株式市場オーバーナイト概況(2024年3月4日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●今週の相場
●今週の予定
●本日の決算発表予定

米国市場動向:セクターでは、情報技術が上昇をけん引。好決算を発表したストレージ管理のNetapp(NTAP)+18.2%Western Digital(WDC)+8.1%Micron Technology(MU)+5.0%とメモリ―チップも大幅高。SOX指数は+4.29%で連日の高値更新となった。原油価格が3ヵ月ぶりに80ドルを超え、エネルギーセクターも上昇。前日大幅安したバイオテクノロジーのModerna(MRNA)+3.1%反発した他、大手製薬のEli Lilly(LLY)は、やせ薬の売上で株価のさらなる大幅上昇が見込めるとアナリストが目標株価を引き上げ+3.8%、ヘルスケアセクターが反発した。コミュニケーション・サービスは、Meta Platforms(META)+2.5%Netflix(NFLX)+2.7%。一方で、公益が朝から下落した。

US時間外

S&P500構成銘柄変更で関連銘柄の上下が顕著

 

◇上昇銘柄◇

SMCI(サーバーソリューション): S&P500指数に採用決定

IHRT(メディア関連): 1Qの収益会社予想がAN予想を上回った

 

◇下落銘柄◇

FORR(リサーチアドバイザリー): S&P smallCap 600から削除


日本株ADR

 

◇上昇銘柄◇

8801(三井不) 1株から3株へ分割、41から

6857(アドテスト)8035(東エレク) SOX指数の大幅上昇で買い

 

◇下落銘柄◇

3861(王子HD) 日本市場で軟調に推移した製紙株はADRでも継続売り


本日の新聞見出し

日経産業新聞

・大成「デジタル監督」育む 2024年問題 現場管理を刷新

・富士通、コンサル人員5倍 25年度までに1万人

・三井不、親も休める保育施設 社員のアイデア事業化、川崎に

 

日本証券新聞

・エヌビディア&日経平均 連動週性 ますます鮮明に!

・水素投資、新法追い風に 供給網構築へ官民連携広がる 加地テックは水素ステーション向け好調

・プライムストラテジーS高 LLM導入コンサル・実装支援を開始

 

日刊工業新聞

・新車販売2カ月連続減 219%減 認証不正、回復に水差す

・コマツ、部品供給網を強化 建設・鉱山機械向け 豪・インドネシアに施設

・三井化、EV素材開拓 事業コア営業益100億円増 樹脂化、設計含め提案

・研究成果の開示責務廃止 NTT法改正案 閣議決定

 

化学工業日報

・三菱ガス化学 環境循環メタノール 船舶燃料から実装へ 新潟パイロット 今月稼働

・三菱エンプラ 三菱ガス化とタスクチーム 川下まで最適体制構築 R&Dのスピード向上

JSP EPP事業領域を縦横に 欧州で複合部材提案 グローバルサウス拠点検討

 

▼日経MJ

・ビジホ もう1万円で泊まれない 新宿で126,000円、遠い駅シフトも限界 出張旅費 改定の動きも

AI、写真からYourソング 日本コカ「ジョージア」販促 数分で歌詞、ジャケット画像も

・タカキュー、OMO対応店推進 オーダー比率は4割目標 改装・デジタル投資に10億円


今週の相場

今週の日本株相場は、直近の高値圏で堅調な展開となりそうだ。先週末のCME日経平均先物は40,100円台で返ってきており、今週の日経平均は40,000円台で値固めの動きとなろう。短期的には過熱感がある半面、ここまでの急ピッチな上昇で「買えていない」投資家も多いとみられる。また、3月の年度末を前に、新NISAなどを通じた好配当株への資金流入も相場全体の押し上げにつながりそうだ。なお、今週は67日にパウエルFRB議長の議会証言、8日に米2月雇用統計の発表が予定されている。今後の金融政策を占う上でパウエル議長の発言が注目されようが、従来路線を踏襲する内容に留まれば、無風通過にもなりそうだ。

 

〇日本株の強さの背景に「バリュー株への資金流入」

先週末も米SOX指数が4%超の急騰となるなど、日米とも半導体関連株に資金が集中している。先週末の日本市場ではTOWAやローツェなどが大幅高となっており、日本では中小型の半導体関連にも物色が広がっている。他方、年初来からのスタイルインデックスを見ると、最も上昇しているのはTOPIX500バリュー(+16.9 %)であり 、TOPIX500グロース(+13.2%)をアウトパフォームしている。つまり、見た目は「半導体株(グロース株)への一極集中」に見えるものの、実はバリュー株にもしっかりと物色が向かっている点は見逃せない。バリュー株の上昇の背景には、銀行や商社など、好配当株への資金流入があろう。とくに、日経平均高配当株50指数の上値追いにも見られる様に、今年は新NISAのスタートによって、例年以上に好配当株に対する関心が高まっている印象だ。グロース株、バリュー株双方の上昇が今の日本株相場の強さにつながっているとみられ、この動きが年度末まで継続すれば底堅い展開が期待できよう。物色面では、出遅れているTOPIX Smallグロース採用の好業績銘柄なども注目できよう。日東紡や大阪ソーダ、Jマテリアルなど、テーマ性を兼ね備えた銘柄も多く注目していきたい。



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