こんにちは、渡邉彩です。

 

今日は、妊婦さんの腰痛について書きます。

 

妊娠すると、出産への身体の準備が始まり、リラキシンホルモンという関節や靭帯を緩めるホルモンが出てきます。

 

このホルモンは、生理中にも出ていて、排卵が小さな妊娠、生理が小さな出産と言われているものです。

 

生理中も腰が痛くなったり、眠い、だるい、骨盤が緩んでいるような感じがしませんか?

 

そのホルモンが、妊娠初期から産後半年くらいまで分泌していると考えられています。

 

赤ちゃんが通る産道を確保するために、徐々に緩んでスムーズな出産に繋がるのですが、それは昔の人の話です。

 

農作業や和式トイレ、畳の生活で足腰が丈夫な身体が緩むと、程よい緩いで健やかな妊娠・出産が迎えられます。

 

 

では、現代はどうでしょう。

 

ボタンひとつで動く便利な家電、椅子の生活、座りっぱなしの仕事、車や乗り物などエレベーターでの移動、運動不足。

 

意識しないと、なかなか身体を動かす機会がありません。

 

なので、足腰の筋肉が強くない状態です。

 

そんな状態で妊娠をすると、先ほど出てきたリラキシンホルモンで関節や靭帯が緩んだ上に、羊水や胎盤などをあわせて、臨月には10㎏近くに増える体重。

 

関節や靭帯が緩んだ状態で、10㎏の米俵をずっとおなかにぶら下げている状態なのです。

 

座っているだけでも重く、たち上がったり、歩いたり、寝返りなんかも、大変なのは想像がつきますよね?

 

そんな米俵がおなかにあるということは、身体の重心が前のめりになってしまいます。

 

そうならないために、腰や背中の筋肉、また上半身の体重を受け止めてくれている股関節が、頑張って支えてくれているのです。

 

元々筋肉があるならいいのですが、妊娠中に何もケアをしないなら、痛みが出るのは一目瞭然ですね。

 

よく産んだら治るといいますが、産後はまとまって休む時間がありませんし、赤ちゃんの体重は日に日に増えて、あっという間に大きくなります。

 

妊娠中に腰痛を我慢していて、産後に無理をしてしまい、ギックリ腰やヘルニアで動けなくなってしまう方もいるのです。

 

また、妊娠中に身体を整えておくことで、子宮の形も整い、赤ちゃんへの栄養や成長にも良好に繋がります。

 

身体の痛みをケアしておくことで、スムーズな出産や産後の回復にも繋がりますよ。

 

妊婦整体を受けられた方は、皆さん安産の方が多いのも事実です。

 

妊娠期こそ、身体のメンテナンスが必要な時期だと思います。

 

しっかりケアをして、快適なマタニティライフ、想い出に残る感動的な出産をどうぞお迎えください。

 

妊婦整体は、安定期に入る妊娠5か月から施術が受けられますので、たくさんのご来院をお待ちしております。

 

マタニティ整体千葉美浜店~BabyMamaSalon~

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