●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●本日の予定
●本日の決算発表予定
米国市場動向:セクターでは、コミュニケーション・サービスが朝から反発。前日セクターを押し下げたAlphabet (GOOG)が+1.7%、Meta Platforms(META)も+1.3%。情報技術は、大手金融が半導体にかなり強気の見方を示したことを追い風に関連銘柄が大幅高。Nvidia(NVDA)やBroadcom(AVGO)に並び、Advanced Micro Devices(AMD)を選好しているとし、同株は+9.1%上昇して最高値を更新した。SOX指数も+2.7%で最高値更新。一般消費財・サービスは、カジノホテルやクルーズ客船が上昇、一方で、バイオテクノロジーのModerna(MRNA)が-5.4%下落したのを筆頭にバイオ関連が売られてヘルスケアは下落した。
<US時間外>
◇上昇銘柄◇
REAL(アパレル): 通期黒転予想、調整後のEBITDAは800万ドルの損失から800万ドルの利益となり、推定損失は456万ドル
NTAP(ストレージ、データ管理): 通期調整後EPS予想を6.4~6.5ドルに引き上げ、予想6.14ドルを上回る
◇下落銘柄◇
SOUNW(音声AIソフトウェア会社): 4Q収益未達で営業赤字
HUMA(バイオテック関連): 公募増資発表
<日本株ADR>
◇上昇銘柄◇
7832(バンナムHD) 通期純利益予想を980億円と発表、コンセンサス825億円
8725(MS&AD) 4月1日付で1株を3株に分割
◇下落銘柄◇
9531(東瓦斯) 昨日の日経平均ではディフェンシブの下落が顕著、東瓦斯は-4.3%と下落率上位となった
6770(アルプスA) 9055.T(アルプス物流)の株売却と28日に報道
<本日の新聞見出し>
▼日経産業新聞▼
・ニアショアリング、メキシコに テスラやBYD、進出名乗り マツダ、10年で現地浸透
・NEV化進む中国新車市場 日本勢、開発・生産で現地化を
・九州「要注意水準」の出力抑制、カリフォルニアも悩む
▼日本証券新聞▼
・日清オイリオ、上値追い オリーブ大幅値上げ
・ゼネコン 利益改善 資本政策見直し 手がかりに
・三住建設、社長と会長が退任 工場遅延で2期連続赤字
▼日刊工業新聞▼
・三菱鉛筆が独ラミー買収 海外戦略を加速
・マンダム、肌トラブル防ぐ マツキヨと男性化粧品
・富士電機 小型で消費電力73%減 電磁開閉器35年ぶり刷新
▼化学工業日報▼
・UBE ガス分離膜を増強 山口・堺で26年稼働
・ユニチカ 樹脂の受託製造を拡大 共重合PET取り扱い
・ソータス 化学向けDXサービス拡充 工程管理・販売を支援 海外法規制DB連携も
▼日経MJ▼
・アシックス復活へ駆け出す 19年ぶり日本新貢献/箱根駅伝シェア急回復 東京マラソン有望株も育成
・オートロック住戸でも置き配 三菱地所系などIT活用 エントランス解錠、玄関前に
・ローランド、米DWとドラム開発 電子でも演奏、名器の音再現
<本日の相場>
本日の日本株相場は小幅高となりそうだ。昨晩の米国市場は主要3指数が揃って上昇した。1月のPCEデフレーターが市場予想通りの結果となり、買い安心感が広がった。ハイテク株を中心に買われ、ナスダックが21年11月以来の史上最高値更新となったほか、SOX指数も大幅に上昇した。本日の日本株は、昨晩の米国株高を受けて小幅高の展開となりそうだ。
〇3月の日本株は底堅い推移を見込む
3月の日本株は底堅い推移となろう。日経平均株価は今年に入って17%上昇しており短期的な過熱感が高まっていることから、上値を積極的に追う動きは限られそうだが、日経平均株価が史上最高値を更新したことで先高期待が高まっており、下値では押し目買いの動きが見られよう。3月相場の注目点は、中旬にヤマ場を迎える春闘の回答結果と、18-19日に開催される日銀の金融政策決定会合となろう。3月期末での政策変更は金融機関へのマイナス影響が大きいことや4月には日銀短観や支店長
会議で追加情報が得られること、展望リポートが公表されることなどから、4月の日銀会合でのマイナス金利の解除を予想しているが、3月会合での政策変更を見込む向きもあり、3月会合もライブとなりそうだ。ただ、いずれにしてもマーケットではマイナス金利の解除を既に織り込んでいるほか、低調な内需を考慮すると、マイナス金利解除後の大幅な利上げは予想し難く、マーケットへの影響は一時的なものに留まりそうだ。マイナス金利の解除は日本経済がデフレ脱却に向けて動き始めた証左でもあり、中長期的に見ればポジティブに評価できよう。
〇来期の業績回復が期待される電子部品銘柄に注目したい
来期の業績回復が期待される電子部品銘柄に注目したい。24/3期3Q累計決算は、低調なIT関連投資や中国景気の減速などにより、電子部品大手8社の内、ニデックを除く7社が前年同期比で最終減益となった。ただ、在庫調整が進んでいるほか、低迷が続いていたスマホ需要にも底入れ感が出始めており、電子部品企業は来期の業績回復が期待されよう。個別企業では、23年末までに在庫調整が完了し、来期の業績回復が期待される村田製(6981)や、スマホ向け電池販売が想定以上に好調なTDK(6762)などに注目したい。
その他、相場状況は下記⬇️から
https://okanejijyo.com/2024/03/株式市場オーバーナイト概況2024年3月1日/