師弟(父子)相伝といわれ、幼少時代から舞台に立つ歌舞伎界ですら昨今の様相は変化してきている。
吉本芸能のタレントからニュースキャスターを務める人や起業家が何人も出ている昨今の時代状況がある。
異論反論を覚悟で言うならば大衆演劇界においても、たとえ少数であっても豊富な社会人経験者と高学歴の人も必要である。家族主義は劇団の屋台骨で大事な要素であるが新しい血液を入れないと発展がむつかしいときがくる。
新メンバーを多くの劇団が欲しているのはわかるが劇団の後継は実力だけではなく、おおむね子と決まっている世界に大きく自分を試したい若手は躊躇せざるを得ない。苦労覚悟で入ってきても縁故者以外にチャンスがないとなると先が見えてしまう。
更に言うならば中学校までの義務教育だけでいいという考えでは次の時代は開けないし、人脈も広がらない。確かに、芸の伝承には学問・高学歴は不要かもしれないが令和の時代は世代の幅広い人脈の交流を大事な要素としている。
ヨコ社会の人脈を広げることが自らの専門を足元から築き上げることになると思うからである。
大衆演劇界からも広く芸能界を率いるリーダーも議員も市長もキャスターも出て欲しい。
あらゆる文化の担い手のヨコ人脈を築くために。
補足的に言うならば、現在の大衆演劇界の中にも多数の高学歴の人材、英語を堪能にこなす女優さんもいらっしることは存知している。
私が嘆くのは学びにあまり価値をおかない古い体質・風潮を嘆くだけである。
これは、劇団だけのことではない。大衆演劇界の未来は興業主、興業社の掌中にある。
大きな業界改革と次代を担う人材育成、劇団を超えて役者が安心して仕事ができる環境づくり・体制づくりの責任が求められている。
九州、関西、関東の垣根を乗り越え、更には全国組織の結成発展そして各芸能領域の橋渡しだ。
その役割を果たす方はと考えたらあの方しかないだろうと‥‥
思いつくままに
〇高学歴の人たち
あくまで一例 上方中心・故人含む、敬称略
歌舞伎 市川中車(香川照之) 東京大学
歌舞伎 市川右團次 慶応大学
歌舞伎 市川猿翁 慶応大学
歌舞伎 市川亀治郎 慶応大学
歌舞伎 中村勘三郎 慶応大学
狂言師 野村萬斎 東京藝術大学
文楽 竹本住大夫 近畿大学
講談 旭堂南陵 近畿大学
講談 旭堂南左右衛門 近畿大学
講談 旭堂南海 大阪大学
講談 旭堂南龍 近畿大学
落語 笑福亭たま 京都大学
落語 桂米朝 大東文化大学
落語 桂福丸 京都大学
落語 桂枝雀 神戸大学
落語 桂文珍 京都産業大学
落語 六代 桂文枝 関西大学
落語 桂小春団治 立命館大学
浪曲 春野恵子 東京大学
浪曲 京山幸太 大阪芸大
漫才 おしどりマコ 鳥取大学医学部
漫才 ロザン 京都大学
漫才 ナイツ 創価大学
新喜劇 藤山扇治郎 関西大学
ちんどんや 林弘次郎 立命館大学
ちんどんや ジャージー川口 立命館大学
マジック 入江田翔太 東京大学
音頭 鉄砲光三郎 関西学院大学
劇団 劇団四季 浅利慶太 慶応大学
ほか多数
〇議員経験者 国会・地方
漫才 西川きよし 参院
漫才 横山ノック 参院
漫才 コロンビアトップ 参院
落語 立川談志 参院
プロレス アントニオ猪木 参院
物まね プリティ長島 県議
タレント 東国原英夫 知事
タレント 玉城デニー 知事
役者 中村敦夫 参院
役者 山本太郎 参院
音頭 生駒はじめ 市会
吉本新喜劇 船場太郎 市会議長
漫才 青空球児 区議
ほか多数
