株式市場オーバーナイト概況(2024年4月24日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●本日の予定
●本日の決算発表予定

米国市場動向:セクターではコミュニケーション・サービスが朝から上昇。Netflix(NFLX)+4.2%、翌日発表予定のMeta Platforms(META)+3.0%。情報技術は、引け後に決算発表の太陽エネルギー機器のEnphase Energy(ENPH)+2.7%。金曜に大幅下落したサーバーソリューションのSuper Micro Computer(SMCI)+6.3%Nvidia(NVDA)+3.7%。資本財・サービスは、航空機エンジンのGeneral Electric(GE)の決算が予想を上回り、通期利益ガイダンスを引き上げたことを好感され、+8.3%と急伸。GEからスピンオフした電力設備のGE Vernova(GEV)+8.2%%上昇し、セクターの上昇を主導した。一方で、素材は珍しく市場予想を下回る決算を発表した鉄鋼のNucor(NUE)-8.9%下落し、セクターの重しとなった。

US時間外

テスラが出来高を伴って11%超の上昇

 

◇上昇銘柄◇

TSLA(自動車): 1Qの粗利益率+17.4%と、予想の16.5%を上回った

TXN(半導体): 2Qの収入予想36.5億ドル~39.5億ドル、市場予想37.8億ドル。当初より強気

 

◇下落銘柄◇

MANH(ITソリューション): 堅調な1Q結果だが、過去の水準に比べると上昇余地はより控えめ


日本株ADR

 

◇上昇銘柄◇

7309(シマノ) 1Q営業利益-52.1%の134億。帰属利益は17.2%増の236

9104(商船三井中東情勢緊迫で紅海ルート再開の目処立たず

 

◇下落銘柄◇

2801(キッコーマンフィリップ証が買いに新規格付け、PT 2,220


本日の新聞見出し

NIKKEI Tech Foresight

NVIDIA、推論半導体で試練 強みの「CUDA」が弱みにも

・アシックス、データから新サービス創出 人の動き分析 CTOに聞く

・国立情報学研、自動運転の危険場面を式に 安全性評価

 

▼日本証券新聞▼

・ルール作りで市場創出、圧倒的優位に 経産省、ダイキンなど10社を選定

・大ガス上方修正で大幅続伸 東ガス、邦ガスもツレ高

・鉄道運賃、値上げ続々 JR西は民営化後初

 

▼日刊工業新聞▼

DMG森精機、HMI開発 工作機械操作盤にアプリ

・築地に大型集客施設 三井不など、事業者に選定

・存在感増す中国海運 日・欧州勢「紅海」迂回余儀なく

 

▼化学工業日報▼

・独へレウス 総合素材企業へ躍進 半導体材料・ヘルスケア 世界でエリア拡大 水素関連は製造用に的

・バイオマス系 熱硬化樹脂 車載電池ケース適用狙う ジャパンコンポジット 軟質で割れ軽減

・日置電機 水素技術・製品開発に力 新部署設立や社外連携

 

▼日経MJ

・第4の映画流通 DVT(デジタル・ビデオ・トレーディング) 著名監督作も999人限定 サイトで再販売・レンタル 二次取引の収益 制作者に届く

・日産EV、国産最長の航続距離 「アリア」新型、レクサス抜く スポーツ車投入巻き返し

・ガソリンスタンド「脱石油」 洗車などに特化/ジム併設


本日の相場

本日の日本株相場は3営業日続伸となりそうだ。米国株は久々に3指数が揃って続伸し、市場の警戒ムードは和らいできた。引け後に決算を発表したテスラ、TIともに時間外で上昇していることも投資家心理にプラスとなろう。日経平均は今週に入り500円程度の戻りと、先週の約2,500円の下落幅からすれば物足りなさは感じられるが、本日は朝方の上昇を維持できれば、本格的なリバウンド相場が期待できよう。もっとも、東証プライムの値上がり銘柄数は連日多く、個別株は押し目を拾う動きが活発化しつつある。TOPIXは中期の75日移動平均線で下げ止まって反発しており、日経平均がモタついても気にすることはなさそうだ。

 

〇半導体関連は個々の決算待ち

相場の重し&商い急減の要因となっているのが半導体関連。昨日は反発してスタートしたものの、軒並み陰線で終わっている。年明けから期待先行で買われてきた反動とはいえ、今月に入り2割近く調整している銘柄が多く、値幅は十分出たとみている。本日は米国のハイテク株高を好感して買い先行でスタートしようが、国内は4月中に主力の半導体関連の決算が出揃うことから(東エレク、スクリンは連休明け)、目先は個別の決算を確認してからの動きとなろう。尚、昨日は野村マイクロ(6254)が24/3期の上方修正と大幅増配を発表している(決算発表は515予定)。市場のムード好転に寄与しそうだ。

 

〇波乱の中でも底堅さを見せる好配当利回り銘柄

波乱の4月相場でも底堅さを見せているのが好配当利回り銘柄だ。3月期末の権利落ち後も人気が継続している。長期スタンスで安定配当収入が目的の投資家は、目先の上げ下げに一喜一憂しないと考えられる。日経平均高配当株50指数の4月のパフォーマンスは-0.6%にとどまる(日経平均は-7.0%、23日時点)。先月から散見される中計などの配当政策では、業績動向に左右されない株主資本配当率(DOE)や減配をしない累進配当を導入する企業も増加している。もっとも、配当の主な原資は事業活動から得られる利益であり、業績のしっかりした銘柄が選好されよう。


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