以前 1月18日の海上保安庁の日に紹介いたしました、巡視船PLH31しきしまが老朽化により、今年4月15日をもって引退となることがきまりました。
巡視船しきしまは、フランス・シエルブールから東海港(茨城県)までプルトニウムの輸送船を護衛する目的で建造されたもので、1992年4月8日に竣工、横浜海上保安部(第三管区海上保安本部)に配属され、同年11月7日から翌1993年1月5日にかけて行われたプルトニウム輸送の護衛任務にあたりました。
任務の特殊性から、フランスから日本まで途中無寄港で航行できるように、従来の巡視船よりも各段に航続距離が長く、また、速力も25ノット以上、武装も35ミリ連装機銃2基と20ミリ多銃身機銃2基を備え、日本の巡視船で初めて7千トン越えの排水量の大型船となっていました。
プルトニウム運搬護衛という元々の目的での任務は一回だけだったものの、航続距離が長く長期に航行できること、高性能ヘリ2機を搭載していることから、警備や救難等に能力を発揮し、G7広島サミットでの海上警備、能登半島地震での支援等にも活躍したとのことです。
すでに、隠退後の後継となる、二代目PLH31しきしまが進水しているそうです。
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