子供の頃 大きな木の下に埋めた宝箱。
いつかその場所を忘れてしまい 結局見つからない人。
掘り起こしに成功し 大切な思い出を見つけ出した人。
つくば万博で 未来の自分へと投函した手紙。
引越しを重ね ついに手元に届かなかった人。
20年ぶりに自分の下手だった字を見て「子供に怒れないじゃん」と反省する人。
それとも 押入れの片隅から 小さな頃のお絵かき帳が出てきて
懐かしく子供の頃を思い出す人。
物には様々な思い出が詰まり、それを見る事で
当時の記憶が目の前に広がるようによみがえる。
まるで タイムカプセルのように。
ところで 現代のタイムカプセルは いささかその状況が変わりつつあるようだ。
未来の自分に向けて Eメールを送ろうという試みである。
>配信日は30年後まで選べるが、大半のユーザーは数年後に設定するという。
「メールの文面としては、未来の自分に過去の自分のことを知らせる内容と、
過去の志を果たしたかどうかを尋ねる内容が多い」と、スライ氏は説明する。
「優しい語調ばかりとは限らない。
むしろ『何をさぼってるんだ』といった調子が目立つ」という
アドレスを途中で勝手に変更した場合等、一部問題も残されているが
1カ月半の期間中に、14万通ものメールが集まったという。
配信日として上限の20年後を指定した応募者は約2割だった。
現代の子供たちは生まれた頃からインターネット環境にあり
Eメールもなにより身近な存在だからこそのサービスなのだろう。
いつか自分の子供くらいの自分から 届いたメールは
大きな木の根元を掘り起こし 発掘したタイムカプセルほどの感動を生むだろうか。