株式市場オーバーナイト概況(2024年3月12日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●本日の予定
●本日の決算発表予定

米国市場動向:セクターでは、化学のAlbemarle(ALB)+5.4%、鉱山のNewmont(NEM)+3.9%で素材が上昇。エネルギーはBaker Hughes(BKR)+2.3%Schlumberger(SLB)+2.2%とサービス中心に上昇。生活必需品は、食品加工のTyson Foods(TSN)+3.0%、化粧品のEstee Lauder(EL)+3.0%。一方で、資本財・サービスは、Boeing(BA)が先日のアラスカ航空737MAX機の事故で刑事捜査を受けていると報じられて-3.0%下落し、セクターの下げ要因となった。情報技術は半導体中心に下落、Advanced Micro Devices(AMD)-4.3%Micron Technology(MU)-3.2%Nvidia(NVDA)-2.0%続落。SOX指数は-1.36%下落した。

US時間外

NVIDIAは若干軟調も軽微

 

◇上昇銘柄◇

ESAC(M&A): 株主がSunergy Renewablesとの事業統合案を承認

LFMD(): 4Q、収益+60%の$44.9百万ドル

 

◇下落銘柄◇

ACAD(バイオ医薬品): ピマバンセリン治験で主要評価項目を達成できず

OCUL(アイケア製品): 4Q収益が予想を下回った。収益1,480万ドル(予想:1,570万ドル)


日本株ADR

 

◇上昇銘柄◇

8309(三住トラストみずほ証が目標株価を3,800円に上げ(前回3,250円)

4188(三菱ケミドッチ・アンド・コックスの株持ち分が9%に低下

 

◇下落銘柄◇

7003(三井E&S) 昨日買い気配寄付後は一気に売られてS

9684(スクエニ亡くなった漫画家の鳥山明氏がドラクエ12の制作に携わっていた(詳細不明)


本日の新聞見出し

▼日経産業新聞▼

・トヨタをTSMCに近づけた「1桁ナノ」 レベル3握る半導体

GMOインターネットグループ デジタル配信スタジオ開設

・系統調整力に家庭の蓄電池、オムロン 潜在力EV11万台分

 

▼日本証券新聞▼

・日本のIP、世界を圧巻 宮崎アニメ、ゴジラが米アカデミー賞 任天堂は新作マリオ映画発表

・「ふるさと納税」にAmazon参入? アイモバイル、チェンジなど急落

Casy、「家事代行」国策化が追い風 4月からヤングケアラー支援

 

▼日刊工業新聞▼

・ライフドリンクカンパニー 清涼飲料を増産 静岡・御殿場に新工場

・川重、兵庫にゴミ処理場 323億円 設計-建設-運営受注

・キャノンMJ 、新事業加速 新興発掘で新組織 CVC設立

 

▼化学工業日報▼

AGC クロアリ増強 年内判断 27年以降の稼働めざし ベトナム有力 次期投資で200万㌧体制

DIC 脱色再生PS 11月から年1万㌧供給 サステナ品へ転換急ぐ

・ニプロ 人工腎臓 海外に新拠点 世界需要10年で倍増


本日の相場

本日の日本株相場は、引き続き軟調な展開となりそうだ。昨晩の米主要3指数はまちまちの動きであったが、エヌビディア(-2.0%)やAMD-4.3%)など、半導体関連に利食いが継続しており、日本株相場の逆風となろう。また、昨日のプライム市場の下落率トップは三井E&S2位はさくらとなった。直近で賑わっていた一部の銘柄から資金の「逆流」が見受けられ、当面は需給主導での乱高下が継続する可能性もありそうだ。他方、昨日の日経平均の下落幅は一時1,000円を超えたが、下落率は2%程度である。日経平均自体の水準が切り上がっているため、調整時の下落幅が大きく見えるが、下落率で見ればあくまで「健全な調整の範囲内」と言える。中長期の上昇トレンドは依然として崩れてはおらず、冷静に押し目買いのタイミングを図りたい。

 

〇焦点はマイナス金利解除の「その先」へ

先週からの各種報道を受けて、日銀の政策修正が4月から3月に前倒しになるとの見方が優勢となってきた。マイナス金利の解除に加えて、イールドカーブコントロール(YCC)の撤廃など、政策の正常化に向けた何かしらの議論が18-19日の決定会合で行われよう。市場ではマイナス金利の解除を相当程度織り込んでいるとみられるが、今後の焦点は「その先」となろう。具体的には、年内の「利上げ」が焦点となる。実際に、市場では年内1回、もしくは2回の利上げ予想が増加しつつある。足元の経済環境等を考慮すると、年内の利上げは難しいだろう。ただ、3月または4月の日銀会合における植田総裁の発言などを踏まえ、利上げに対するコンセンサスがどの様に醸成されていくかを注視する必要があるだろう。

 

〇円高メリット銘柄に注目

その様ななか、今後は日米金利差の縮小に伴うドル安円高進行が意識されやすいとみられ、円高メリット銘柄(下表)に注目したい。昨日も相場全体が調整するなかで、ニトリHDや神戸物産などは逆行高となった。海外から原材料を調達し、国内で加工・販売する企業については円高メリットが大きいとみられ、小売り関連企業を中心に関連銘柄に注目だ。


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