株式市場オーバーナイト概況(2024年5月27日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●今週の相場
●今週の予定
●本日の決算発表予定

米国市場動向:セクターでは、Meta Platforms(META)+2.7%Alphabet(GOOGL)+0.8%でコミュニケーション・サービスが上昇。情報技術はAdvanced Micro Devices(AMD)+3.7%Super Micro Computer(SMCI)+4.3%Nvidia (NVDA)+2.6%AI半導体が主導して上昇。公益は続伸、引き続き年初からの上昇銘柄中心に買われた。一般消費財・サービスは、前日に売られたTesla(TSLA)+3.2%反発。好決算を発表したフットウェアのDeckers Outdoor(DECK)+14.2%。一方で、ヘルスケアはElevance Health(ELV)-4.1%Centene(CNC)-3.5%と管理医療が売られ、マイナス引けとなった。

US時間外

3連休前で出来高減少

 

◇上昇銘柄◇

KIRK(小売業): 大株主のオスミウム・パートナーズが同社に戦略的選択肢を検討するよう求めた

 

◇下落銘柄◇

LOT(電動自動車): 2024529に未監査の2024年第1四半期決算を報告と発表


日本株ADR

高安まちまち

 

◇上昇銘柄◇

7012(川重) 253月期会社予想達成の角度高く、過去最高益を大幅更新の様相

6857(アドバンテスト東証立会内では4.4%の下落、ADRで半値戻し

 

◇下落銘柄◇

6753(シャープシャオミとの無線技術の特許クロスライセンス契約

2801(キッコーマン新本社工場食品棟が竣工、国内製造拠点の再構築


本日の新聞見出し

NIKKEI Prime

Tiktokは「メディア」か 米禁止法、外資規制など5つの論点

・ブリヂストン、自動運転タイヤは空気なし 26年実用化

・日立、再エネの黒子で稼ぐ 送配電設備の受注残4.7兆円

 

▼日本証券新聞▼

・王将フード 上場来高値更新 分割・優待拡充を好感 値上げ後も客数増、15期ぶり最高値更新へ

・ソニーが反落 コンテンツクリエイト重視の経営方針

・エーアイ、キャスターが異彩高 AI関連の材料手掛かり

 

▼日刊工業新聞▼

・三菱重工、ベルギーで開始 高炉のCO2回収実証

・三浦工業が生菌分離装置 3間でレジオネラ検出

TOPPANHD、アフリカ攻勢 人口増で商機 教科書発行など4事業

 

▼化学工業日報▼

・エヌ・イー ケムネット 化学合成向け触媒 保護基室温で効率脱離 パラジウム半減

・熱可塑性ポリウレタン 東ソー、高機能化を推進 PCD系で耐久性向上品

・富士フイルム ディスプレイ材料 非TACフィルムに注力 売上高でTAC超えめざす 有機ELパネル向け 液晶塗布材が牽引

 

▼日経MJ

20代正社員、理想年収589万円 224万円届かず/男女差151万円

・大阪初の10億ション入居へ 東京建物、3億円越えも17

・レジをチェンジ「座って接客」 ベルク、シニア・女性働きやすく マイナビも旗振り、635店にイス

 


今週の相場

今週の日本株相場は底堅い展開を想定する。注目のエヌビディア決算は好内容となったものの、物色は半導体関連にとどまり、相場全体への波及効果は限定的となった。日経平均の39,000円オーバーでは戻り待ちの売りも多く、上値の重さが意識されそうだ。一方、テクニカル面では4月の直近安値以降は戻り歩調にあり、短期の25日移動平均線(38,296円:5/24現在)が約1ヵ月半ぶりに上昇に転じつつある。同線をサポートに下値では底堅さをみせよう。

 

〇国内は月末にかけて指数リバランスのイベント

今週も朝方は米国株の動向に左右される場面が多そうだ。米国では消費者信頼感指数やベージュブック、週末には個人消費支出など、指標としての注目度はそれほど高くないが、先週はPMIに想定以上に反応しており、一定の警戒感は残ろう。国内は月末にかけて指数リバランスのイベントがある。30日にTOPIX定期見直し、31日にMSCI定期見直しに伴うリバランスが発生する。指数への影響が少ない銘柄が中心となるが、東証プライムの売買代金が4兆円を下回る日が目立つなど市場のボリュームが減少している。局地的に値動きが荒くなる場面もありそうだ。需給面では、5月第3週の海外投資家は現物を4週連続で買い越したほか、自社株買いの動向を示す事業法人の買いが増加している。決算発表シーズンで決議された取得期間に入っており、今後自社株買いは本格化しそうだ。積極的に上値を追う主体ではないものの、下げ局面では下値を支えよう。

 

AI需要拡大への見方に変わりなし

物色では、エヌビディア効果は半導体関連の一角のみとなったが、AI需要の拡大は再確認できた。データセンターの冷却装置や電力供給などのインフラ関連株にも物色が広がっており、引き続き注目したい。また、好決算銘柄では発表後も高値圏で推移している日立や三菱電、横河電などは下値で継続買いが入っているとみられ、押し目は積極的に狙いたい。


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