株式市場オーバーナイト概況(2024年6月19日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄 
●本日の予定
●本日の決算発表予定

米国市場動向:セクターでは、Goldman Sachs Group(GS)+1.66%Wells Fargo(WFC)+1.4%と大手銀が買われて金融が上昇。情報技術では半導体のみ上昇。証券会社が目標株価を引き上げた半導体テストメーカーのTeradyne (TER)+4.8%、メモリのMicron Technology(MU)も大手証券会社が買い推奨リストに加え、+3.8%。資本財・サービスは、電力設備のGEVernova(GEV)+6.4%、設備レンタルのUnited Rentals(URI)+4.1%。一方で、Alphabet(GOOGL)-1.2%Meta Platforms(META)-1.4%でコミュニケーション・サービスが下落。一般消費財・サービスは、決算発表で住宅受け渡し見通しが予想を下回った住宅建築のLenner (LEN)-5.0%、同業のDr Horton(DHI)Pultegroup(PHM)も売られ、セクターの重しとなった。

US時間外

 

◇上昇銘柄◇

PTLO(レストランチェーン): Guggenheim証券が目標株価を18ドルに引き下げ(前回:22ドル)

HA(航空会社): ハワイアン航空とプラスグレードが複数年にわたる提携を発表

 

◇下落銘柄◇

DJT(メディア): トランプ・メディア&テクノロジーの証券保有者が株式、ワラントの転売について SEC の承認を取得

CMTL(通信機器): 3Qの純売上が予想を下回った


日本株ADR

 

◇上昇銘柄◇

9984(ソフトバンク出資先のトラベルパークがシカゴ拠点のスタートアップ企業・アムトラブを買収

6762(TDK) 昨日の日本市場にて上場来高値の9,519円を記録

 

◇下落銘柄◇

1803(清水建) 5年債グリーンボンド100億発行へ



本日の新聞見出し

NIKKEI Prime

MujinAIと一線画す「機械知能」 ロボットのOS狙う CTOに聞く

・ホンダが売った八千代 印社傘下で「欧州に販路広がる」

・ペロブスカイト、中国で年内量産 脈絡能源が年100MW

 

▼日本証券新聞▼

・半導体から電子部品へ ハイテク人気シフト TDKには新材料

・任天堂反発 マリオ新作映画、日本公開日決定

・楽天G、モバイル700万回線突破 単月黒字まであと一歩

 

▼日刊工業新聞▼

・航空燃料輸送で緊急対応 国交省、官民で戦略会議

・帝人、「めちゃコミ」売却 米ブラックストーンに1343億円

・日本通運 東京から船で医薬品

 

▼化学工業日報▼

・合同資源 ヨウ素、リサイクルで増産 燃焼炉4基増設 今秋に年2800㌧体制

・三菱ガス化学 光学材料2ケタ成長へ 特殊PC高機能化 センサー用途開拓 眼鏡レンズ向け増強

VOC処理装置 東洋紡MC、海外展開強化 欧米やインド重点に

 

▼日経MJ

・味 × 体験で訪日客満腹 ワタミ握りずし講習 月1,000

・ポケモン行商人 ポケモン執行役員 福永晋さん 40日間アジア一周 リアルな熱狂 次のビジネスに着手

・人手不足「時給上がった」94% パート・社員 充足率6割台



本日の相場

本日の日本株相場はもみ合いとなりそうだ。昨夜の欧米株は軒並みしっかりで外部環境は落ち着いているものの、上値追いの材料には乏しく、日経平均は38,000円台半ばでの推移となろう。5月以降、38,000円割れはザラバで4回あるが、終値ではいずれも回復している。上値は39,000円が当面の厚い壁とみられるが、下値も固く、レンジ相場が継続しよう。

 

〇月末にかけて下値を仕込むチャンス

フランスを中心とした欧州の政局不安が投資家心理を重くしている。過去にブレグジットや債務問題などで株式市場が動揺した経緯もあり、月末の仏国民議会選挙までは神経質な展開が想定される。もっとも、極右勢力が躍進しそうとはいえ、ユーロ離脱のような過激な政策は掲げておらず、市場(特に日本株)が過剰に反応したといえる。日米の金融イベント終了で手掛かり材料難の中、格好の売り仕掛け材料とされた側面もあろう。一方、月末にかけては需給が一時的に緩む場面がありそうだ。5月から自社株買いが本格化しているが、東証のガイドラインでは決算期末の買付けを注視する行為形態としており、企業は四半期末(36912月)の買いを自粛する傾向がある。買い付け行為自体は禁止ではないものの、同期末最終週は5四半期連続で売り越し中だ。海外勢の動きが鈍る季節でもあり、再びレンジ下限を試す場面もあろうが、あくまでも一時的な動きであり、優良株を下値で拾うチャンスともいえそうだ。

 

6月相場は小型株がプラスで推移

個別では半導体関連が休養中のなか、TDK6762)や村田製(6981)などの電子部品株への人気が復活しつつあり、良い循環物色となっている。その他、なかなか休まない三菱重( 7011 ) やNEC6701)などは押し目を積極的に狙っていきたい。また、4月以降、高値を更新していないが株価はしっかりしている富士通(6702)や応化工(4186)も今後期待できそうだ。尚、規模別では6月相場は小型株のみがプラスとなっている。引き続き、中小型株にも注目したい。



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