殺陣師 | 紀州屋良五郎 ☆大衆演劇・上方芸能☆情報系ブログ

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まいど、おおきに




大衆演劇と云えば、すさまじい立ち回り。大衆演劇と云えばチャンバラという時代があった。


最近は、もちろん、外題にも寄るのだが、切れのいい、これぞ立ち回りという殺陣になかなかお目にかかれない。かつては、結構長く、芝居の中で殺陣を楽しめたものだ。


古い映画『殺陣師段平』を見た。劇団においても、是の外題はいろいろなところがとり上げている。


映画も、1950年のマキノ雅弘監督制作のもの以来、幾本も制作された。

なかでも、私は1962年の作品が好きだ。市川雷蔵の沢田正二郎、市川段平が中村鴈治郎のものだ。


ラストのシーンに息をのむ。沢田のいうリアリズムを極めに極めたい段平が自身の死の断末魔に臨み、新しい形の殺陣が是れでおますと息絶え絶えに演ずる。そのシーンは「国定忠治の死のシーンだった」剣を握ったまま、最後を遂げるというラストシーンには鬼気迫るものがある。



芝居は、役者だけが作るものにあらず。殺陣師という脇役・黒子がいて、燦然と輝くものだと思い知らされる。


演芸の世界にも殺陣師たちは活躍した。吉本のチャンバラトリオ、松竹のサムライトリオはとりわけ有名だった。殺陣を取り入れたコミックショーは子ども達にも人気を博した。



もう一回、チャンバラの時代が来てほしい。是れを復活できるのは大衆演劇しかない。



五万回斬られた男、福本清三の初主演作がまもなく、全国ロードショー公開される。映画「太秦ライムライト」芝居と殺陣と裏方を考える格好の教材になると思い楽しみにしている。関心のある方はぜひ見てほしい。



すべての事は裏で決まる………



まえから、うしろから、斬って斬られて芝居バカ・良五郎




ごきげんよう、さようなら