株式市場オーバーナイト概況 | kab13の株式投資情報

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レーティング情報などを配信しています。マーケットに対峙する方へ、少しでも情報の上乗せになればと思います。

【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●本日の予定
●本日の決算発表予定

米国市場動向:耐久財受注(2月)が市場予想を上回り、経済のソフトランディング期待が高まるなか、米国株は上昇して取引を開始した。朝方から「米顧客に運転支援機能『FSD』を1カ月無料提供へ」と伝わったテスラ(+2.9%)など一般消費財セクターが高かったほか、好決算を発表したマコーミック(+10.5%)など生活必需品セクターも堅調。午後にかけて相場全体は底堅い動きが続いたが、その後は徐々に上げ幅を縮める展開になった。2026年の売上高目標が市場予想を上回ったものの、目標達成に対して懐疑的な見方が強まったUPS-8.2%)など資本財セクターが軟調。終盤は売りに押されるなか、主要3指数は揃ってマイナス圏に転じ、最終的に下落して取引を終えた。

US時間外

 

◇上昇銘柄◇

NCNO(銀行システム): 通期EPS予想 60-64c, コンセンサス 57c

DJT(メディア): トランプ前米大統領のメディア企業TMTGがナスダックに上場、時間外でも堅調

 

◇下落銘柄◇

BWMN(コンサルティング): 5,000万株のPO発表

UTHR(製薬会社): 競合のMerckPah薬の承認を獲得


日本株ADR

高安まちまち

 

◇上昇銘柄◇

5401(日本製鉄ブリキ全製品、4月契約から値上げ

9531(東ガス発電効率63%の高効率燃料電池システム販売開始

 

◇下落銘柄◇

2267(ヤクルトポッカサッポロの群馬第二工場を取得へ

9984(ソフトバンク) Arm株の価値が高すぎると報道, Seeking Alpha


本日の新聞見出し

▼日経産業新聞▼

・三菱電機 FA分野のソフト充実 シミュレーションで工期短縮

・テルモ 患者の健康状態、遠隔で管理

・セコム・豊田通商 インドに2カ所目の総合病院   

 

▼日本証券新聞▼

・次期戦闘機、第三国輸出が可能に 三菱重工が連日の高値

FIXER、急騰 NTTと生成AIで連携

・紀文食品、新高値 マルハニチロと資本業務提携

 

▼日刊工業新聞▼

・次期戦闘機の輸出解禁 「三原則」運用指針を改正

・双日、さくらインターネット 画像処理半導体で提携 生成AI向け

・三機工業、建設向けシステム 高度な技術計算自動化

 

▼化学工業日報▼

・「電材の柱」新旧交代 DIC 液晶から半導体へ

・日本触媒 ベルギーに新拠点 環境関連品、欧州市場を開拓

・グローバル塗料大手 新興国市場に熱視線 建築用で攻略狙う

 

▼日経MJ

・東大出たら楽天だよね 学部卒の入社人数、3年連続1位 「20代で成長」重視、転職も

・生成AIで学び「考える力養う」 社会変革に向け価値観醸成 

12,500円ラーメン店 日本に ボストン発、提供は月500杯上限 都内、場所非公開4月開業



本日の相場

本日の日本株相場は方向感のない展開が継続しそうだ。昨晩の米国株は小動きとなった。手掛かり材料難のなか、40,500円近辺でのもみ合いとなろう。日経平均は41,000円台到達(22日ザラバ)後に値幅を伴った調整をみせたが、3月前半同様、相場のリズムからは当然の動きといえる。年明け以降は25日移動平均線(39,500円)がサポートとなっており、上昇トレンドに変化はないとみている。尚、本日は3月期末の権利付き最終売買日となる。今週はそれほど盛り上がっていないように感じられるが、滑り込みの配当狙いの買いは期待できそうだ。

 

4月相場を見据え、仕込みの好機

年度最終週で連日、需給面での上値の重さが指摘されている。例年、年金系の売りは最終週には落ち着く傾向にあるが、歴史的な高値圏でもあり、ギリギリまで出ている可能性はありそうだ。都地銀などの金融機関の売りもハイペースとなっている。また、2年連続で41週目に大きめな下げが見られており、市場では国内機関投資家の期初の益出し(新年度の運用計画の達成に余裕を持たせるため、利益が出ているポジションを売る)も警戒されている。もっとも、これらの要因を通過すれば、年度替わりの新規資金の流入期待や海外投資家の4月買い越しの強力なアノマリーを見据えて、年度末~期初の下げた局面は仕込みの好機となりそうだ。

 

〇高配当株人気は一年中

日経平均同様、高配当株50指数も史上最高値圏で推移している。同指数の算出以来の月別平均パフォーマンスをみると、4月や年末に高い傾向がある。配当人気は9月中間期末や3月末にかけて盛り上がる印象が強いが、人気は一年中といえよう。明日28日の権利落ちで“終わり”ではなく、4月下旬の決算シーズンに向けてさらなる株主還元策への期待が継続しよう。特に、期初は慎重な見通しが多いことから、業績面での株価押し上げは限定的とみており、株主還元を含めた企業ガバナンス改革の発表に関心が高まりそうだ。配当利回りではSB9434)や東ソー(4042)、アマダ(6113)などに注目している。



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https://okanejijyo.com/2024/03/株式市場オーバーナイト概況2024年3月27日/