株式市場オーバーナイト概況(2024年3月19日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●本日の予定
●本日の決算発表予定

米国市場動向:セクターでは、GOOGLが主導してコミュニケーション・サービスが上昇。Netflix(NFLX)Meta Platforms(META)もそれぞれ+2.1%+2.7%。生活必需品は、証券会社が投資判断を引き上げた飲料のPepsico(PEP)+4.0%、ディスカウントストアのDollar General(DG)+2.5%。一般消費財・サービスは、上述のTSLAに加えてカジノホテルやクルーズ客船などが上昇し、セクターを押し上げた。情報技術は、金曜に大幅下落したソフトウェアのAdobe(ADBE)+4.4%反発した他、通信機器のArista Networks (ANET)+4.2%反発。引け後のGTCコンファレンスが注目されるNvidia(NVDA)+0.7%反発した。一方で、ヘルスケアと不動産が軟調となった。

US時間外

 

◇上昇銘柄◇

NCMI(映画館広告会社): 4Q EPS 24c, 自社株買い1億ドルを発表

 

◇下落銘柄◇

DLO(フィンテック): 4Q EPS 10cAN予想 15cに届かず

STNE(金融テクノロジー): 共同創業者、Andre Street氏が退社


日本株ADR

 

◇上昇銘柄◇

9783(ベネッセ日本時間の昨日朝に64,200(2,595)のブロックトレードを実施

8002(丸紅英大手と共同推進するチリ銅鉱山において25億ドルの融資契約に調印

 

◇下落銘柄◇

4506(住友ファーマ大塚製薬との提携契約を締結

5201(AGC) 直近5連騰で売り優勢


本日の新聞見出し

▼日経産業新聞▼

・ダイフク、物流効率化は自社から 主力の滋賀事業所に自動倉庫

・トヨタの中途採用、3割超がソフト人材 OTAやプロマネ

SWCC、技術者育成を半年で 電力コネクター施工、XR実習

 

▼日本証券新聞▼

・日産が急伸、ホンダは最高値 EV、ソフト開発で提携検討

・カラダノート S高 営業利益が通期予想を超過

・アスクル、続伸 最終益予想を増額、自社株買いも

 

▼日刊工業新聞▼

・蓄電池製造装置 増強投資を支援 「共同受注」補助要件に

・住友林業、米事業拡大 構造部材、全土で供給

・堀場 異物検出・除去1台で 半導体製造工程検査装置

 

▼化学工業日報▼

・物流2024年問題 化学業界、実行ステージへ 慣行是正 共同物流 DX 3本柱で着手

・積水フーラー、車向け攻勢 接着剤やバッテリー保護材 EV化など商機に

・ブタジエン高値継ぐ 域内供給減でタイト感 アジア1400㌦到達


本日の相場

本日の日本株相場は、底堅い展開となりそうだ。本日は注目の日銀政策決定会合の結果が発表される。ただ、昨晩すでにマイナス金利、長短金利操作、ETF購入の停止が報じられたほか、為替市場の反応が限定的であった点を見ても、市場では織り込み済みと言えよう。他方、市場は「その先」を見据えており、大引け後の植田総裁の会見が注目されることになろう。大規模緩和の解除後は利上げが焦点となるが、それに関するヒントを総裁会見から紐解くことになりそうだ。なお、短期的には銀行株をはじめ、金融株の動向に注意を払いたい。「噂で買って事実で売れ」の相場格言に則れば、金融株はこれまで政策正常化の「噂」で上昇を続けてきた。他方、本日これが「事実」となれば、一旦は利益確定売りが膨らむ可能性もある。前述の利上げに関する織り込みも含め、当面は金融株の動きが焦点となるだろう。

 

〇半導体関連株は来期業績の動向に関心が高まる

また、昨晩からエヌビディアが主催するAIイベント「GTC」がスタートした。昨晩は新しいAI向けGPUBlackwell」が発表され、今年後半にも出荷が開始されるようだ。発表内容にサプライズは乏しかったが、時間外でシノプシスなどが上昇しており、半導体関連株の追い風となろう。また、「東エレクの253月期の売上高が243月期比で2-3割増える公算が大きい」と報じられている。現時点でのコンセンサスは2割弱の増収が見込まれており、市場予想よりも強めの印象だ。半導体関連株については、来期業績の回復度合いに応じて、今後の株価の上値余地が決まっていくことになりそうだ。

 

〇年度末のIPOラッシュにも注目

その他、21日から年度末にかけては14社が新規上場するIPOラッシュとなる。上場社数は多いが、規模の小さい小粒案件が中心であり、需給懸念は強まらないとみられ、個人投資家を中心に盛り上がりが見込まれる。併せて、IPOインデックス(過去1年以内に上場した銘柄の値動きを指数化)と東証グロース市場指数は概ね連動しており、短期的にはグロース市場への関心が高まることにもなりそうだ。


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