〇 言葉の規制がうるさい時代である。あまり言葉狩り的なことをやると芸能や舞台芸術に影響がでる。
それは、テレビ等だけにして貰いたい。落語にもいわいるバレ噺、艶話というものがあり本にもなっている。
(映画 寝ずの番 ラスト部分)
桂米朝さん、露の五郎さん、笑福亭松鶴さんは舞台でよく演じておられた。出囃子の中にも『因州因幡』というのもあり名残をとどめている。
柳家三亀松さんの新内にも惚れるものがある。
上記の中島らも原作の映画『ねずの番』にはこれでもかというほど艶話が出てきて小気味よい。ストレートな言い回しじゃなく、ある種の品とウイットが備わったものが『エロ』だと私は思う。
いわば、『エロ』とは人生を大らかにしてくれる調味料だ。大衆演劇でも『エロ』をもっと演じて欲しいものだ。
芝居の中にも時に濡れ場があってもいいじゃないか
おしまい 紀州屋