●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●本日の予定
●本日の決算発表予定
<US時間外>
エヌビディア 6%高
◇上昇銘柄◇
PETS(ペット用医薬品): 決算説明会後に上昇も内容不明
◇下落銘柄◇
CYTK(バイオ医薬品): 約5億ドル相当の普通株式を提供する計画を発表
GFS(半導体メーカー): 2億ドルの自社株買いを含む9億5,000万ドルの普通株の売出しの開始を発表
<日本株ADR>
ADRでのシャープ、東急の売り基調が継続
◇上昇銘柄◇
9613(NTTデータ) シティ証が「買い」に格上げ、PT 3,300円
3436(SUMCO) 東海東京FHが「Outperform」に格上げ、PT 3,270円
◇下落銘柄◇
4578(大塚HD) 上期営業利益予想を1,680億から950億へ下方修正
<本日の新聞見出し>
▼NIKKEI Prime▼
・メモリー半導体「HBM」、AIで需要急増 課題は発熱対策
・経産省が狙う半導体強化 「後工程工場も誘致したい」
・ホンダ「メガキャスト」、まず電池ケース トヨタ・日産と差
▼日本証券新聞▼
・今夏も猛暑か、気象庁3ヶ月予報 今週末は早くも真夏日続出 コメ不足懸念で米穀卸に注目
・バリューC 「空き家関連」で追い風 国交省が仲介料引き上げ
・ゼビオ急伸 自社株買いなど好感
▼日刊工業新聞▼
・核融合炉向け追加受注 外側垂直ターゲット 三菱重工が12基
・メルカリ 購入希望者が提案 価格なし出品可能に
・任天堂 米ゲーム開発を買収
▼化学工業日報▼
・東海カーボン 半導体材料に参入 多結晶SiCウエハー 仏社に供給
・リンテック 研究開発でDXが進展 評価サンプル80%削減 開発期間25%短縮 機械学習活用で効率化
・ダイキン工業 フッ素材料、自動車向け開拓 車載カメラなど防汚対策 内装用プラの指紋付着防止も
<本日の相場>
本日の日本株相場は、堅調な展開となりそうだ。昨晩の米主要3指数は揃って下落。4月のFOMC議事要旨でFRBが政策金利をより長期に、高水準で維持する姿勢が改めて示されたことで、株式市場では利益確定売りが優勢となった。他方、後述の通り、エヌビディアが発表した1Q決算は「文句なしの好決算」となった。時間外で株価は6%程上昇しており、今晩の米半導体株高を日本株相場は先取りする格好となろう。半導体関連については、足元で物色に選別色が強まっている点に注意が必要だが、値がさの主力株が日経平均を押し上げる構図は変わらないとみる。
〇AIブームは「第二幕」へ
注目されたエヌビディアの1Q決算は売上高が260億ドル(市場予想:約247億ドル)、1株利益が6.12ドル(同:5.59ドル)となり、市場予想をそれぞれ上回った。また、2Qの売上高見通しは280億ドルとなり、こちらも市場予想(267億ドル)を上回っている。とりわけ、データセンター向けが前年同期比427%増と驚異的な伸びとなっており、文句の付けようのない好決算であったと言えよう。株価については、時間外で一時1,000ドルの大台を超えている。昨年5月、エヌビディアの決算をきっかけにAIブームが幕を開けた。それから1年が経過し、直近ではAIブームに対する過度な期待感はやや後退していたが、再びの好決算をきっかけに「第二幕」となりそうだ。日経半導体株指数とエヌビディアの株価は概ね連動しており、再び高値更新を試す展開が期待できよう。
〇国家戦略が追い風となる電力関連株に注目
その他、物色面では電力関連株に注目したい。先日、政府は2040年に向けた新たな国家戦略として「脱炭素社会の実現とエネルギーの安定供給」を掲げた。日本はエネルギー自給率が低く、2021年度の自給率は13.3%に留まる。他のOECD(経済協力開発機構)諸国と比較すると、38ヵ国中37位と低い水準であり、これは長期的な課題となっている。そのため、今後は電力施設の省エネ、データセンターの効率化、電力供給体制の整備が大きなテーマとなるだろう。日立や三菱重工、ニデックなどの主力株のほか、ダイヘンや明電舎、日本製鋼所など、関連銘柄に幅広く注目したい。
その他、指数・株価情報等は下記⬇️から
https://okanejijyo.com/2024/05/株式市場オーバーナイト概況2024年5月23日/