慶尚北道を愛する親睦会「飲食知味方」(ウムシクティミバン)を食す会に参加その①の続きです。
会場は、「趙善玉料理研究院」。
私、1番乗りだったようで。
写真撮り放題です
既にテーブルにはお料理がセッティングされて、ラップが掛かってました。
今回は、20名弱の参加だったようです。
見た目も綺麗で、懐石料理のようです。
右側におしながきが置いてあるので、これを見ながら頂きます。
コンゴキムルキムチ(水キムチ) 本来キジ肉を使うそうですが、この日は鶏肉でした。
トンアトンチェ (冬瓜の和え物)
一番手前のピンクのは、冬瓜です。(料理名がわからず。。。)
チョンボ・へサムチム(アワビとナマコ、鶏肉の蒸し物)
実は、ナマコはお初
見た目がグロイので、今まで食べたことが無かったんですが。
コリコリとした食感が、なかなか美味。
なんでも挑戦してみないとね。
アワビは柔らかくて、うま味が凝縮されました。
今回は鶏肉でしたが、こちらも本来はキジ肉を使うそうです。
タックンヌんポ(焼いた鶏肉とハチノス、行者ニンニクとニンニク添え)
骨つきの鶏肉は、香ばしくて、ダイナミックに手づかみで頂きました。
お隣の方が鶏肉を行者ニンニクで巻いて食べていたので、真似して頂いてみました。
行者ニンニク大好きなので、思わずニンマリです。
スライスニンニクは、山椒と塩で味付けしてあるそうで。
山椒味のニンニク、これは珍しいお味です。
左側は、コンコギチャンチ(きゅうりと鶏肉の和え物)
右側は、先生のお手製キムチ
「飲食知味方」(ウムシクティミバン)は、本来唐辛子が入ったキムチは出ないそうですが。
今回は特別に出して頂きました。
このキムチ、美味しかったですよ~
〆は、ナンミョン
この麺、小麦粉と卵だけで作ってあるそうです。
出汁は鶏肉のゆで汁を使っているそうで、とっても優しい味つけでした。
ちょっと刺激が欲しかったので、先ほど出していただいたキムチと一緒に頂きました。
最後にデザートも用意してくださって。
これも「飲食知味方」(ウムシクティミバン)のレシピで作られているそうです。
350年前に、こんなデザートも食べられてたんですね。
ちょっと驚きでした。
オミジャ茶に入っているのは、片栗粉で作った麺が入ってました。
唐辛子がまだ韓国に入ってくる前の「飲食知味方」(ウムシクティミバン)
刺激的な現在の韓国料理とは別物ですが、これが韓国料理の原点の味なんですね。
17世紀に書かれた「飲食知味方」(ウムシクティミバン)の再現料理は、どれも美味しくて。
食材の本来の味を楽しめる、奥深いお料理でした。
後日談ですが、今回このお料理を再現された趙善玉先生は、英陽のトゥドゥル村まで行かれたそう。
本の著者「張桂香(チャン・ゲヒャン)」の子孫の方が今現在もこの村に住まわれていて。
この方のところに嫁いだお嫁さんから、直接お料理を習われたそうです。
350年前の味を守っていらっしゃる方がいるというのも驚きですが。
先生曰く。。。
「私は料理研究家なので、レシピを見れば料理は作れます。
だけど、その土地に行き直接習わないといけないと思いました。」
料理に対する情熱が半端ないです。
凄いですね~
これからも趙善玉先生は、トゥドゥル村に通い「飲食知味方」(ウムシクティミバン)に記載されているお料理を少しずつ教えてもらうようです。
帰り際、お土産も頂きました。
この韓菓も「飲食知味方」(ウムシクティミバン)のレシピで作られたとの事です。
甘みはハチミツのみ、シナモンの香りがして素朴だけど味わい深いお菓子でした。
慶尚北道の紹介マガジンがVol.1 から最新版のVol.3 まで用意されていました。
今回の「飲食知味方」(ウムシクティミバン)を食す会に参加できて。
とても貴重なお料理を頂くことができました。
韓国料理は奥が深いですね。
まだまだ食べたことが無いお料理がたくさんあります。
これからも、せっせと韓国料理を食べ続けたいと思います
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