株式市場オーバーナイト概況(2024年6月13日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄 
●本日の予定
●本日の決算発表予定

米国市場動向:セクターでは、情報技術が朝から上昇。ソフトウェアのOracle(ORCL)が、まちまちな決算を発表したもののAIプロダクトとクラウド関連の契約獲得の急増が好感され+13.3%と急伸。Nvidia(NVDA)+3.6%Apple(AAPL)+2.9%で、ともに最高値を更新。SOX指数も+2.9%で高値を更新した。Tesla(TSLA)+3.9%で一般消費財・サービスの上昇を主導、金利低下を好感して住宅関連銘柄も上昇した。一方で、エネルギーが下落。生活必需品や公益も下落した。

US時間外

ブロードコム、時間外で12%高

 

◇上昇銘柄◇

AVGO(半導体): AI関連の需要旺盛で2Q決算良好、通期も市場予想を上回る

 

◇下落銘柄◇

PLAY(レストラン運営): 既存店売上が伸び悩み1Q売上高が減少

PLAB(フォトマスク製造): 法務顧問が休職を受けて株価下落


日本株ADR

堅調に推移

 

◇上昇銘柄◇

4902(コニカミノルタ世界最大規模の印刷機材展示会「ドルッパ」にて発表した「アキュリオジェット60000」はオフセット印刷に迫る高画質を実現

7911(TOPPAN) 昨日の日本市場では過去最高値を更新

 

◇下落銘柄◇

4503(アステラス薬) SMBC日興が"中立"に格下げ、PT 2,050 ⇒ 1,700円に

7752(リコーオプティカル事業譲渡を79月末に延期


本日の新聞見出し

NIKKEI Prime

・サイバーエージェント、技術者は質重視 AIで方針転換 CTOに聞く

・蓄熱材で廃熱「運搬」 高砂熱学、TDK工場で実用化

・車にリサイクル樹脂、EUで受注の条件に UBEが認証取得

 

▼日本証券新聞▼

・ハイデイ日高 中華そば390円で大人気 新紙幣で業界淘汰も追い風か

・ゼオンが堅調 中計説明会を開催 事業ポートフォリオを変革 政策保有株を一段と削減 株主還元を強化

TDSE 中計改良 7月に経営企画室新設

 

▼日刊工業新聞▼

・セイコーエプソン 30年に生産能力4倍 山形にプリントヘッド新棟

・日立造船、都事業に採択 SAF実現可能性調査

・古河電気工業 洋上風力電線を補修

 

▼化学工業日報▼

・日産化学 先端半導体材料でも奪首 前工程 次世代EUVに的 後工程 仮貼り材増強検討

artience 再生樹脂の劣化補うMB PETPLAに照準 繊維向けリサイクル視野

・富士フイルム 創薬支援や iPSビジネス 増強・製品ラインアップ拡充 売上高2000億円超へ


本日の相場

本日の日本株相場は、堅調な展開を想定する。昨晩の米国市場は、ダウが小幅に下落したものの、ナスダックとS&P500は上昇し、共に最高値を更新した。5月の米CPIでコア指数が前月比プラス0.2%と、市場予想のプラス0.3%を下回り、利下げ期待が高まったことで買いが優勢となった。一方、FOMCでは年内の利下げ予想が前回の3回から1回に減少し、相場の重しとなった。もっとも、来年の利下げ予想は前回の3回から4回に上昇したほか、CPIの結果を受けて、市場が考える年内2回の利下げ確率が上昇したことから、ハイテク株を中心に上昇した。

 

〇日銀会合では予見性が高まるかが重要に

本日の日本株は米CPIの伸び率鈍化を好感し、朝方から買い優勢でのスタートとなりそうだ。ただ、国内では本日、明日と日銀金融政策決定会合の開催が予定されていることから、積極的な売買は手控えられやすく、買い一巡後は次第に様子見姿勢が強まろう。今朝の日経新聞では、日銀が国債買い入れの減額を検討し、その方法については一定の幅を持たせつつ、段階的に買い入れを減らす案が浮上していると報じられている。既にマーケットでは国債買いの減額が予想されており、報道内容自体に驚きはないが、足元では日銀の政策運営についての不透明感が高まっており、今後の減額ペースについて予見性が高まるかがポイントとなろう。また、マーケットでは、7月会合で利上げが実施されるとの見方が強まっている。植田総裁は、利上げ時期については今後のデータ次第との見方を維持するものと思われるが、仮に7月に利上げが実施される場合には、今会合で何らかの示唆が行われる可能性もあり、植田総裁の会見にも注目が集まりそうだ。日経平均株価は38,000円から39,000円でレンジ推移が継続しているが、イベント通過後はあく抜け感が広がる可能性があろう。今後の金融政策についての予見性が高まり、金利上昇への警戒感が後退すれば、利払い負担の増加懸念で調整していた不動産株などは見直しに繋がる展開も想定できる。個別株では、賃料の上昇で堅調な業績が期待される東急不HD3289)や住友不(8830)などに注目したい。



材料銘柄

  • エネオス (5020): JX金属によるタツタ電線TOB、21日に開始予定
  • リコー (7752): オプティカル事業譲渡を7-9月末に延期
  • アステラ薬 (4503): 「中立」に格下げ、目標株価は1700円-SMBC日興
  • ソニー (6758) :ソニー・ピクチャーズ、米映画館運営アラモ・ドラフトハウスを買収
  • 日軽金HD (5703):accumulate格付け再開-立花証券
  • JMHD (3539):  3Q 営利 +32.7% 74.41億円
  • テンポスHD (2751):連 通期 営利 +27.2% 28.24億円
  • 巴工業 (6309): 2Q 営利 +43.5% 29.58億円
  • 日ゼオン (4205): ZSエラストマーを完全子会社化、住友化から株40%取得
  • 太平洋セメ (5233):「買い」に格上げ、目標株価は4600円-みずほ証券
  • オプンHG (3288): いちごアセットなどの持ち分が11.6%に上昇-変更報告
  • エニーカラ (5032): 単 通期 営利 +31.4% 123.61億円
    • 発行済株式の6.4%を上限に自社株買い
  • eギャラン (8771): ROE20%以上、経常利益100億円-28年3月期目標
  • ダイダン (1980):「アウトパフォーム」に新規格付け-東海東京
  • イムラ (3955): 連 1Q 営利 -20.1% 3.50億円
  • メディアシ (4824): 通期 連 業績予想修正

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