株式市場オーバーナイト概況(2024年3月18日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●今週の相場
●今週の予定
●本日の決算発表予定

米国市場動向:セクターでは、朝から情報技術が続落。失望的な決算を発表したソフトウェアのAdobe(ADBE)が、-13.7%下落でセクターの下げを主導した。エレクトロニクスのJabi(JBL)も通期の見通しを下方修正して-16.5%Nvidia(NVDA)-0.1%と小幅ながら3日続落し、SOX指数も3日続落。コミュニケーション・サービスは、Meta Platforms(META)-1.6%Alphabet(GOOGL)-1.3%Amazon.com(AMZN)-2.4%で一般消費財セクターも下落した。一方で、エネルギーは3日続伸、証券会社が目標株価を引き上げたPhillips 66(PSX)+3.0%Valero Energy(VLO)+2.7%Marathon Petroleum(MPC)+2.6%。公益も堅調となった。

US時間外

上位の出来高は2,000万株ていどに膨らむ

 

◇上昇銘柄◇

TSVT(バイオテック関連): がん治療薬がFDA委員会の承認を獲得

STI(バッテリー技術): 機関投資家と証券購入契約を締結、385万ドルの私募を発表

 

◇下落銘柄◇

RILY(投資銀行): 猶予期間が終了しても監査結果を提出できなかった

HMST(金融サービス): FirstSun Capital Bancorp への売却提案


日本株ADR

高安まちまち

 

◇上昇銘柄◇

9501(東電東電HDの柏崎刈羽原発の再稼働に進展、株価は2011年以来の高値更新

4666(パーク24) 1Q営業利益86.2億、市場予想下回るも前年同期比+2.4

 

◇下落銘柄◇

8358(スルガ銀嵯峨会長が退任へ、後任は置かない

9101(郵船野村証が目標株価を6,900円に下げ(前回:7,200円)


本日の新聞見出し

▼日本証券新聞▼

・東電が急伸 刈羽7号機ようやく再稼働か

・鎌倉新書、S高 今期の過去最高を計画

・「中国」に左右される美容・化粧品関連 市場対応力がポイント ヤーマンは朝安を切り返す

 

▼化学工業日報▼

・セラニーズ アセチル 利益率25%超へ 新設備生かし川下を拡充 エンプラはメディカル開拓

・トクヤマ 徳山製造所でボイラー改造着手 バイオマス燃料比率向上

・フジポリ シリコーン熱伝導材シート 車載機器向け提案強化 ゲルやパテなど 用途別に品揃え

 

▼日経MJ2024317日)▼

・マックを鍛える物流参謀 HAVI、販売データ握り需要予測 納入楽な店設計/必ず満載配送

・低速EV、停留所増で利用開拓 静岡・焼津「つなモビ」 店主らと交流、街散策の基盤に

・資生堂 構造改革急ぐ 国内1,500人の早期退職希望 ネット売上高3割めざす


今週の相場

今週の日本株相場は、日米の金融イベント通過と共に次第に落ち着きを取り戻そう。日経平均株価の予測変動率を示す日経平均ボラティリティー・インデックスは、節目の20を上回っているものの、ピークからは低下しており、株式相場は落ち着きを取り戻しつつある。週初めこそ様子見ムードが強まりやすいものの、イベント通過後は、月末に向けて配当権利取りや、機関投資家の配当再投資(指数連動型ファンドによる配当金分の先物買い)などへと投資家の関心が向かおう。日経平均株価は週末にかけて再び買い戻しの流れが強まろう。

 

〇日本株の先高感は健在

週末の報道によると、今回の日銀会合で「マイナス金利解除+YCC上限撤廃」が決定される見通し。もっとも、「ETF購入枠の減額及び撤廃」の可能性を指摘する向きもあるが、市場では織り込みが既に進んだと考える。また、日銀高官の政策正常化を容認する発言で日経平均株価が4万円を大きく割り込んだ3月第1週の投資主体者別売買動向では、個人投資家が信用取引で3,700億円超の大幅買い越しとなった。改めて日本株の押し目買い意欲の強さが確認された。加えて、連合が15日に発表し春闘の第一回集計統計では、企業の賃上げ率が33年ぶりに5%を超える水準だったと伝わった点も見逃せない。植田総裁の過去の発言を顧みても市場との対話を重視している様子が窺えることから、波乱なく通過しよう。むしろ、「長年緩和を続けていた日銀が政策を転換できるほど、今の日本経済は底堅い」と前向きに捉える動きが次第に優勢となりそうだ。

 

〇物色の流れが変化するかに注目

物色面では、出遅れ感のあるセクターへの資金シフトが見られる中、内需株の動向が注目されよう。賃上げによる個人消費の拡大で恩恵を受ける企業が多く、投資妙味は大きいと考える。特に、PB戦略などで月次が好調なニトリやイオン、しまむら、パンパシHDに注目したい。尚、米国では米エヌビディアが年次会合を開催する予定で、日本時間19日朝5~CEOの講演も控える。前回と同様に同氏の発言をきっかけに、調整含みで推移する国内の関連銘柄が再び賑わいを見せるか、注目が集まろう。



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