株式市場オーバーナイト概況(2024年3月13日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●本日の予定
●本日の決算発表予定

米国市場動向:セクターでは、情報技術が朝から上昇。昨夜良好な決算を発表したソフトウェアのOracle(ORCL)+11.8%急伸。Nvidia(NVDA)は二日間で-7.4%下落した後で、+7.2%反発。コミュニケーション・サービスは、昨日大幅安したMeta Platforms(META)+3.3%の反発、Alphabet(GOOGL)+0.6%。一般消費財・サービスはAmazon.com(AMZN)+2.0%。生活必需品も堅調となった。一方で、公益は5日ぶりに反落。不動産とエネルギーも軟調となった。

US時間外

 

◇上昇銘柄◇

DEUC(出版会社): 本社および倉庫施設の売却発表

MXCT(ラボ試験関連): 4Q収益前年同期比+26%の1,570万ドル

 

◇下落銘柄◇

SWIM(プール設備): 4Q EPS 0c, コンセンサス-6c

TACT(ソフトウェア): 4Q EPS -1c, コンセンサス-3c


日本株ADR

 

◇上昇銘柄◇

6588(東芝テック省スペースの無人決済店舗システムを6月から販売

5332(TOTO) 平均賃金5%上げ、満額回答

 

◇下落銘柄◇

6753(シャープ傘下のダイナブックがAIサーバー事業に参入と報道


本日の新聞見出し

▼日経産業新聞▼

TDK、街づくりこそ増産 寮・学校・病院の集積導く 秋田から国内生産維持

SAF供給網へプラント機器 三井E&SIHIが開発急ぐ

・シャープ、ヘアケア用品参入

 

▼日本証券新聞▼

・フィットネス2社、業績上方修正 カーブス「会員数増大の好機」

・健康経営銘柄53社選定 SCSK10年連続

・セック、急騰 ISS実証用システム開発へ

 

▼日刊工業新聞▼

・アンリツ、韓国と6G協業 政府系団体に測定器納入

・国交省、厚労省と検討委 「災害に強い」上下水道整備

AIで「売れる」自販機に キリンビバ SBのシステム導入

 

▼化学工業日報▼

・住友化学 DXステージアップ 無形資産で新事業 天然素材の機能性成分 マッチング支援

・変革迎える東ソー 南陽事業所 戦略製品開発へ研究機能集約 異分野交流の拠点に

・日本コンセプト タンクコンテナ拠点拡充 新潟支店が来月稼働 輸出入需要も対応

・デクセリアルズ フォトニクス領域強化 子会社統合で成長加速

 

▼日経MJ

・ららぽーと、スポーツにダンク 三井不がバスケ誘致、集客にライブ感 1万人アリーナと連携密に

・「いつでもクラウン」客をナビ トヨタが専売店開業、4車種展開 生活に合わせ提案/輸入車保有者に的

・ホームパーティー、レベル上昇 「家飲み」でそろえた家電活用 SNS検索水準過去最高


本日の相場

本日の日本株相場は堅調な展開となりそうだ。昨晩の米国市場は主要3指数が揃って上昇し、S&P500は最高値を更新した。2月の消費者物価指数が市場予想を上回ったものの、物価の鈍化トレンドは続く内容で、事前の警戒感の反動から、大型ハイテク株を中心に買い戻しが進んだ。本日の日本株は、昨晩の米国株高を受けて戻りを試す展開となりそうだ。指数寄与度の大きい半導体関連株が日経平均を押し上げるほか、円高が一服していることも好感されそうだ。

 

〇春闘の結果に注目

今来週は、米経済指標の発表や日米の金融政策決定会合などのマクロイベントが多く、その結果を受けた為替の動向にも振らされやすい展開が想定されるが、これらの重要イベントを通過すればあく抜け感が広がろう。なお、本日は春闘の集中回答日を迎えるほか、岸田首相が「政労使会議」を開催する。また、15日には連合から第1回回答集計結果が公表される。昨日は、植田日銀総裁が「今週、追加的なデータや情報が入ってくると思う。総合的に判断、点検し、適切な判断をくだしていきたい」と述べている

ほか、日銀は15日の春闘の結果を踏まえて、3月の日銀会合でのマイナス金利の解除が適当かを判断すると一部で報じられており、春闘の結果に注目が集まろう。春闘で強い賃上げ基調が示されれば、3月日銀会合での政策変更の見方が一段と強まりそうだ。

 

〇半導体市場の長期的な拡大期待は続く

半導体関連の銘柄は、一昨日は大幅安となったものの、昨日は安値圏から切り返す銘柄が散見されており、押し目買い意欲の強さがうかがえる。2月以降、短期間で株価が上昇しており、目先は神経質な展開となりそうだ。ただ、生成AI市場の需要は2030年に2,110億ドルにまで急拡大する見込みで、半導体市場の長期的な拡大期待は続くだろう。18日から21にはエヌビディアの技術カンファレンスが開催されるほか、18日にはジェンスン フアンCEOの基調講演も予定されており、注目されよう。個別企業では、循環的な業績の回復だけでなく、生成AI関連の業績貢献も期待されるディスコ(6146)や東エレク(8035)などのほか、半導体部材で世界的にも高い競争力を有する東応化(4186)などに注目したい。


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