先ほどまでの雨は上がりましたが。すごく湿度が高く蒸し暑い感じです。
15時5分前、津和野駅の改札がはじまりました。
すでにSLやまぐち号の列車には先頭部にC571が連結され、定位置に停車しています。
先頭部では機関車付近に人があつまり、記念撮影をしています。
乗車する車両は機関車の次位の1号車、展望車風客車です。スハフ13 701 もと臨時急行等のための客車でブルーの車体に白線2本をまとっていたとおもいますが、車内外ともにやまぐち号用に改装されています。
残念ながら 煙が入って危険とのことで展望デッキは閉鎖されていました。展望室のガラス越しにテンダーが見えます。
車内は落ち着いた雰囲気でゆったりとくつろげます。
車外の湿度と気温が高く、車内のほうが涼しいので、窓ガラスは曇っています。そっと手を触れましたが曇りは取れません。ガラスの外側が曇っているのです。
15:19 津和野発車。
駅をでると、多くの人が手を振っています。 カメラを構えている人もいっぱいいます。 線路に並行する道路、線路際の住宅の窓や庭、いろいろなところから多くの人が手を振っています。 なんだか、皇室の車列のような感じです。
列車やゆっくりと山間部の坂を下ってゆきます。ドラフト音はやはりうちのワンコと同じです。 ときおり聞こえる汽笛がちがうかな。
15:41徳佐、 １５：４７鍋倉と停車して、16時過ぎ、長門峡到着。 まだまだ乗っていたい気分ですが、ここで下車します。
ホームに降り立ち、列車の先頭部に行きました。
まもなく発車時刻。 乗務員が ホームの人に向かって 汽笛がなるよ と 耳をふさぐ仕草。
そして、
汽笛一声！！
白い蒸気とともに、圧倒的な汽笛の中に取り囲まれた世界。聞こえるという感覚ではありません。
体の中も、外も、周りの景色も人も、すべての世界が汽笛の中に包み込まれました。
汽笛が世界のすべての隅々まで染み渡り、すべてを埋め尽くします。
16:06 列車はゆっくりと発車しました。
ワンコの息遣い いや ドラフト音を響かせて新山口にむけて姿を消しました。
PS 今回の文章を書き終わってあと1行くらいのところで何か変なボタンをクリックしたのか、画面が変わって、それまで 今日書いたすべての文字と写真が消えて今いました。再度思い出しながら書き直したので、時間が遅くなりました。
うーん。 猫の恩返し が終わるころ、ほぼできあがっていたのだが(｡＞0＜｡)
この発車風景はビデオも撮影したのですが、残念ながら、圧倒的な汽笛はビデオカメラの許容範囲を超えていて、ジジジという音しかはいっていませんでした。
それでも雰囲気はわかると思うので、別途動画としてアップいたします。
さて、これから、駅をでて、今回の目的地に向かいます。