わたくしには、本当は苦手なのだが実は克服したい物がいくつかある。

出来ない事を克服するより出来る事を伸ばして行くべきだ、と思っていたものの、やはり克服したいものが3つある。


1、学校の勉強


2、水泳


3、ダンス


1、に関しては42歳にして高卒認定試験を受験したりとだいぶ苦手意識は克服してきてはいるが、まだ苦手。



2、に関しては、普通にクロールで頑張って泳ごうとすると監視員が溺れているのかと勘違いするレベルなので、少し前から長男(23歳)に教えてもらっているが、未だにクロールが綺麗に出来ない。



3、のダンスは、昔、ミュージカルに出演する事があって、その時の役柄が「病気で死にそうな役」で、全員で踊るフィナーレのダンスを真剣に踊っていたらダンスの先生から「ダンスに役のキャラクターは要らない!」と注意された事がある。

つまりのところ、渾身のわたくしのダンスの姿は「死にそうな人」、もしくはゾンビにしか見えなかったのだろう。

自分の中ではキレッッキレのダンスだったのに。

その後、さらなる練習を積んで舞台のダンスに挑んでいるが、ダンスの先生には毎度「振り付けはあっているんだが、何かが違う」と、言われた。


何かが違う。

ナニカガチガウ。


わたくしのダンスはもはや説明出来ない何かのレベルの所に行ってしまった。

しかしながら、ダンスが嫌いな訳ではない。

むしろ踊っていると気分が高揚してくるし、ミュージカルや舞台のダンスはみんながビタッと合うととても気持ちが良いものなんです。

あくまでも苦手なのです。

いや、正確にいうと自分の中ではそこまで苦手ではないのです。


周りに「何かが違う」と言われる事によって、とりあえず苦手という事にしてる苦手なのです。

皆んなと同じ様にしていても出て来てしまうのが個性と、思っていたけど、それもどうやら違うようです。


今回の11月公演の明治座の舞台のお話を頂いた時にも
「ダンスは得意ではないですが大丈夫でしょうか」と確認したら「大丈夫」と言われたのだけど、さてどうなるか。


何が言いたいのか、といいますとね、昨日からダンスの稽古が始まりました。

これが結構ハードなダンスなんですわ。


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わたくしだけ、やはり何かが違う。


おわり。