株式市場オーバーナイト概況(2024年6月4日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄 
●本日の予定
●本日の決算発表予定

米国市場動向:セクターでは、原油価格の下落を受けてエネルギーが下落。資本財や素材も売られた。一方で、情報技術はNvidia(NVDA)が新しいAI半導体の投入計画を明らかにし、+4.9%で最高値更新、セクターの上昇を主導した。ヘルスケアはバイオテクノロジーのModerna(MRNA)+3.7%上昇して、セクターはプラス引けとなった。

US時間外

 

◇上昇銘柄◇

ANNX(バイオ医薬品): GBS3相試験のデータについて議論する電話会議とウェブキャストを開催、良好な結果が発表されたと思われる(詳細不明)

GPCR(臨床医薬): 800万株のADSPOを発表

 

◇下落銘柄◇

SPWH(スポーツ用品): Roth MKMがスポーツマンズ・ウェアハウスの買い評価でカバーを開始、目標株価5ドルを発表


日本株ADR

 

◇上昇銘柄◇

4676(フジHD) 役員報酬見直し。株主承認を条件に従来の株価連動報酬から制限付き株式報酬制度に移行する

9104(商船三井硬翼帆式風力推進装置"ウインドチャレンジャー"搭載し効果を実証。今後7隻の大型船にも導入

 

◇下落銘柄◇

7731(ニコンカメラレンズの技術を応用した老眼対策レンズ発売


本日の新聞見出し

NIKKEI Prime

DMG森精機、求む「車産業のメカ人材」 保守1000人増へ

・ソニーG、画像センサーにガラス基板 AI向け品質実現へ

・半導体人材、不足に拍車 ラピダスやTSMC以外も採用増

 

▼日本証券新聞▼

・インド関連マーク 総選挙で与党連合が勝利 モディ政権の経済政策に期待

6月末高利回り銘柄に照準 キヤノン、JT高値の次は

・再編発表相次ぎS高続々 C&Fロジは異彩の高値買収に

 

▼日刊工業新聞▼

・半導体「異次元の支援」継続へ議論 財源・税優遇焦点 技術革新対応に不可欠

NTT、売上高1000億円規模 宇宙事業新ブランド

・キヤノン米子会社 食品保存剤向け シルク成分水溶液増産 野菜2倍長持ち

 

▼化学工業日報▼

・田中貴金属グループ 半導体用貴金属リサイクル マレーシアなど 現地業者と連携

SWCC 医療関連分野を強化 チューブや非接触給電

・ダイセルメディカル 5年内に売上高100億円超 3本柱で成長めざす メーカー兼商社モデル構築へ

・中国、PP純輸出国に プロパン由来が急増 韓国などに衝撃


本日の相場

本日の日本株相場は底堅い動きとなろう。低調な米経済指標を背景とした円安一服や、トヨタをはじめとする自動車大手の不正問題などが重しとなるほか、39,000円の節目を前に戻り待ちの売りも出やすい。もっとも、為替に関しては、仮に対ドルでの円上昇が進んだとしても、3月期決算の輸出企業の今期想定為替レートは1ドル=140円台が中心で、実勢レートとは乖離が大きい。また、自動車大手の不正問題に関しても、昨年のダイハツの不正問題の際は初動こそ売りで反応したが、対応のための費用計上に伴い「悪材料出尽くし」の動きとなった。トヨタに関しては「ヒューマンエラー的なものが大きい」ともみられており、今回の不正問題によるブランド力への悪影響も限られそうだ。加えて、昨日は大型株が主導する形で幅広い銘柄に買いが入ったほか、金利上昇局面で売りに押されていた不動産株の一角が買い戻されるなど、物色の裾野は広がりつつある。押し目買い意欲は根強いと見ており、下押しは限られよう。こうした中、本日の注目点は、昼頃に入札結果が発表される10年利付国債利回りの動向となろう。市場で早期利上げに対する思惑がくすぶる中、入札結果に株式市場が左右される場面が見られそうだ。

 

〇設備投資関連株に再注目

物色面では、見直しが進む設備投資関連銘柄に注目したい。昨日発表された1-3月期の法人企業統計調査では、全産業(金融・保険業除く)のソフトウェアを含む設備投資が前年同期比+6.8%となった。中国経済の底打ち期待や生成AIなど新技術の普及に加え、「2024年問題への対応」など、日本が独自に抱える問題に対応するためにも、設備投資需要は今後も継続しよう。業績見通しに対するアナリストの強気・弱気度合いを示すQUICKコンセンサスDIでも、製造業は今年2月を底に再び持ち直しの動きとなっており、「最悪期」を脱したとの見方が強まっていると考えられる。加えて、賃上げや所得減税などの効果に伴って消費が活発化されることが予想される年後半は、小売企業などの設備投資拡大なども期待できよう。牧野フ(6135)やブラザー(6448)などに加えて、事業改革進展や新事業に対する期待が高まるニデック(6594)なども見直し買いが進んでおり、追随したい。


材料銘柄

  • リクルトH (6098): 「買い」に格上げ、目標株価は9300円-BofA
  • ANA (9202): 全日空社長、航空機の新規発注を検討-国際線が戦略の中核に
  • 王子HD (3861): 「アウトパフォーム」に格上げ-大和証券
  • ブリヂストン (5108): 「アウトパフォーム」に新規格付け-Bernstein
  • 日東電工 (6988): 「中立」に格下げ、目標株価は13000円-岡三証券
  • TIS (3626): 「中立」に格下げ、目標株価は3200円-SBI証券
  • ポラオルH (4927):「アンダーウエート」に格下げ-JPモルガン
  • TOWA (6315):「中立プラス」に新規格付け-水戸証券
  • レンゴー (3941):「中立」に格下げ、目標株価は1100円-大和証券
  • AGC (5201): 2426年度の投資方針で戦略枠2000億円を設定
  • 丸紅 (8002)と第一生命H (8750): 不動産事業分野で戦略的提携
  • 三越伊勢丹 (3099):「中立」に格下げ、目標株価は3300円-大和証券
    • 5月百貨店売上高+17.7
  • Jフロント (3086): 5月百貨店売上高+21.3
  • 高島屋 (8233): 5月既存店売上高+21.6
  • H2Oリテ (8242): 5月阪急阪神百貨店売上高+29.1
  • 松屋 (8237): 5月銀座店、浅草店合計売上高+40.8
  • 伊藤園 (2593):連 通期 営利 +27.7% 250.23億円
  • JAL (9201): 印インディゴとコードシェアの開始で合意、今冬ダイヤから
  • 永谷園HD (2899): MBOで株式非公開化-1株3100円で買い付け
  • 日本精機 (7287): 「ポジティブ」に新規格付け-Asymmetric Advisors
  • アイル (3854): 「ポジティブ」に新規格付け-Asymmetric Advisors
  • 有沢製 (5208): ストラテジックCの持ち分が11.5%に低下-変更報告
  • 日東紡 (3110): 「中立」に格下げ-東海東京
  • 大王紙 (3880):「中立」に格下げ、目標株価は950円-大和証券
  • GSユアサ (6674):「アウトパフォーム」格付け再開-岩井コスモ証券
  • リンテック (7966):「アウトパフォーム」に格上げ-岩井コスモ証券
  • ディップ (2379): 自己株3.56%上限に取得へ
  • ライトオン (7445): 5月既存店売上高-24.9
  • ワークマン (7564): 5月既存店売上高-4.2%-前年同期-2.3
  • トーセイ (8923): ダルトン・インベストメンツが5%保有-大量報告
  • 極東開 (7226): ストラテジックCの持ち分が7.7%に上昇-変更報告

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