最近、珈琲にはまっている。珈琲の豆を挽いて

味わう楽しみを、この歳になって体験している

 

子供の頃、父が珈琲を飲む度にアンティークな

コーヒーミルで豆を挽いていたこと思い出す。

珈琲の味も香りも理解できない上に、いかにも

面倒くさそうな行為に疑問しかなかったと思う

 

しかし何でも試してみるものだと思う。珈琲豆

といっても香り、苦味、酸味、コク、果実感と

様々な味わいがある。手動のミルで挽く時に、

ドリッパーにお湯を注ぐ時に、立ち上がる香り

珈琲を味わうことは、豆を挽き、珈琲を淹れる

という行為から始まっている至福の作業である

 

いつもの日本酒も、珈琲も同じ様なものである

その飲み物が作られた過程に想いを寄せると、

さらに味わいが印象深く、輪郭が確かになる。

 

そんなこんなで美味しい珈琲を求め、珈琲店を

巡り、その香りに誘われ、珈琲店をはしごする

 

 

 

 

 

そして、辿り着いたのはコメダ珈琲店である。

何やらメニュー看板に、そびえるという表現が

似合うようなスイーツがある。珈琲を飲みに

来たのに、こんもりとしたその姿に惹かれる。

 

 

 

 

 

シロノワールである。外はサクサクとしていて

中はふんわりと焼き上げられたデニッシュに、

ソフトクリームが鎮座している。珈琲を深く

味わうつもりが、その熱くて冷たくて甘い食感

の虜となる。淹れたての珈琲も霞んで見える。

 

フランス語で、黒をノワールといい、黒っぽい

デニッシュ生地の上に、白いソフトクリームが

乗っていることから、シロノワールと名付けら

れたらしい。この歳になって出会うスイーツに

なりふりかまわず視覚も味覚も魅せられている

 

また、深い香りとコクのある美味しい珈琲と、

とっておきのスイーツを求める旅に出かけよう