〇 大衆演劇の未来は明るいか暗いか 明暗を分けるのは客層と世代だ。これは劇団・劇場経営戦略も同じだ。
そこで、同列にはいかないがただいま躍進中のスーパーに学ぶところはないか。発展やまないスーパーといえば、西の業務スーパーと東のロピアだ。どちらも30年先を見据えている。
例えばロピアの場合はこうだ。
『ロピアではターゲットを「30〜40代の夫婦に子ども2人の4人家族」と設定している。 単身・高齢化が進む中で少数派の世帯像だ。 関東営業本部長を務める水元仁志取締役は「お年寄りをターゲットとしたところには若い人は絶対来ないが、若い人が集まるところにはお年寄りも集まる」と狙いを説明する。』
芸能でいえば、かなり推論になるが…
吉本興業の漫才劇場は10代〜20代にターゲットを絞っていて、なんば花月(吉本新喜劇)は4.50代〜ファミリー層と棲み分けがある。
歌舞伎と宝塚は中年女性層。
文楽・講談・浪曲など古典芸能は高年齢層。
落語は漫才と浪曲・講談の中間あたりの層が厚い。
やはりそうなのだ。未来を見据えれば、決めては30代〜40代。欲を言えばファミリーだ。
なかなかやるな 大阪風竜座 森川竜馬座長❗
大衆演劇を一新させるような発想で劇とショーを実験的に構成できないものだろうか 自分たちだけ、今だけ、カネだけ、そのためにファンを囲い込みたいという考えから、さらに、次の時代のより先の先を見据えた未来図がほしい。
それを描くものはだれか、その主体は、日本をそれぞれの地域で担う興行師さんたちである。日本の大衆演劇文化発展のために興行師さんたちが親睦を超えた政治力ある業界連合をつくるべきである。
さっそく、この記事にコメントを頂きました。
🔴 あみちゃん様 ありがとうございます。
篠原演劇企画さん、やりますな。三咲座長も素晴らしい。KANSAIでのイベントにも期待しています。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/325238