嬉しかった賞 | Kaal Blog

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昨日の3連休最終日。

行ってまいりました。吉祥寺(日帰り)。

 

 

東京は終日雨にて寒い。。。

 

この日は同日開催される

「第19回吉祥寺国際アニメーション映画祭」

にノミネーターとして

出席するために訪れました。

 

 

いつも通り早めに到着し

街をしばし散策。

 

最近創作で色んな街に行きますが

基本ひとり旅なので

気ままに目的なく街ブラするのが

本当に楽しいですね。

吉祥寺は商店街も充実していて

好きな街です。

 

駅前のサンロード商店街。

 

 

楳図かずお先生ゆかりの地。と、いう事で

(まことちゃんハウスは吉祥寺にございます)

商店街にはマコトちゃんフラッグが!

 

 

すっごく愉快で、ずっと上を向いて歩いてました(笑

そして適当に入った店で昼飲み。

 

 

僕くらいになると

映画祭の寸前に

平気で飲酒する事もできます(笑

餃子も食べます(その後ブレスケアします)

 

しかしお店の入り口に

映画祭のポスターを発見し

「は!」っと我に帰り

ハシゴするのは流石に辞めました。。。

 

 

駅から徒歩5分。

「武蔵野ホール」に到着。

なんともレトロで趣のあるホールでした。

 

 

開演まで少し探検してしみたのですが、

古い映画館の懐かしい匂いがして(笑

とても落ち着く。。。

 

 

お胸にお花をつけて着席。

なんか卒業式を思い出しました。

 

 

この映画祭は3日間行われていて

この日のコンペティションは最終日だったのですが

入場無料。と、いうこともあり

これまで2日間は満席。

コンペティションに至っても

3分の2程

沢山のお客さんが入っていました。

 

審査員の方々がとにかく

名だたる監督さんばかりなので

本当に参加できるだけで

お話を聞けるだけで貴重な経験かと感じました。

将来アニメーション監督を目指す

美大生さんもチラホラ。

 

 

この日、ノミネートされた

海外、国内含め14作品を

全て拝見いたしました。

 

率直に感じたのが

物凄い高いクオリティー。。。。

 

全作品の半分くらいは芸大生、及び院生の

作品だったのですが

正直観ていて

あまりのレベルの高さに

「俺、ヤバイな。。」と感じました。

しかし自分の作品の上映中

後ろに座っていた人が

「クスクス」笑っていたのが何よりも救いでした。

 

実写の映画祭に関しては

正直言うと

数作品観るのは結構しんどかったりするのですが(笑

アニメは本当に楽しく拝見できました。

一言で全作品、素晴らしく

よくわからないですが

「嬉しい」という感情さえ芽生えました。(笑

 

そして授賞式。

その前

他のアニメ作品で音楽監督されてた方と

外でタバコ吸いながら話が盛り上がり

若干、遅刻(笑

 

で、

結果

なんと。。。。

 

 

ギャグアニメ賞をいただきました!!!!

 

 

この「ギャグアニメ賞」

審査員曰く、数年、「該当者無し」の賞で

久しく出た。との事でした。

 

トロフィーが出たのは上位3つの賞でしたので

記念になり嬉しかったです。。。

 

 

これまで実写含め、沢山の賞を頂いたのですが

アニメーションにおいては

受賞歴が少ないもので

単純に少年の様に無邪気に嬉しかったです。

そして

「ギャグアニメ賞」って。。。

僕にとってはグランプリみたいなものです。

 

名前が呼ばれた瞬間

何故かイベントスタッフさんとハイタッチしました(笑

僕の馬鹿な作品は必ず

内スタッフさんでツボに入る方がいます。

 

そして実写もそうですが

アニメーション制作って

求めると専門性が高いと感じるのですが

自分は誰に習った訳でもなく

そんな仕事に就いた訳でもなく

中年になって始めた事で。

詳細にいうと

コロナ期間中、仕事なくて暇だったので

やってみた。と、いう事で。(笑

 

そんな創作がこの様な形で

沢山の人に観てもらって

おまけに「賞」というご褒美まで頂ける。と

いう事。

本当に素晴らしい事。と感じました。

 

こういった文化芸術関連の催しって

全国色んな場所で開催されているのですが

個人的には専門性が高く

入り込みづらい分野なのかな。と感じています。

ですが、僕の様に「楽しい」だけで

制作し「楽しく観てもらいたい」だけで

参加するのも十分な意義かと感じています。

 

僕のアニメーションは作品は

他のどの作品よりも

作り込みに関しては確実に劣っています。ので

きっと、それ以外の

部分を評価頂いたのかと感じます。

 

年齢も関係ないと思いますね。

勿論体力や集中力は(情熱も)若者に叶いませんが

ある程度色んな経験をしてきたから。できる

表現というのもあるのかな。と感じています。

 

なので、どんどん物怖じなく

誰の目を気にする事なく

ものづくり。しましょう。と感じます。

誰に何を言われても

気にする事なんてありません。

僕なんか40歳前に突然絵を描き始めて

今まで散々

「いい歳して何目指してるの?」と

数万回言われ続けましたが(笑

今は流石に誰も何も言いません。

 

とにかく昨年から短編映画共に

休日返上で色んな場所で

ステージに立たせて頂きました。

 

長野で松本城も観ましたし

函館で海鮮も食いました。。

センター街でレッドカーペットも歩きましたし

佐世保も行きました。

原宿で展示会もしました。。。

 

中には行けない場所もありましたが

今の所、全て創作の旅が終了。

お疲れ様でした「俺」です。

 

そして僕のアホな物作りに携わって頂ける方々にも

都度、改めて感謝ですね。

きっと、もうそろそろいい加減にしてくれ。と

言われるのだろうと感じます(笑

 

創る労力。と、観てもらう労力。

言い換えと

創る楽しみ。と、観てもらう楽しみ。

 

今後もそんな感じで、体力と気力が持つ限り

新しいことにチャレンジして行けたらと

考えています。そして

仕事は保守的にして行けたらと思います(笑