株式市場オーバーナイト概況(2024年5月22日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●本日の予定
●本日の決算発表予定

米国市場動向:セクターでは、公益が上昇。原発のConstellation Energy(CEG)+3.5%Vistra(VST)+3.0%NRG Energy(NRG)+1.9%。金融は前日売られたJPMorgan Chase(JPM)+2.0%反発、Citigroup(C)+2.5%でセクターは小幅ながら上昇。生活必需品はディスカウントショップのDollar General(DG)が、客足鈍化を否定するアナリストのコメントを受けて+3.5%Walmart(WMT)+1.5%。一般消費財・サービスは、Tesla(TSLA)+6.7%でセクターおよびS&P500種指数の上昇を主導した。一方で、エネルギーが下落。資本財・サービスは、予想を下回る決算とガイダンスの引き下げを発表した機械のNordson(NDSN)-9.4%

US時間外

インテル、時間外で54億ドル(1.72億株)のブロックトレード@31.74(引値)

 

◇上昇銘柄◇

ALVO(バイオテック): 赤字縮小、Q1 2024 GAAP EPS-89c、前回 -$1.24

NEXN(広告代理店): スティーフルが目標株価を$5.50から$6.00に引き上げ

URBN(アパレル): 1Q純売上高12億ドルと市場予想の11.8億ドルを上回った

 

◇下落銘柄◇

VSAT(衛星通信): 4Q調整後1株あたり損失が-24cと、事前予想の+48cを下回った

LFST(ヘルスケア): PO発表、2,000万株+OA 300万株


日本株ADR

 

◇上昇銘柄◇

4506(住友ファーマ昨日52週安値の309円を記録

6367(ダイキン工) BofA"Buy"に格上げ、PT 30,000

 

◇下落銘柄◇

6753(シャープ今月末MSCIから除外で売り優勢

9005(東急78に大型複合施設、渋谷アクシュ開業を発表


本日の新聞見出し

NIKKEI Prime

・アドバンテスト、長期視点の研究加速 部門横断を推進 CTOに聞く

・中国eアクスル戦略、ニデックと一線 独ヴィテスコ幹部

・パイオニア、ナビアプリに生成AI 自社の地図情報で補正

 

▼日本証券新聞▼

・損保3社 決算で明暗 MS&AD、東海上が急伸 SOMPOは下落 政策保有株の売却加速

・レーザーテックが上場来高値 米国の株高が波及

・「曲がる太陽電池」でヨウ素関連人気か 伊勢化学、K&Oエナジーなど

 

▼日刊工業新聞▼

・新明和、積載量を常時計測 ゴミ収集車運用支援 レシップとシステム開発

・経産省 官民協議会、月内発足 曲がる太陽電池実用化へ

・メニコン 千葉に物流拠点 海外・関東以北向け

 

▼化学工業日報▼

・三菱ガス化学 半導体パッケージ材 日タイに続く第3拠点 米を有力候補に検討

・スペシャリティへ集中加速 UBE 基礎化学の改革前倒し

・不二製油G本社 カカオ代用油脂 増産検討 コスト強み、新規顧客開拓 原料豆が高騰

・ダウ、北米で能力拡大 天然ガスの競争力強み CO増加分はCCS回収

 

▼日経MJ

HUB アニメで昼から一杯 筆頭株主のMIXIと、低アルで新たな客 日曜は競馬、趣味のハブに

40代が復刻消費、主役に浮上 志向多様化、「縦軸型」の時代到来

20代男性「出世したい」3割 24年、パーソル総研調べ 7年で10ポイント低下、人生観に変化



本日の相場

本日の日本株相場は方向感に欠ける動きとなりそうだ。今晩、米国で①FOMC議事要旨や②企業決算などの重要イベントを控えていることから、様子見ムードが強まろう。特に、②に関しては、市場の関心の高いエヌビディアやシノプシスなどのハイテク株のほか、ターゲットやTJXなど小売株の決算が相次ぐことから、決算内容が日本の関連銘柄へと波及する場面が想定されよう。エヌビディアは言わずもがなだが、中間所得層がメインターゲットの小売各社の決算内容に関しても、昨今海外進出する日本企業が増加しつつある中、米国の消費動向を占う上で改めて関心が高まろう。

 

〇日本株への物色意欲は引き続き旺盛

日経平均株価の39,000円水準は、年初からの累積売買代金が厚いゾーンであることから、手掛かり材料に乏しい中、目先は戻りの鈍い展開が続こう。一方、東証プライム市場の売買代金は決算シーズン後も高水準を保っているほか、値上がり銘柄数も再び3ケタに乗せている点は見逃せない。加えて、為替ヘッジ型の日本株ETF@DXJ/U)が連日で上場来高値を更新する中、同ETFへの資金流入が15年以来の高水準となっている点も、海外投資家による日本株への強気見通しが崩れていないことを示唆しよう。昨日には、米大手投資ファンドが日本株特化型ファンドを新たに立ち上げたとのニュースが伝わっている。指数が高値を奪回する動きとなるには「きっかけ」待ちの日本株市場だが、良好な地合いは今後も継続しそうだ。

 

〇構造改革が進む「ゼロイチ」銘柄に再注目

物色面では、海外投資家の評価が高い好業績大型株の動向に注目したい。昨日は、全体が伸び悩む中でも日立(6501)や富士フイルム(4901)、コマツ(6301)などがしっかりの動きとなっていた。共に決算発表で外部環境が不透明な中でも「稼ぐ力」や構造改革の進展などから業績が底堅く推移する見込みの銘柄だ。今回の決算内容に対する各社アナリストからの評価も高く、今後改めて見直しが進んでいこう。そのほか、テーマとしては引き続き「電力不足」関連株が注目されよう。フジクラ(5803)や明電舎(6508)などが中心となって物色されており、強さに追随したい。


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