株式市場オーバーナイト概況(2024年2月26日) | kab13の株式投資情報

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レーティング情報などを配信しています。マーケットに対峙する方へ、少しでも情報の上乗せになればと思います。

【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●今週の相場
●今週の予定
●本日の決算発表予定

米国市場動向:セクターでは、前日売られた公益が反発。風力発電プロジェクトの売却を発表したDominion Energy(D)+5.0%でセクターの上昇に貢献した。素材は化学のAlbemarle(ALB)+2.1%、容器・包装のBall(BALL) +2.1%と前日売られた銘柄が反発した。一方で、エネルギーは予想を下回る決算と失望的なガイダンスを発表したEOG Resources(EOG)-39%。一般消費財・サービスは前日大幅高したオンライン旅行サービスのBooking Holdings (BKNG)が、予想を上回る決算を発表したものの宿泊予約件数の減速見通しが嫌気され、-10.1%Tesla(TSLA)-2.8%でセクターを押し下げた。情報技術はソフトウェアが健闘したが、半導体は反落、SOX指数は-1.12%。コミュニケーション・サービスは予想を下回る決算となったメディアのWarner Bros. Discovery(WBD)-9.9%

US時間外

 

◇上昇銘柄◇

RLAY(バイオテック): 4Q決算における1株あたり損失67C、事前予想77c

IBRX(医薬品開発): 前日引け後に90万株のブロックトレード発生し、立会内で直近15週で最大の下げ(-17%)、時間外で戻す

 

◇下落銘柄◇

LUNR(宇宙関連): 商業ベンチャー初の月面着陸、立会内では15%上昇も時間外ではそこから30%下落

TARS(バイファーマ): 立会内で52週高値の$31.86を記録


日本株ADR

 

◇上昇銘柄◇

7003(三井E&S) 米港湾投資でクレーンの米国内生産再開方針

7956(ピジョンバイオマスプラスチック使用の哺乳瓶開発、素材は外資と提携

 

◇下落銘柄◇

7752(リコー現在株価ベースで配当利回り2.8%、落ち後を見据えた売りも

6753(シャープマルチコピー機を全国のミニストップ1,800店舗に納入


日本株ADR

 

◇上昇銘柄◇

7003(三井E&S) 米港湾投資でクレーンの米国内生産再開方針

7956(ピジョンバイオマスプラスチック使用の哺乳瓶開発、素材は外資と提携

 

◇下落銘柄◇

7752(リコー現在株価ベースで配当利回り2.8%、落ち後を見据えた売りも

6753(シャープマルチコピー機を全国のミニストップ1,800店舗に納入


今週の相場

今週の日本株相場は堅調な展開となろう。良好な企業業績への評価や 関心を一段と高める話題であり、日本株の追い風となろう。東証改革による資本効率の改善に対する期待に加え、円安基調も追い風となりそうだ。主力株が牽引する形で、日経平均株価は再び上値を試す場面もあろう。一方、日米の主要企業の決算発表シーズンが一巡し、投資家の関心は再びマクロ経済の動向へと向かおう。国内が手掛かり材料に乏しい中、週末にかけては重要経済指標の発表が相次ぐ米国株市場の動向に一喜一憂する場面もありそうだ。

 

〇日経平均株価は史上最高値を更新

先週末、日経平均株価はバブル期につけた史上最高値を更新した。日経平均株価は20004月の銘柄大量入れ替えで指数の連続性は途切れているが、それでもバブル期に付けた史上最高値を更新したことで、日本の変化の象徴として、国内外の投資家による日本株への関心を一段と高めよう。英アームの決算をきっかけとした28日以降の上昇局面では、日経平均株価の上昇幅2,979円のうち、ソフトバンクグループ、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、アドバンテストの4銘柄で1,956円を占めており、直近の株価の上昇は一部の値がさ株主導によるものとなっている。ただ、もう少し長い目で見た場合、昨年の春以降の株価の上昇局面では、日本のデフレ脱却や日本企業のガバナンスの改善期待、中国からの資金シフトなどにより、海外の投資家が日本株を買っており、この傾向は今後も変わらないものと思われる。特に、海外の投資家が最も重要視している日本のデフレ脱却はこれからが本番であり、海外投資家の日本株買いが継続する要因となりそうだ。なお、週末には米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が日本の五大商社の保有比率を約9%引き上げたと伝わった。海外投資家の日本株への今週の日本株相場は堅調な展開となろう。良好な企業業績への評価や 関心を一段と高める話題であり、日本株の追い風となろう。


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