株式市場オーバーナイト概況(2024年3月8日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●本日の予定
●本日の決算発表予定

米国市場動向:セクターでは、半導体が大幅続伸して情報技術が上昇。Nvidia(NVDA)+4.5%Intel(INTC)+3.7%、引け後に決算を控えたBroadcom(AVGO)+4.2%で、SOX指数は+3.36%Meta Platforms(META)+3.3%Alphabet (GOOGL)+2.3%でコミュニケーション・サービスも上昇。一般消費財・サービスもAmazon.com(AMZN) +1.9%Tesla(TSLA)+1.2%と反発し、セクターは上昇。素材は格付け会社の信用格付け引き上げを受けた鉱山のFreeport-Mcmoran(FCX)+4.4%となった他、Celanese(CE)+3.4%Albemarle(ALB)+2.6%と化学も強い。一方で、金融セクターが軟調となった。

US時間外

SOX指数寄与度の高いマーベルが1Q見通し失望売りで大幅下落

 

◇上昇銘柄◇

CERO(細胞療法): AML 患者の治療における臨床候補 CER-1236 の使用に関する前臨床研究の発表を発表

FNKO(消費者向け製品): 4Q調整後EPS 1.0c (予想:-35c)

 

◇下落銘柄◇

VTYX(バイオサイエンス): 1億ドルの私募を発表

MRVL(半導体メーカー): 1Q EPS見通し(18c - 28c)が市場予測(41c)に届かず


日本株ADR

 

◇上昇銘柄◇

6857(アドテスト日本市場では利確の売りに押されたが、SOX 3.5%高で買い

5802(住電工インド合弁の株式売却で特別利益630億円を計上

 

◇下落銘柄◇

6753(シャープ) ADRでは売り継続、連日下落率トップ

1928(積水ハウス) CLSAは目標株価を4,100円に下げ(前回:4,300円)


本日の新聞見出し

▼日経産業新聞▼

PBR改善、IRがカギ NEC、投資家の声生かし改革

・ソニーネットワークコミュニケーションズ社長 渡辺潤氏 「NURO光」をエンタメ基盤に ローカル5Gや衛星通信も検討 新規事業の「ふ化器」にも

IIJ 独自SIMIoT向け伴走 子供見守り端末の採用転機に 省電力化や小型化に対応

 

▼日本証券新聞▼

・ボードルア、大幅続伸 テスト・検証事業を取り込み

・栗林商船、連日の高値更新 物流24年問題で注目度上昇

・米アカデミー賞11日発表 東宝、日テレ関連銘柄、受賞に期待

 

▼日刊工業新聞▼

・日本ペイント、新卒採用再開 2年ぶり、来年50人規模

・三井E&S・独社共同 大型舶用エンジン 水素燃焼運転に成功

・大阪メトロ、7月開設 習い事付き学童保育 小学1-6年生対象

 

▼化学工業日報▼

・東洋紡 農業用展着剤に参入 天然由来界面活性剤を活用 25年度 ブラジルで販売

PPES BEV向け次世代LiB 正極材のニッケル使用率高める 高容量・コスト削減に力 競争力強化を徹底

・持田製薬 核酸医薬の創薬基盤構築 siRNA 数年内に非臨床試験 提携モデルを構想

 

▼日経MJ

・ゲーセン、推し活センターに GENDA、「SEGA」買収3年で店舗5割増 キャラ景品 月600種投入

・不適切な昭和 未来と反省 不適切にもほどがある! 時代見つめ直すクドカンドラマ 惑う令和、欠ける想像力

・浅草ツアー 見どころは「嘘」 「87差路」「ゆかりの歌手」架空だらけのガイド 参加者もアドリブ合戦


本日の相場

本日の日本株相場は反発となりそうだ。昨夜の米国株は3指数揃って続伸しており、国内もハイテク株中心に買い戻しが入ろう。買い一巡後は米雇用統計の発表を控えて様子見ムードが強まるとみているが、上昇トレンド過程の調整場面とみており、好業績銘柄の押し目をしっかりと狙いたい。昨日は日経平均がザラバ高値から900円近い下げをみせたことで印象は悪いが、TOPIXの下げは0.44%にとどまっている。情報通信や電鉄など出遅れ好業績株の一角には買いが入っており、物色意欲は失われていないといえそうだ。日経平均も下げたとはいえ、まだ前回のバブル期高値よりは上に位置している。28日以降の急ピッチな上昇を考慮すれば当然の調整といえよう。

 

〇遅かれ早かれ変更される

日銀の政策変更(マイナス金利解除)は本命とみられた4月会合から3月会合に市場の見方が移ってきた。地ならしともとれる報道が相次いだことで為替が円高ドル安で反応し、利益確定売りのキッカケとなっている。もっとも、遅かれ早かれマイナス金利解除に動くことは想定されている。3月会合で見送りとなっても、4月解除に向けて早々に市場は織り込む動きをみせよう。ドル円も昨年12月の“チャレンジング発言”の際には5円超の乱高下をみせたが、今回はマイルドだ。主要輸出企業の想定為替レートは1ドル=140144円が多く、業績への影響も限定的であろう。

 

〇海外投資家の現物買いは健在

需給面では、2月第4週の海外勢は3,835億円(現物)の買い越しとなり、年間累計は3兆円を突破した。過去10年でみると、3月は年間でもっとも売り越し額が多くなる月だが、4月は逆に買い越す傾向にある。歴史的な高値圏で迎える年度末で国内機関投資家の売りも想定されるが、4月以降の需給好転を睨んで、緩んだ局面は買いの好機とみたい。物色では、2月中旬の高値から3週間もみ合っているアドテストやスクリンの押し目狙いや、富士フイルムや住友電など久々に上場来高値を更新してきた主力株の一角に注目している。


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