2024年映画1本目は2019年日本制作
「ひとくず」
【超ざっくりストーリーは】
母親の恋人から虐待を受け、母親からは育児放棄されている少女・鞠。
ガスも電気も止められた家に置き去りにされた彼女のもとに、ある日、さまざまな犯罪を繰り返してきた男・金田が空き巣に入る。
幼いころに自身も虐待を受けていた金田は、鞠の姿にかつての自分を重ね、自分なりの方法で彼女を助けようと、鞠を虐待していた母親の恋人を殺してしまう。
一方、鞠の母親である凜も、実は幼いころに虐待を受けて育ち、そのせいで子どもとの接し方がわからずにいた。
金田と凜と鞠の3人は、不器用ながらも共に暮らし始め、やがて本物の家族のようになっていくが……。
(映画.comより)
【感想は】
正月早々の朝っぱちから泣いちまったじゃね〜か。ぐすん。
で、86点!
まったくの予備知識なしで見ました。
母親の彼氏から虐待を受け、育児放棄を受けた少女が出てきます。
実話を元にした「子宮に沈める」は勇気がなくてまだ観れていませんが
「元旦の朝っぱちから虐待の映画かぁ・・・・」とちょっぴり憂鬱になりながら見始めます。
この手の映画や報道を目にする度に
「そんなことするんだったらウチの玄関に置いていけよ!ちゃんと育てるから!」
と思ってしまいます。
虐待をする親って虐待を受けて育った確率が高いようです。
そして、そんな母親の彼氏が虐待している事件も多いようです。
どこからそんな虐待のスパイラルが始まるのでしょうか。
本作は子供の虐待を扱っていますが、ちゃんとハッピーエンドになるのでご安心ください。
最後は泣いちゃって、朝から2回観ちゃいました。
主題歌の「HITOKUZU」はギターの音色が美しく、歌も70年代のフォークソングっぽくていいです。
愛してくれなくて構わない
愛するつもりもないなら
傷つけられても構わない
私が悪いから
夕焼けなんて見たくない
どうせまたすぐに夜が来る
神様なんて頼まない
だっていないから
どうしてこの世に私を呼んだの?
あなたを追いかける力なんてもうないよ
お願いそばにいて
母を思う子供の詩でなかなか切ないですけど。
あっ、YouTubeで聴いたらまた涙が出て来ちゃった。
おっさん、年々、涙もろい。