株式市場オーバーナイト概況(2024年4月22日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●今週の相場
●今週の予定
●本日の決算発表予定

米国市場動向:セクターではAI関連銘柄中心に売られ、情報技術が下落。サーバーソリューションのSuper Micro Computer(SMCI)は、Q3決算発表日を明らかにしたが、これまで出していた暫定決算を出さなかったことが警戒されて売りを浴び、-23.1%下落。NVDA-10.0%20203月以来の大幅下落となった。SOX指数は-4.12%。コミュニケーション・サービスは、動画配信サービスのNetflix(NFLX)が、好決算を発表したものの今後の減速が懸念されて-9.1%Meta Platforms(META)-4.1%Alphabet(GOOGL)-1.2%。一般消費財・サービスは、Amazon.com(AMZN)+-2.6%。一方で、公益が朝から上昇。金融は、好決算を発表したクレジットカードのAmerican Express(AXP)+6.2%で、セクターの上昇を主導した。

US時間外

立会内ではNVIDIA10.0%下落。

 

◇上昇銘柄◇

ZBRA(電子製品): 立会内では8日連続安

 

◇下落銘柄◇

RWOD(M&A): 株主がアニュー・メディカルとの合併契約を承認


日本株ADR

 

◇上昇銘柄◇

8309(三住トラスト米ヘルスケアセクターへの投資進捗、計6社において総額178億ドル余りを保有

8801(三井不築地再開発を三井不連合が受注を決定、9,000億規模

 

◇下落銘柄◇

1801(大成建築地再開発受注ならず、鹿島・清水建に

6857(アドバンテスト) SOX 4%下落でチップメーカー中心に軟調


本日の新聞見出し

NIKKEI Tech Foresight

・ラピダス、後工程投資に課題 535億円でも「足りない」

・ソフトバンク、球場でAR活用 サービス提供の質向上

・理研など、全塗布でOPVOLED 同一基板に複合デバイス

 

日本証券新聞

・新都HDS高 大口取引先を子会社化

・経済省、AIスパコン整備補助へ 国内5社に最大725億円

・金、市場最高値で人気過熱 ETF乖離で東証が注意呼びかけ

 

日刊工業新聞

・東京医科歯科大が再開発 湯島キャンパス 医工連携など整備

・スバル、米AMDと協業 AI搭載 次世代アイサイト開発

・レクサス、新SUV 今秋国内投入 岩場・水路など悪路走破

・東芝、5G効率利用 量子でリソース割り当て 産業機器自動化 複数端末を低遅延制御

 

化学工業日報

DIC、低誘電樹脂を増強 ビスマレイミド 今秋にも北陸で ビニル系も量産視野

J-TEC CAR-T細胞製剤 ウイルス不使用品 受託製造 コスト削減で差別化

・フジポリ 熱伝導材料の拡充加速 薄膜やファイバー配向など シート状展開へ X線遮断ゲルタイプも

 

日経MJ

・没入できた!は追加料金次第 イマーシブ・フォート来場者調査 満足語3.5「また来る」は37%

・肌RNAの解析技術活用へ新組織 花王など7社、「個別最適」研究

・エアコン「分解教室」大人も ダイキン、応募が殺到 簡単な清掃なら自分で?


今週の相場

今週の日本株相場は不安定な相場展開となりそうだ。イスラエルによるイランへの攻撃が、現時点で一時的なものに留まっている点は投資家心理の支えとなろう。加えて、日経平均株価は4月に入り約3,300円の下落となっており、値幅調整はかなり進んだとみている。一方、今週は主要企業の決算発表本格化や、日銀金融政策決定会合を前に、一段と投資家の様子見姿勢が強まろう。また、需給面では、裁定取引に伴う現物株の買い残が2.47兆円と20189月以来の水準まで積み上がっており、外部不透明感が強まる中では、裁定解消売りも進みそうだ。4月は海外投資家の買い越し(現物)が続いているほか、下値では個人の買いが期待できそうだが、今週も先物主導で値振れが大きくなる場面が想定され、注意したい。当面の下値メドとしては2月の急ピッチな上昇が始まる前の水準で、26MAが位置する36,000円程度を想定する。

 

〇日銀金融会合は「据え置き」がコンセンサス

今週25-26日で開催される日銀金融政策では、金融政策は「据え置き」がコンセンサスとなる一方、同時に発表される展望レポートの内容や、会合後の要人発言が注目されよう。特に、植田日銀総裁は19日の米金融イベントで「基調的な物価の上昇が続けば、金利を引き上げる可能性が非常に高くなる」と述べており、その「真意」が確認できるまでは市場もヘッドラインに一喜一憂しそうだ。

 

〇決算発表シーズンスタート

国内で決算発表が本格化する中、個別企業の業績動向を睨んだ物色が中心となろう。シーズン前半戦では主力ハイテク株の決算発表が多く予定されている。特に、年明け以降の上昇相場で指数を牽引した半導体関連株が足元大きく下げており、決算をきっかけに見直し買いが入るか注目したい。また、東証改革がスタートしてから約1年が経過する中、株主還元策などへの関心も高そうだ。期初で慎重な通期見通しが多くなることが予想されるなか、これら資本効率改善策も株価押し上げ材料となろう。国内のファンダメンタルズに大きな変化があったわけではなく、長期視点では日本株は買いの好機とみている。決算発表本格化で好業績銘柄を中心に、下値を丹念に拾う局面となりそうだ。また、良品計画(7453)や東宝(9602)など、好決算が確認できた消費関連株にも注目したい。


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