株式市場オーバーナイト概況(2024年3月22日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●本日の予定
●本日の決算発表予定

米国市場動向:セクターでは、資本財・サービスと金融が朝から上昇。エネルギーは反発。一般消費財・サービスは、中古住宅販売件数が予想を大幅に上回ったのを好感し、ホームセンターのHome Depot(HD) +2.8%Lowe'S(LOW)+3.6%。情報技術は良好な決算とガイダンスを発表した半導体のMicron Technology (MU)+14.1%上昇したのを筆頭に半導体関連が上昇したが、通期のEPS見通しを下方修正したコンサルティングのAccenture(ACN)-9.3%EUがデジタル市場法に抵触している疑いで全面調査に踏み切る方針と伝えらえれたApple(AAPL)-4.1%が重しとなり、セクターはほぼ横ばい。一方で、コミュニケーション・サービスは、前日急伸したメディアのParamount Global(PARA)-5.5%反落。公益も軟調となった。

US時間外

 

◇上昇銘柄◇

SOUNW(ソフトウェア): Cantorが売りに格下げ、立会内で2割下げていた。時間外では反発

 

 

◇下落銘柄◇

CUTR(美容整形レーザー): 4Q決算、当初予想の5倍以上に赤字が拡大

LULU(スポーツウェア): 通期の純売上高は107億-108億ドル(約1兆6200億-1兆6400億円)になる見込み。これは1112%の増加に相当し、前年の19%増を大きく下回る


日本株ADR

US堅調で上昇銘柄が目立つ

 

◇上昇銘柄◇

6460(セガサミー東海東京が買い継続、PT2,990から2,810円に下げ

6952(カシオ昨日まで日本市場で6連騰、一週間の上昇率は10%に迫る

 

◇下落銘柄◇

4519(中外薬進行性神経疾患に対する治験治療の後期試験で臨床効果の程度が期待に応えられなかったと発表


本日の新聞見出し

▼日経産業新聞▼

・商船三井、世界のインフラ作る 橋本社長、LNG設備や洋上風力 脱・海運依存へ積極投資 潤沢キャッシュで「時間買う」M&A

・信越化学工業「Sicle(サイクル)」 半導体向け技術を段ボールに 耐水性高め環境にも優しく 執行役員 塩原利夫氏

・スマホゲーム、課金離れ 開発スピードの遅れ響く

 

▼日本証券新聞▼

・エヌビディア関連 新にニデック、TDKなどが浮上

・雪国まいたけ、大幅反発 今3月期は一転、34%増益へ

・ゲーセンにも外国人観光客 トイカプセル、UFOキャッチャー人気

 

▼日刊工業新聞▼

・キャノンMJBPO強化 プリマジェストを買収

・小林製薬、中国に新工場 来月稼働 額冷却シート生産1.7

・東レ、製造プロセス改善 RO膜 耐薬品性2

 

▼化学工業日報▼

・エアバッグ用インフレータ インド新拠点50%増強 ダイセル 現地シェア3割へ

・三洋化成 化粧品原料、海外展開強化 海外売上高比率 25年度に20%へ

・バイオCDMO 米国で次期増強計画 JSR 抗体薬需要が拡大

・日油、水性保湿油で攻勢 滑り性や被膜感など付与 品揃え拡充も視野

・中国産化学品 インドへの流入 深刻化 相場混乱、日系化学も懸念 印政府、強制的内製化へ

 

▼日経MJ

・世界で「みてね」MIXI 今度こそ SNS・モンストの経験生かす 笠原氏「人の輪作りは共通」

・電通、1間でアニメ広告制作 生成AI使う新ツール SNS向け短尺版、年内6案件目標

・消えるTSUTAYA 東京・世田谷など、象徴店も続々閉鎖 新たな「世界」へ渋谷に実験場



本日の相場

本日の日本株相場は堅調な展開となりそうだ。昨晩の米国市場は主要3指数が揃って上昇し、いずれも史上最高値を更新した。前日のFOMCの結果を受けて、投資家のリスク選好姿勢が継続したほか、マイクロンの決算やアナリストによる目標株価の引き上げなどにより、半導体関連株も上昇した。本日の日本株は、昨晩の米国株高や円安を受けて上値を試す展開となりそうだ。

 

〇日経平均は史上最高値を更新も過熱感は見られず

昨日は、日経平均株価が4日に付けた史上最高値を更新。東証プライムの売買代金は59,000億円と高水準の商いの中で、ほぼ全面高となっており、改めて日本株の強さが確認された格好だ。日経平均株価の予想PER17.29倍にまで上昇し、過去10年平均(14倍台)や昨年の高値(16.12倍)を上回っているが、S&P500は予想PER20倍程度まで上昇しており、海外投資家から見た日本株の相対的な割安感は維持されている。騰落レシオ(東証プライム、25日)は120を超えてきており、高値警戒感も高まろうが、2月までの上昇局面とは異なり、新高値銘柄数も増加していることから、むしろ物色の広がりを示すものとして、ポジティブに捉えたい。TOPIXは依然として史上最高値(2,884.80ポイント、891218日)を下回っており、物色に一段の広がりが見られれば、TOPIXが日経平均株価にキャッチアップする形で、日本株全体の底上げが期待されよう。

 

〇強い銘柄に追随したい

日経平均株価が史上最高値を更新する中、昨日は東証プライム上場銘柄の内、88銘柄が上場来高値を更新している。特に、トヨタ(7203)や日立(6501)、三菱重(7011)など、日本を代表する企業で強い動きが目立っており、素直に追随したい。また、レーザーテク(6920)、ブリヂストン(5108)は、短期的な調整を経て、2月中旬に付けた上場来高値に再度接近してきており、高値を更新できれば一段高も期待できそうだ。


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