株式市場オーバーナイト概況(2024年6月5日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄 
●本日の予定
●本日の決算発表予定

米国市場動向:セクターでは、不動産と生活必需品が朝から堅調。情報技術はTesla(TSLA)のマスクCEONVDAAI向けチップを今年30-40億ドル購入予定であることをSNSXで明らかにしたのをきっかけに同株が+1.3%高となりセクターを押し上げた。一方で、素材や資本財・サービスら景気敏感は軟調。原油価格が5日続落してエネルギーも下落となった。

US時間外

 

◇上昇銘柄◇

SFIX(アパレル): 3Q決算で赤字縮小が顕著に、1株あたり18cの赤字(予想:24cの赤字)

LAKE(防護作業服メーカー): 通期収益上方修正、$150M-$155M(AN予想 $144.6M)

 

◇下落銘柄◇

SPWH(スポーツ用品): 1Q 1株当たり48セントの損失。アナリストらは1株当たり38セントの損失を予想



日本株ADR

円高方向で総じて下落

 

◇上昇銘柄◇

8630(SOMPO) ゴッホ作品と25000万ドルを求める訴訟は棄却

2875(東洋水産自社株買い250万株を発表

 

◇下落銘柄◇

2433(博報堂通期営業利益予想360億円、市場予想456億円を下回った


本日の新聞見出し

NIKKEI Prime

NEC、大阪万博に顔認証システム 入場や決済手軽に

EV充電器にサイバーリスク 車関連の脆弱性、232倍に

・スコープ3計算、シャワー温度も勘案 ヘア用品ミルボン

 

▼日本証券新聞▼

・なかのアセット、スタート1ヵ月 クオリティグロースの本格アクティブ投信

・小売業、夏のインバウンド熱に期待 中国客の戻りが本格化

・古川電工が急伸 野村が「Buy」、5100円に 電線各社引き続き注目

 

▼日刊工業新聞▼

・自治体SOL市場3.3%増 共通情報基盤に本格移行

・王子、欧に環境配慮包装材 食品・日用品向け製品拡充

・東洋炭素、等方性黒鉛で攻勢 半導体向け高水準の投資

 

▼化学工業日報▼

・感光性ドライフィルム 旭化成、国内で最先端品 富士に生産設備導入

・日本化薬 AI半導体プロセス参入 ドライフィルム貼り合わせ装置 組み合わせ提案

・帝国電機製作所 ポンプ事業に資源集中 CCSCCUSなど 脱炭素市場を開拓 能力増強、収益に重点

 

▼日経MJ

・韓国コスメ、止まらぬ新顔上陸 ロフトに18ブランド新登場 異なる商慣習、販売代理店と連携

・ヤマダ、AIが商品提案 アバターインと26年度メド 接客ロボでノウハウ蓄積

・バズる家具、ファンと一体で ロウヤ、ユーザー目線で投稿


本日の相場

本日の日本株相場は、軟調な展開を想定する。昨晩の米国市場は、主要3指数が揃って小幅高となった。4月の米求人件数が市場予想を下回り、FRBによる利下げが意識され米長期金利は低下したものの、景気減速への懸念が相場の重しとなった。他方、国内では日銀が早ければ来週の日銀金融政策決定会合で、長期国債の買い入れ減額について議論する可能性が高いと報じられており、金融政策を巡る不透明感が相場の重しとなりそうだ。もっとも、日銀会合への警戒感から日本株は上値の重い状態が先月から継続している。来週の日銀会合で一定の方向性が示されれば、マーケットの懸念も後退するものと思われ、過度な懸念は不要であろう。

 

〇インド関連銘柄は長期で注目できよう

4日に開票が行われたインド総選挙で、モディ首相率いるインド人民党を中心とする与党連合の獲得議席数が過半数を維持も予想を下回る見通しとなったことが嫌気され、インドSENSEX指数が乱高下している。もっとも、選挙の結果に関わらず、人口の増加や所得水準の向上などを背景としたインドの成長性には変化がなく、インドに進出する日本企業は長期的にインドの経済成長の恩恵を享受することができよう。個別企業では、スズキ(7269)やユニチャーム(8113)などに注目したい。スズキは高いシェアを有するインドで積極的に生産能力の拡大に取り組んでいる。今期中には新中計を公表する方針で、インドを中心とした成長戦略のアップデートに注目が集まろう。また、ユニチャームは重点戦略としてインドなどの新興市場でのシェア拡大を掲げている。インドでは、現地ニーズにあった商品展開を強化しており、高い成長が期待されよう。

 

〇好配当利回り銘柄の好調が続く

日経平均高配当株50指数が高値圏で好調に推移している。新NISAによる新規資金の流入や企業の株主還元の強化を受けて、好配当株は3月の権利落ち以降も人気が継続しており、中長期で注目できよう。6月は12月期決算企業の中間配当の権利確定月に該当し、関連銘柄が物色されよう。個別企業では、資本効率の改善や低PBRの是正などを目的に株主還元に積極的に取り組んでいるINPEX1605)や、不採算事業の売却など構造改革に取り組んでおり、稼ぐ力の向上や将来の株主還元の強化が期待される住友ゴム(5110)などに注目したい。


材料銘柄

  • トヨタ (7203): 6月末まで「ヤリスクロス」など不正3車種で生産停止-日経
    • 米国で102092台のリコール申請-NHTSA
  • ホンダ (7267): 「中立」に格下げ、目標株価は1800円-JPモルガン
  • ガンホー (3765): 「買い」に格上げ-いちよし経済研究所
  • ソフトバンクG (9984): 社外取締役再任に反対するよう推奨-グラスルイス
  • 住友商 (8053): 高原社外取締役再任に反対、取締役兼務で-米グラスルイス
  • 京成 (9009): 取締役会の根拠のない反論は見当違いで利己的と英パリサー
  • NEC (6701): 元ゴールドマンの瓜生英敏氏をCIOで採用
  • ファストリ (9983):5月国内ユニクロ既存店売上高+8.4
  • 博報堂DY (2433): 通期営業利益予想、市場予想下回る
  • トリドール (3397): 海外市場でCB発行へ、220億円
  • クミアイ化 (4996): 中間及び通期 連 業績予想修正
  • 内田洋行 (8057): 通期 連 業績予想修正
  • ユニプレス (5949): 「アンダーウエート」に格下げ-モルガンS
  • 東洋水産 (2875):発行済株式の2.45%を上限に自社株買い
  • ニトリHD (9843):5月既存店売上高-0.5
  • ABCマト (2670):5月既存店売上高+6.2
  • 良品計画 (7453):5月直営既存店売上高 + 3.5% :7453 JP
  • アダストリ (2685):5月既存店売上高+4.6
  • Uアローズ (7606):5月小売+ネット通販既存店売上高+11.4

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