●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄
●本日の予定
●本日の決算発表予定
<US時間外>
◇上昇銘柄◇
AMBA(半導体メーカー): 2Q売上高は会社予想 6,000万ドルから6,400万ドル、予想は5,940万ドル
ZS(ソフトウェア): 通期調整後EPS会社予想 $2.99~$3.01、予想 $2.76
◇下落銘柄◇
MDB(ソフトウェア): 通期見通しを引き下げ、調整後EPSは2.15ドルから2.30ドル、前回予想は2.27ドルから2.49ドル、AN予想は2.44ドル
SMMT(バイオ医薬品): がん臨床試験が目標を達成したことで立会内では270%高。時間外は反動売り
<日本株ADR>
◇上昇銘柄◇
4676(フジHD) 英投資会社がMBO提案する書簡を送付
7164(全国保証) ちば興銀カードサービスを子会社化
◇下落銘柄◇
6361(荏原) 東北大学と共同で、新事業創出拠点の設立。水素や環境負荷低減について、複数の共同研究を立ち上げ
9107(川船) 初のLNGケープ竣工。カイト搭載、JFE向け
<本日の相場>
本日の日本株相場は、方向感に欠ける展開となりそうだ。日経平均は3営業日で800円超下落した反動などもあり、朝方は買戻しが進もうが、その後は金利動向などを睨んだ展開となろう。本日の引け後には日銀が国債買い入れオペ(公開市場操作)の運営方針を更新&6月のオペ実施日程を公表する。加えて、来週は4日に10年国債入札、6日に中村審議委員の講演会などを控える。早期利上げに対する不透明感がくすぶる中、6月の日銀会合に向けて日経平均は不安定な動きが継続しよう。
〇企業の自社株買いが相場の支えに
一方、個別銘柄への物色意欲は旺盛だ。昨日は日経平均が500円超の下落となる中でも東証プライム市場では1,000近くの銘柄が上昇した。また、引け後に発表された5月第4週の投資部門別売買状況で、企業の自社株買いを示す事業法人の大幅な買い越しが続いた点も投資家心理の支えとなろう。また、4日より開催される台北国際コンピュータ見本市に先駆け、2日に米エヌビディアのファンCEOが現地で基調講演を行うと伝わっている。同イベントでアジア企業との提携なども期待される中、半導体やデータセンター関連銘柄は再度、注目されそうだ。
〇ガバナンス改善が期待される銘柄に注目
日本独自の材料としては、6月に集中する主要企業の株主総会へと次第に関心が集まろう。東証改革から1年が経過する中、アクティビスト(モノ言う投資家)を中心に投資家の目線は例年以上に厳しくなりそうだ。アクティビストによる株主提案の提出件数は、未公表のファンドもある中で、5月24日時点で過去最高水準だった2023年の水準の約8割に達している。花王(4452)への一部ブランド売却要求や、東洋水産(2875)へのレガシー事業撤退要求など、アクティビストの要求内容も、「株主還元強化」に加えて、事業改革を伴う「稼ぐ力の向上」など、より経営改革に踏み込んだものとなる中、企業側の対応力が株価の明暗を分けよう。実際ROE目標の引き上げや株主還元を強化した大林組(1802)や、アクティビストの提案を元に経営再編が進むフジテック(6406)の株価は高値圏で推移しており、素直に追随したい。
<材料銘柄>
- ルネサス (6723): アルティウム買収で限度額1兆円のローンを契約
- 大和証G (8601): 「中立」に格上げ、目標株価は1200円-シティ
- フジメHD (4676): ダルトン系RSMがMBO推奨する書簡送付
- 関西ペ (4613):800億円上限に自社株買い
- シスメクス (6869): 「買い」に格上げ、目標株価は3100円-ジェフリーズ
- マキタ (6586): 「中立」に格上げ、目標株価は4800円-JPモルガン
- 三菱重 (7011): 「買い」に新規格付け-President Capital Management
- 川崎重 (7012): 「ポジティブ」格付け再開-Asymmetric Advisors
- 石油資源(1662):米テキサス州フリーポートLNGプロジェクトへ参画
- 共立メンテ (9616): 「買い」に格上げ、目標株価は3990円-SBI証券
- 東映アニメ (4816): 「アウトパフォーム」に格上げ-東海東京
- コエテクH (3635): 「アウトパフォーム」に格上げ-東海東京
- フジシール (7864): 「アウトパフォーム」に格上げ-東海東京
- 名鉄 (9048):2本立てCBを発行、計500億円
- 三浦工 (6005)、ダイキン工 (6367):資本業務提携で合意、10月1日予定