34億円
    • 1株を2株に分割、効力発生は9月1日
  • セリア(27826月既存店売上高+8.1
  • アクランズ (9842): 連 1Q 営利 +17.5% 49.39億円
  • トーセイ (8923): 連 2Q 税前 +19.1% 143.72億円(IFRS)
  • 栄研化 (4549): NAVなどの持ち分が13.3%に上昇-変更報告
  • 山一電 (6941): NAVなどの株持ち分が4.3%に低下-変更報告
  • サーラC (2734): 連 2Q 営利 -2.6% 48.89億円
  • 薬王堂HD (7679): 連 1Q 営利 +3.9% 14.03億円

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