まいどおおきに~
映画「柘榴坂の仇討ち」の殺陣はホンモノだ。
あんなのを舞台で観たいものだ。
殺陣指導はあの必殺仕事人・鬼平犯科帳の宇仁貫三が務めた。
中井貴一×阿部寛が激突。中井貴一の妻役には、耐える芯のある女、広末涼子。
それに中村吉右衛門、高島政宏、藤竜也などの豪華俳優人が脇をかためる。
さらに音楽が久石譲とくれば心をうつ作品になるのもうなずける。私が注目したのは殺陣だ。武士としての矜持を保ちながら時代は明治へと大転換する。
明治政府は「仇討ち」は禁ずるの布告を出す。まさにその日に宿敵に出逢う。死闘に勝っても死、負けても死。時代が変わっても矜持は変わらない。互いに義を賭けた剣の激突。是の殺陣には技を越えた深い精神性を感じずにはいられない。
そう想起させるのはやはり台本の力と云う点に行き着く。深みのある芝居には命を射るような台本が必要だと思った。
大衆演劇も口立てだけではなく、台本の重みのある芝居にも挑戦するべき時が来ているように思えた。
殺陣の質は思いの深さからくる・動きは心だ良五郎
ごきげんようさようなら