壮絶な芸人として生きた「大石順教」と「中村久子」の生涯、芸と見世物 | 紀州屋良五郎 ☆大衆演劇・上方芸能☆情報系ブログ

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まいどおおきに~

大石順教の自伝「無手の法悦」という本がある。

時は明治、芸妓だった妻吉(大石順教)は酒に溺れた養父により、楼内で6人惨殺された「堀江6人斬り事件」に巻き込まれ両手を切り落とされる。のち大石順教は生きるため、口に筆を咥え文字を書き寄席で芸として披露し生きる。義父を怨まず、すべてを受容し自ら命の声を聞き芸という道を選びとった。その後、尼となり晩年は障害者福祉に尽くす。

あと一人は中村久子。その自伝「こころの手足」

この本にもあるように彼女は幼児の頃の凍傷から脱疽になり両手足を切断。時に、見世物小屋で「だるま娘」として身体を晒し、口で筆を咥えながら文字を書いて見せ芸人とし生きた。ヘレンケラーが「私より不幸な人、私より偉大な人」と賞賛した。そんな人がいた事を芸を志す人は忘れてはならないと思う。

ごきげんようさようなら


芸は命の発露、至芸は銭を超えたところにある・良五郎
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