株式市場オーバーナイト概況(2024年5月24日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●本日の予定
●本日の決算発表予定

米国市場動向:セクターでは、不動産が朝から下落、構成31銘柄すべてがマイナス引けとなった。公益も年初からの上昇率がS&P500種指数銘柄でトップ10に入るVistra(VST)Constellation Energy(CEG)NRG Energy (NRG)以外はみな下落した。一般消費財・サービスは、クルーズ客船が大幅安した他、Tesla(TSLA)-3.5%続落。一方で、情報技術はNVDA+9.3%と大幅高してセクターも上昇。

US時間外

 

◇上昇銘柄◇

CADL(バイオ医薬品): ステージIII/IVの非小細胞肺がん(NSCLC)患者を対象に、マルチモーダル生物学的免疫療法候補であるCAN-2409とバラシクロビルを標準治療の免疫チェックポイント阻害薬と併用した第2相臨床試験から得られたトップラインの全生存データを発表

ROST(アパレル): 通期EPS予想が引き上げられ5.79ドルから5.98ドル(前回:5.64ドルから5.89ドル)、予想は5.95ドル

 

◇下落銘柄◇

DOMO(ソフトウェア): 2四半期の売上高見通しは予想を下回り7,600万ドルから7,700万ドル(予想:7,960万ドル)

WDAY(クラウド): 通期のサブスクリプション売上高見通しを773,000万ドルと、前回予想の778,000万ドルから引き下げ


日本株ADR

総じて下落

 

◇上昇銘柄◇

4911(資生堂みずほ証が"買い"に格上げ、PT 6,000円(前回:4,200円)

9202(ANA) スターフライヤー、既存機置き換えのためにA320neo最大5機をANAからリース

 

◇下落銘柄◇

8830(住友不長期金利の一段高から借り入れ負担増加懸念

1605(INPEX) WTI原油価格が77ドル台へ下落


本日の新聞見出し

NIKKEI Prime

NVIDIA包囲網 AMDFPGAに強み、インテルも挽回へ

・日揮、CVCで事業形成 ペロブスカイト太陽電池や核融合

ADASに「第4の道」 TDKやヴァレオが遠赤外線センサー

 

▼日本証券新聞▼

・帝人、急騰 オアシスが大株主に浮上 株主総会資料で判明

・エアウォーター 構造改革で高収益体質へ 半導体向けガス供給増加

・浜松ホト、11日ぶり反発 米キャピタル買い増しも背景に

 

▼日刊工業新聞▼

・三井E&S造、昭島研買収 流体設計の能力向上

GMOインターネット 北九州拠点増床

・古河電工が新設 半導体製造向けテープ第2工場

 

▼化学工業日報▼

・出光興産 化学品の原料転換に軸足 京葉地区、誘導品は堅持

・中国、塩ビ100万㌧増設 24年 統廃合で純増幅鈍化 14月期 輸出最高

・日油 中計目標達成へ積極投資 DDS原料設備など進展

・日本高純度化学 メッキプロセス 先端領域狙い他社連携 前・後処理の知見融合

 

▼日経MJ

・バーガーキングは爆笑王 社長が旗振り 店頭で看板でマックいじり 客が「発見」心に焼き付く

・清涼機能衣類で夏乗り切れ 住友化学 生地温度上昇抑える/湿気吸収ひんやり

・あめを文化に 新機軸の連打 カンロ「Z世代向け、定番にならない」


本日の相場

本日の日本株相場は軟調な展開となりそうだ。昨晩の米主要3指数は揃って下落。エヌビディアの好決算が支援材料となったものの、FRBによる高金利政策の長期化懸念、ボーイングの業績警告などが重しとなり、午後から売りが膨らむ展開だった。米国市場は27日がメモリアルデーで休場。エヌビディア決算という一大イベントを通過したことで、連休前の利益確定売りが下げを先導した可能性もありそうだ。現状、米国株の調整は一時的なものになると予想しているが、足元でドル・インデックスはジリジリと上昇してきており、円安進行への不安も市場心理を抑制しそうだ。本日の日本株相場は軟調な展開が想定される。

 

〇ターンアラウンドが期待される銘柄に注目

物色では業績のターンアラウンド(好転)が期待される銘柄に目を向けたい。ソニーG6758)は23日に開催した経営方針説明会で、事業の軸足をコンテンツ創造へシフトさせる意思を示した。サプライズは乏しいものの、IP価値最大化による業績好転が期待できる内容で、株価は出遅れ修正の動きが続くとみられる。また、アクティビティスト・ファンドによる経営改革要求を受けて、低採算のブランドや商品数の削減などを進めていく花王(4452)も業績改善への期待が株価を支えよう。

 

〇定額減税、賃上げなどが追い風に~消費関連株に注目

その他、物色面では消費関連株に改めて目を向けたい。6月は多くの企業にとって賞与支給月となるが、今後は、一定条件を満たす世帯での定額減税がスタートするほか、夏以降は春闘での賃上げが月次給与に徐々に反映されていく見込み。強弱こそあれど消費者の「財布の紐が緩む」ことが期待される。特に、中間所得層の消費活性化が業績の追い風として期待できる銘柄に投資妙味がありそうだ。個別では国内事業好調、株主優待拡充も発表した良品計画(7453)、価格戦略&プレミアム化が進展中のアサヒGHD2502)、夏にかけて既存店売上増加が期待されるコメダHD3543)などに目をむけたい。


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