株式市場オーバーナイト概況(2024年4月12日) | kab13の株式投資情報

kab13の株式投資情報

レーティング情報などを配信しています。マーケットに対峙する方へ、少しでも情報の上乗せになればと思います。

【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●本日の予定
●本日の決算発表予定

米国市場動向:セクターでは、Apple(AAPL)+4.3%Nvidia(NVDA)+4.1%で情報技術が朝から上昇。Broadcom(AVGO)+4.5%Micron Technology(MU)+4.4%SOX指数は+2.42%。コミュニケーション・サービスは、Alphabet(GOOGL) +2.1%Meta Platforms(META)+0.6%。一般消費財・サービスは、証券会社の投資判断引き上げを受けたスポーツアパレルのNike(NKE)+3.4%Amazon.com(AMZN)+1.7%20217月以来初めて最高値を更新した。一方で、金融が朝から下落。ヘルスケアや生活必需品らディフェンシブも軟調となった。

US時間外

 

◇上昇銘柄◇

SGH(メモリー関連): 一昨日の2Q決算失望売りから、今日の時間外では若干戻す動き

 

◇下落銘柄◇

APLD(データセンター運営): 3Q 1株当たり損失24c、推定損失/7.2c

NRIX(バイオファーマ): 1.25億ドルのPO発表


日本株ADR

 

◇上昇銘柄◇

8830(住友不みずほ証が"買い"に格上げ、PT 6,500円(前回:4,000円)

8801(三井不期末配当10円上げと、自社株買い400億上限設定

 

◇下落銘柄◇

5802(住電工昨日の日本市場で2,428円の過去最高値を記録

6503(三菱電大和証が"中立"に格下げ、PT 2,100円(前回:1,800円)


本日の新聞見出し

NIKKEI Tech Foresight

・車載SoC研究に挑む「ASRA」 欲しい半導体、自ら開発

BIPROGYとリコー、仮想空間で建物設備管理 業務効率化

・広島大、安息香酸で自己駆動体 回路不要の微小ロボに

 

▼日本証券新聞▼

AI普及で電力消費が急増 対策急務に省エネで光電融合にも注目

・ナルミヤ 客足回復で過去最高業績 世代を超えて愛される子供服メーカーへ

・コーナン 3年ぶり最高値 自社株買い&好決算で

 

▼日刊工業新聞▼

・浮体ぺロブスカイト太陽電池 閉校プールで実証 積水化学など

・クラレ値上げ ポリビニルアルコール樹脂

・チームスピリット 勤怠クラウド利用者50万人

 

▼化学工業日報▼

・リン系難燃剤 高速・大容量通信向け量産 大八化学 来秋、福井に新設備

・出光興産 徳山でSAF25万㌔㍑ 28年度供給 原料輸入も検討

・三菱ケミカルG 医療用コンパウンド バイオ医薬の課題に対応 低抽出物や薬剤低吸着 相次ぎ新グレード

 

▼日経MJ

・アースミュージック 脱・迷いの森 森ガール終息で低迷、フェミニンをもう一度 店舗2割減で増収確保

・学生の海外旅行、安さより安心 添乗員付き人気、親子旅も増加

・航空業界ベア平均11,244円 中堅に波及、環境改善の動きも


本日の相場

本日の日本株相場は堅調な展開となりそうだ。昨晩の米国市場は主要3指数がまちまちの値動きとなった。ディフェンシブ株中心に売られ、ダウは4日続落となった。他方、3月の米PPIが市場予想を下回り、インフレへの過度な懸念が後退したことからハイテク株が買われ、ナスダックは大幅高となった。本日の日本株は、昨晩の米ハイテク株高を受けて朝方から高く始まりそうだ。SOX指数が大幅高となっており、指数寄与度の大きい半導体関連株が日経平均株価を押し上げ、戻りを試す展開となろう。米国では今晩の金融株を皮切りに、決算発表が本格化していくほか、国内でも今月下旬から3月期決算企業の決算発表がスタートすることで、投資家の関心は次第に個別企業の決算に移行していきそうだ。

 

〇ローツェが好調な決算を発表

昨日引け後にはローツェ(6323)が好調な決算を発表した。24/2期実績、25/2期計画共に、市場予想を大幅に上回った。特に、中国向けの需要回復などにより、24/24Qの半導体関連装置の受注高が前四半期比51%増と大幅に増加しており、他の半導体関連株にもポジティブな影響を与えよう。半導体関連では、決算シーズンの前半戦に決算を発表する企業が多く、業績期待が高まりそうだ。個別企業では、石化事業のスピンオフを実施し、半導体材料事業に注力する方針のレゾナックHD4004)や、半導体材料のフォトレジストで世界トップクラスのシェアを有する応化工(4186)などに注目したい。

 

〇三井不動産が長期経営方針を公表

また、昨日引け後には三井不(8801)が30年度までの長期経営方針を公表。26年度の定量目標は、EPS成長率8%以上、ROE8.5%以上、総還元性向50%以上、累進配当制度の導入、政策保有株式の50%縮減など、市場の高い期待に応えた内容となっており、ポジティブに評価されそうだ。


その他、情報の確認は下記⬇️から

https://okanejijyo.com/2024/04/株式市場オーバーナイト概況2024年4月12日/