株式市場オーバーナイト概況(2024年6月6日) | kab13の株式投資情報

kab13の株式投資情報

レーティング情報などを配信しています。マーケットに対峙する方へ、少しでも情報の上乗せになればと思います。

【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄 
●本日の予定
●本日の決算発表予定

米国市場動向:セクターでは、情報技術が上昇。良好な決算を発表したITサービスのHewlett Packard Enterprise(HPE)+10.7%Micron Technology(MU)Nvidia(NVDA)H200 AIアクセレレーターに同社メモリーチップが採用される見込みと報じられ+5.6%NVDA+5.2%で最高値を更新。SOX指数は+4.52%で最高値更新。コミュニケーション・サービスは、Meta Platforms(META)+3.8%Alphabet(GOOGL)+0.9%。素材や資本財・サービスも上昇した。一方で前日上昇した生活必需品が反落した他、公益と不動産も軟調となった。

US時間外

 

◇上昇銘柄◇

LULU(スポーツウェア): 通期利益見通しを引き上げ。自社株買い10億ドル増額

SMTC(半導体メーカー): 1Q調整後EPS 6c, AN予想 0cを上回った

 

◇下落銘柄◇

FIVE(ディスカウントストア): 通期売上高見通しを37.9億ドル~38.7億ドルと、AN予想の40.3億ドルを下回った



日本株ADR

久々に堅調に推移

 

◇上昇銘柄◇

8035(東エレ) NASDAQ大幅反発に加えて5日続落で買い入る

6857(アドバン), 6146(ディスコ), 6920(レーザーテック)など半導体関連が上位

9984(ソフトバンク米ヘッジファンドのエリオットが保有を20億ドルまで増やす

 

◇下落銘柄◇

6753(シャープインテル、シャープの液晶工場跡で半導体。研究拠点に

4385(メルカリスポットワーカー向けサービス登録500万人突破


本日の新聞見出し

NIKKEI Prime

・インテル、旗艦CPU生産をTSMCに委託 自前主義と決別

・ロボットが繊細な作業 ハンドや触覚センサーの進化で

・ミネベアミツミ、車用パワー半導体「低価格でニッチ開拓」

 

▼日本証券新聞▼

・ディフェンシブセクターに買い 金利と為替に不透明感

・金融・資産運用特区に4都市 行政の英語化やビザ創設で外資呼び込み

・東洋水、自社株買い不発の背景は!? 焦点は27日株主総会か

 

▼日刊工業新聞▼

・経産省 工業用水基盤を強靭化 設備更新・経営改革後押し

・ブルーイノベ&JUIDA 機種別ドローン操縦スキル評価 制度新設へ覚書

BIPROGY 商工中金とDX支援 中堅・中小の課題解決

 

▼化学工業日報▼

・次世代半導体パッケージ 材料変更、新たな商機 ガラスコア採用拡大か 迎え撃つレゾナック

・ガラスセラ製コア基板 次世代半導体パッケージ用 日本電気硝子が開発

・戸田工業 球状ソフトフェライト 電子基板ノイズ抑制 アルミナ・シリカ品と高親和性


本日の相場

本日の日本株相場は反発となりそうだ。昨夜の米国市場は、NYダウの上値は相変わらず重いものの、ハイテク中心に大幅続伸となった。エヌビディアが半導体企業として初の時価総額3兆ドル超えと、昨年末時点で約2.5倍の差があったアップルを抜いた。直近2日間は米国株動向に関係なく弱い日本株だが、本日はエヌビディアが刺激となり、買い戻しが先行しよう。昨日は一時500円近く下げるような悪材料が出たわけではなく、円高を促した一部通信社による日銀の国債買入れ減額報道は、前回4月の会合前も出ており、特に目新しい材料ではなく、逆に、場中は長期金利が低下し、ドル高円安が復活していた。朝方から値下がり銘柄数が多く、来週の日米金融会合への不透明感がリスク回避の動きにつながったといえそうだ。本日は5月以降のレンジ相場の上限39,000円トライが期待できそうだが、買い一巡後はもみ合いとなろう。一方、レーザーテックのネガティブレポートやSBGへのファンドによる自社株買い要請報道など、良くも悪くも材料の出た銘柄への反応は良い。IPOも活況であり、物色意欲が低下したわけではなさそうだ。利益確定売りに押されている銀行や商社などのバリュー株、日立や三菱重などの優良株の押し目を拾う良いチャンスとみている。

 

6月相場は海外勢の動きが鈍る傾向

足元の相場の上値の重さは、6月は海外投資家の動きが鈍くなることも背景にありそうだ。昨年は5月から続いた上昇相場で現物を1.57兆円の大幅買い越しをみせたものの、過去10年でみると買い越したのは2回だけである。日経平均でみると、64敗で決して軟調相場というわけではないが、売り越す傾向の強い月であることは留意したい。

 

〇気になる?木になる?中小型株

物色では、中小型成長株にも注目したい。注目銘柄では「金子眼鏡」を展開するJEH+15.2%の上昇(5/296/5、以下同)となっているほか、半導体の再生ウエハを手掛けるRSTECH+7.1%と出足好調だ。ライフドリンクが+8.3%、タカラトミーが+4.7%の上昇となっている。小粒ながらも高シェア、ニッチ、好業績を兼ね揃えた銘柄であり、成長期待の高い銘柄といえよう。


材料銘柄

  • ソフトバンクG (9984): NAVこそ適切な指標-ISSの孫氏反対推奨に反論
  • 任天堂 (7974): 中国、輸入オンラインゲーム15本認可-ポケモンLets Go!ピカチュウも
  • 三菱重 (7011): 「買い」に新規格付け-William ONeil
  • 三菱HCC (8593): 「中立」に格下げ、目標株価は1150円-SMBC日興
  • クレセゾン (8253): 「アウトパフォーム」に格上げ-SMBC日興
  • DOWAH (5714): 「中立」に格上げ、目標株価は5300円-大和証券
  • 東ソー (4042): シルチェスターが5.1%保有-大量報告
  • 日産 (7201): 下請け法違反、23年度の勧告数は11年ぶり高水準-日産など重大事案も
  • すかいHD(3197:5月既存店売上高+11.1
  • 薬のアオキ(3549:5月既存店売上高+11.2
  • ワールド(3612:5月既存店売上高-1.5
  • ハイデイ日(7611:5月既存店売上高+9.6
  • セリア(2782:5月既存店売上高+5
  • 近鉄GHD (9041): 「買い」に格上げ、目標株価は5000円-みずほ証券
  • 三菱倉庫 (9301): 「買い」に格上げ、目標株価は7000円-みずほ証券
  • さくらイン (3778): 国内外で新株発行へ、最大189億円を調達